コンセプト
みんなで楽しく使用出来るようなデバイスが作りたかった。
複数人で使用し、遊び方も自由なボールというモチーフを思い付いた。
ボールの中に複数のセンサーを入れることで使用された空間での
人の活動の記録がボールの軌跡などの異なる指標で表示されることを想定した。
使用するセンサー
三軸加速度を利用してボールの角度や速度を検出する。
X軸にド・レ・ミなどの音階
Y軸に音の高さ
Z軸に音の長さ
を当てはめることを検討した。
ボールの中にセンサーを仕込む
振動などの影響でセンサーが壊れないために、
クッション上のものに守られた状態でなければ難しいと考えたため
あまりバウンドしないボールになると想定される。
また、有線だと線がボールを使うタイミングで邪魔なため、
無線での接続であることが望ましい。
三軸センサーに加えて
それに加えて、人がボールをキャッチした時や、
地面や壁に当たった衝撃も検知する必要があるので振動センサーも使用することも検討した。
が、何の指標にするかが思いつかなかったため不採用とした。
使用例
子どもが複数人で遊んだ結果を後で共有してセッションしたりすることで
単純なボール遊びではない遊び方を再度ルールを作ったりして遊ぶことが出来る。
スポーツ競技etc...
新体操のボール競技などで使用することで上手い人の作る音色を
練習する人が真似る形でなかなか教えづらいニュアンスを記録したり、
ボール競技はどうしても点数取ることが目的になってしまうため、
その試合の過程で出て来る音楽を芸術点のように付加したりするのも面白いと考えた。
音から絵に。
ニュートンの色相環は音と色の関係性を描いている。これをさらに利用することで試合の結果が音楽になり絵画にもなる。プロセスが試合の結果とは異なる視点で見えるようになることで今までと異なるプレイヤーが出て来るのでは、と予想している。