事前に用意するもの
必要な材料
・紙の筒
フタ付きのものが望ましいです。
筒状のスナック菓子のパッケージでもOK
・紙コップ
底面が筒の直径と同じか、少し小さいくらいのサイズ
・直径0.7mm程度の針金(2m以上)
・つまようじ
・装飾用品
必要な道具
・糸鋸
筒を切るのに使います。
・キリ
紙コップやフタに穴を開けるのに使います。
・ラジオペンチ
針金を曲げたり切ったりするのに使います。
・カッター
・セロテープ
・丸い棒
針金を巻くために使います。
直径1~2cm程度のものを用意してください。
どんなマイクを作るか考えてみよう
どのくらいの大きさのマイクを作るのか、どのような部品をどのように組み合わせて作るのかを、実際に組み合わせたりしながら考えてみましょう。
筒と紙コップを用意しよう
筒を適切な長さに切る
小型の糸鋸などを使って、筒を自分が作りたいエコーマイクの長さにカットします。
紙コップと筒の繋げ方を考える
紙コップの大きさや筒の太さを考えて、筒と紙コップをどのように繋げるか考えましょう。これによって、中に入れるバネの長さも決まってきます。
筒の終端部を用意する
筒の終端部に針金を固定するため、紙コップや元々のフタなどを使い、どのように終端部を作るか考えます。
針金を巻いてバネを作ろう
残響の心臓部、バネを自力で作ってみます。
針金を丸い棒に巻いてバネを作ります。
針金を切る
針金を1mから2mくらいの長さに切ります。
長ければ長いほど、深く長い残響が得られます。逆に長さが短いとサラッとした短い残響が得られます。
針金を巻く
丸棒を利用して針金を巻き、バネを作ります。
動画のように、丸棒を固定して針金を回すよりも、針金を持つ手を固定して、丸棒を回す方がより速く巻くことが出来ます。
全体を組み立てよう
紙コップにバネと取り付ける1
どのようにバネを取り付けるか考えてみましょう。
バネを紙コップに通す方法、固定する方法、バネの長さと筒の長さの関係を調べ、組み立て前に考えておきます。
バネは爪楊枝で針金を引っ掛けてテープで止めると簡単に紙コップに装着できます。
紙コップにバネを取りつける2
紙コップにバネを取り付ける例です。
まずペンチを使って、針金の端をU字型に曲げ、U字の先端を紙コップに開けた穴に通します。針金を通した後、U字型の丸まったところに爪楊枝を刺し、バネの先端がコップに固定されるようにバネを紙コップから引っ張ります。
その後、爪楊枝をセロテープなどで紙コップに固定します。
針金と終端部に取り付ける
エコーマイクの反対側の端に針金を取り付けます。
端は筒に底板があればそのまま利用できますし、別の紙コップを使用したり、何らかの蓋を使っても良いでしょう。
真ん中に針金を通す穴を開け、爪楊枝を引っ掛けてセロテープなどで固定します。
装飾してみよう
せっかく作ったエコーマイクを、マスキングテープなどを使って装飾してみましょう。
作ったマイクを使ってみよう
みんなで校歌を歌う
全員でエコーマイクを使って、歌を歌ってみましょう。みんなが歌える曲と言えば、「校歌」ですね。エコーマイクで歌う校歌は、また格別の効果があるのでは。
エコーマイクの特性を調査する
もし余裕があれば、音響的な特性を調査してみてもよいでしょう。
例えば、エコーマイクの前で手を叩いてみます。その音を録音してみましょう。録音したデータから、エコーマイクで残響がついた部分を切り出し、周波数特性が出せるグラフに入力してみます。
エコーマイクの新しい使い方を考えよう
針金で残響が作れることを利用して、日常の中でこの仕組みを取り入れたら面白くなりそうな、エコーマイクの新しい使い方を考えてみましょう。
アイデアのイメージ図を書いて、あなたのアイデアを発表しましょう。
その1
その2
その3
その4