アイデア出し

実際に作品を制作するにあたって、今回はマンダラートを使ってアイデアを練る所から始めました。
そして、今回のテーマにも含めれている「持続可能な社会」についてまとめてみた結果、幅広い分野で取り組まなければいけないテーマがあることに気づきました。しかし、私はなるべく自分に身近で、解決できそうな問題に取り組みたいと思い、真ん中のコマの右上にある、食品ロスのテーマに取り組むことにしました。
また、他のコマに含まれているものと、食品ロスは繋がっている点も多く、解決できる幅も広いのではないかと考えました。

アイデアを絞る

しかし、「食品ロス」というテーマの中にも、様々な課題があり、簡単に解決できそうにはない事も多くありました。
そんなある日、部活帰りにコンビニに立ち寄ってみると、コンビニの食品売り場に、ある緑色の帯がついていることに気づきました。それが、「てまえどり」運動を促すPOPでした。この運動をサポートするようなものであれば、私が作ったものがすぐに役に立つのではないかと閃きました。
この閃きを元に、今回の作品のアイディアを具体的に形にしていくことにしました。

てまえどり運動とは

「てまえどり」運動とは、食品ロス削減に向け、農林水産省の他、一般社団法人日本フランチャイズチェーン協会、消費者庁、環境省と連携して、小売店舗が消費者に対して、商品棚の手前にある商品を選ぶ「てまえどり」を呼びかける取組です。
食品ロス削減のため、購入して直ぐに食べる食品を購入する際には、商品棚の手前にある販売期限が近い商品を積極的に選ぶ「てまえどり」を行うことで、食品ロスの削減を目指しています。

取り組み内容

主な取り組み内容としては、この活動に賛同しているコンビニエンスストア4社(セブン-イレブン、ファミリーマート、ミニストップ、ローソン)にて帯やポスターといった啓発物の商品棚の掲示など、消費者への周知を行うほか、ホームページ上にて啓発物の提供を行っているそうです。

「てまえどり」運動

食品ロスの現状


食品ロスの量

日本では、年間約612万トン(2017年調べ)の食品ロスが発生していると言われています。国民一人あたり一日お茶碗一杯分の食品が捨てられていることになり、大きな社会問題となっています。日本での食品ロスの原因は、大きく分けて2つあります。一つは、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなど小売店での売れ残りや返品、飲食店での食べ残し、売り物にならない規格外品といった事業系食品ロス(328万トン)。もう一つは、家での料理の作り過ぎによる食べ残しや、買ったのに使わずに捨ててしまうこと、料理を作る時の皮のむき過ぎなどの家庭系食品ロス(284万トン)です。

てまえどりによる効果

食品産業から発生する食品ロス削減のためには、食品事業者における食品ロス削減の取組のみならず、食品小売店舗等を利用する消費者の取り組みが不可欠です。
消費者の日頃の買い物の中で、購入してすぐに食べる場合には、商品棚の手前にある商品等、販売期限の迫った商品を積極的に選ぶ「てまえどり」を行うことで、販売期限が過ぎて廃棄されることによる食品ロスを削減する効果が期待できます。

SDGsで持続可能な社会の実現へ

SDGsとは?
SDGsは「Sustainable Development Goals website」の略称であり、持続可能な開発目標を示しています。2015年には2016年から2030年までの期間で達成を目指し、国連サミットで全会一致で採択されました。 SDGsは17のゴール・169のターゲットから構成され、「地球上の誰一人として取り残さない(leave no one behind)」ことを誓っています。SDGsは発展途上国のみならず,先進国自身が取り組むユニバーサル(普遍的)なものであり,日本でも積極的に取り組まれています。

目標12:つくる責任 つかう責任

SDGsの目標12に「つくる責任 つかう責任」が掲げられています。
その中の、ターゲット12.3に、「2030年までに小売・消費レベルにおける世界全体の一人当たりの食料の廃棄を半減させ、収穫後損失などの生産・サプライチェーンにおける食品ロスを減少させる。」というものがあります。
「てまえどり」運動を推進し、食品ロスを削減させることは、まさにこの目標に合った活動だと思います。

セブン・イレブンでのインタビュー

「てまえどり」運動の現場での状況を調べるためにセブン・イレブン福岡高宮西店を訪れました。 しかし店長さんにインタビューを行ったところ、今の時点ではあまり帯のみでは効果があまり見られてないそうです。 何故なら、帯の注意喚起だけでは、消費者の「なるべく新しいものを食べたい」という行動を変える程の動機にならず、行動変容を促すことができないためです。 また、家族に聞いてみても、やはり「新しいものを買うので、必ず後ろの方から商品を取る」という意見でした。消費者の心理を考えて仕組みを考えないと、単なる呼びかけだけではいけないと感じました。

エシカルポイントについて

また、セブン・イレブンの独自の取り組みも行なっていることが、今回のインタビューにより分かりました。いくつかの商品には、「エシカルポイント」というシールがついていて、この商品は賞味期限が近くなったものであることを示しており、商品を購入する際に5%分のnanacoポイントが付与されるそうです。セブン・イレブンでは、最近、食品ロスの問題がニュースなどでも大きく取り上げられており、真剣に取り組んでいるとのことでした。
エシカルプロジェクト
私は、このエシカルポイントの仕組みを「てまえどり」運動を組み合わせることで、消費者の行動を変えることができるのではないかと思いました。

実際に該当商品の一覧表を見せていただきました!

店長さんに、実際の該当商品リストを見せてもらうと、かなり幅広い商品でエシカルポイントを付与していることがわかりました。店舗のシステムで商品の数や種類なども管理されていて、ここにもコストが掛かっていることを実感しました。

練習:ネームプレートの作成

実際に作品を制作する前に、夏休みの間に行われた「ファブラボ研修」に参加して簡単なネームプレートを3Dプリンターとレーザーカッターの2つで作ってみました。

製作:ファブラボ太宰府

ネームプレート①

Tinkercadの描画ツールを使って簡単なイラストを描いて、顔付きのネームプレートを作ってみました。出力は、3Dプリンターを使いました。思ったよりも出力に時間がかからず、5分ほどで出来たので、そのスピードに驚きました。

使用機材…AFINIA H800      素材…PLA

ネームプレート②

Illusutlatorでフォントを選び、透明アクリル板(厚さ5mm)にレーザーカッターで文字を印刷しました。
硬い素材でも早く、綺麗に作品を制作できる点が非常に魅力的でした。また、独特なフォントがIlustlatorには多くあり、どのフォントを選んだら良いか10分以上迷ってしまいました💦

使用機材:Speedy300(80w)

試作を行った感想

レーザーカッターや3Dプリンターといったデジタル工作機器を使うことで、人間の手だったら莫大な時間を費やさなければならないものでも簡単にカタチに出来ることに感動しました。また、出力する上では、それぞれの機材の特徴を理解した上で、慎重に出力することを、ファブラボ太宰府のスタッフの方々に指導していただきました。

実際に作品をデザインしてみる

ファブラボ研修を終え、一通り機材の使い方を理解した上で、「てまえどり」運動を促進するための機構を実際に紙に描いてみました。
おにぎりを載せる台をパズルのように組み合わせるようにして、台ごとおにぎりを取ることで、自然と「てまえどり」が出来るようにしています。それぞれの台は、凸型の出っ張りを組み合わせて、簡単に台が動かないようにしています。
また、手前にあるパズルの凸の部分を持っておにぎりを引き出すことで、自動的に次に買われる商品を前に移動させることができます。


なぜおにぎりなのか?

「食品売り場には、おにぎりの他にもサンドイッチ・弁当・サラダと色んな商品が並んでいるからそんなにおにぎりに拘らなくても良いだろう」と思う方もいるかもしれませんが、おにぎりはどこのコンビニでも主力商品であり、「てまえどり」運動を知って貰うために最適だと思ったからです。

Ver.1(土台)

試作品は計6回作りました。
1回目の試作は、大きさや切り欠きの位置を確認するために、まずはMDF2.5mmの板をレーザーカッターで切断して、土台とピックの寸法を確認しました。
この土台はIlustlatorでデザインしています。
また、正面にピックがあると商品名が見えなくなってしまうので、土台の左前にピックを刺すことにしました。

しかし…

おにぎりに対して土台の面積が大きく、このままでは商品を取り出す時に囲いからおにぎりが落ちてしまう可能性があります。
そこで、もう一度寸法を見直して再度同じ素材で印刷することにしました。

Ver.2(土台)


試作1との比較

前回のものと比べ、全体的にサイズを小さくしてみました。
具体的なサイズは、160cm×98cmから120cm×60cmとなっています。

ピックの大きさと、ピックの穴の大きさは前回と同様です。
レーザー試作データ1
レーザー試作データ2

おにぎりも載せてみる

Ver2はおにぎりを入れるのにぴったりの大きさになりました!
これで土台は出来たので、次のステップとしてTinkercadで土台のデザインを実際に立体にしていきます。

Ver.3

原寸大で印刷するのは時間が掛かってしまうので、試作品は縮尺したサイズで、データを出力することにしました。

3D試作データ3

アーチの作成

Ver.2のままだとおにぎりが後ろに倒れてしまうので、背後を支えるアーチを新たに作りました。
本番では商品が中まで見えるように透明アクリルで印刷するつもりですが、今回はサイズが小さいので、本体と合体させて3Dプリンターで印刷しました。
また、Ver.3からはレーザーカッターで印刷するものもTinkercadでデザインし、出来上がったデータをsvgで保存してIlustlatorに持ってくるようにしています。

初出力!

3Dプリンターで初めて作品のデータを出力してみました。
連結部分の設計も上手くいきました。
また、試作品と同じ縮尺のおにぎりもモデリングして載せてみると、完成品が想像できて良い感じです!

Ver.4

次は試作2号で作成したピックも3Dでデザインしようとしましたが、棒状のままだと安定も悪い上に見た目もあまり良くないと感じました。そこで、単なる棒状ではなく、人の形のデザインにすることにしました。

ピックを人型にモデリング

次は試作2号で作成したピックも3Dでデザインしようとしましたが、棒状のままだと安定も悪い上に見た目もあまり良くないと感じました。そこで、単なる棒状ではなく、人の形のデザインにすることにしました。今回の試作では写真のように、ピックの前方に人の手のような部分を付けました。単なる棒状よりも、人のようなデザインにすることで、人が「まえからトレイン」に載っているような、かわいらしさを演出することが出来るようになったと思います。

3Dピックデータ

印刷できると思いきや…

平らな土台にすると、上手く引き出して、連結部分を外すことが出来ないことに気づきました。もう少しデザインを工夫して、手前に取り出しやすい形状にすることにしました。

thingiverseを利用してみる

今回の接続部分の機構と似ていて、かつ車輪を付けてもしっかりと車両を繋ぎ止めることが出来るような機構をthingiverseで調べてみました。
その結果、参考元のように、列車のような形にして、動かしやすく、取り出しやすい形状にすることにしました。同時に、今回作る物の名前を「まえからトレイン」という名前にすることにしました。「前から取る」ことと、おにぎりを乗せる「トレイ」と、「トレイン(列車)」を繋げた名前です。


Ver.5

「まえからトレイン」の本体をTinkercadでデザインしました。土台の部分と、おにぎりを載せる部分を上手く調整し、おにぎりを載せた時にピッタリと収まるように工夫をしました。また、トレイン同士を組み合わせる部分のサイズも調整し、上手く凸部がはまるようにしました。

3D試作データ5

竹串を車輪の軸をにする

車輪の軸も、当初は3Dプリンターでの印刷を考えていましたが、軸が使用する際に壊れてしまったり、出力の段階で大きさの誤差が出てしまう可能性があったため、今回は竹串を使って車輪の軸にしました。竹串は加工もしやすく、丈夫なので、軸としてぴったりだと感じました。本格的に製品にする場合には、強度が足りない可能性が有るので、金属にした方が良いかもしれませんが、今回は竹串で試作を進めます。
(写真①:竹串、写真②:3Dプリンターで印刷した軸と車輪)

出力してみる

今回はPLAの黒と白のフィラメントで出力しました。台の部分のサイズはこれで良さそうですが、MDF2.5㎜で作った車輪が小さすぎたようです。実際に手前に引っ張ってみても、車輪が小さすぎるため、引っ張っても上手く動かず、思ったような動きになりませんでした・・・。車輪のサイズを調整して、再度出力してみることにしました。

Ver5.5

車輪が試作5のままでは小さすぎて機能していないので、修正した車輪のみを同じくレーザーカッターを使って、黒のアクリル板(3㎜)をカットしました。

この写真は3Dプリンタで出した白のPLAとレーザーでカットした黒アクリルです。
Ver.5では、MDF2.5㎜の車輪にしていたのですが、3Dプリンタで出した車輪、MDF2.5㎜、アクリル3㎜などを色々な素材・サイズで試した結果、ベストだと感じたアクリル3㎜にすることにしました。

Ver.6

改良した車輪を出力し、試作5で作った土台と組み合わせてみました。
以前の試作品と比べて、車輪が大きくなったので、手前に引っ張る動きもスムーズになり、私が頭の中でイメージしていたものと、実際の物がかなり近づきました。
また、試作5では4輪でしたが、前輪の2輪のみに変えました。前輪のみにした方が、車体が斜めにし易くなり、車体の前を押すことによって簡単に連結が取れるようになりました。
スタッキングも車輪をひっかける形で可能になるという利点もあります。

↓動いている様子
https://youtu.be/EvIxi_hG29s

「まえからトレイン」のイメージキャラクターも作ってみました!

私は美術部に所属していて絵を描くのが好きなので、「まえからトレイン」のイラストを描いてみることにしました。
中央に描かれている「まえからトレイン」は、手前にある穴と横についている車輪が鼻と耳に見えたことから、顔の要素を取り入れて子供も親しめるようなデザインにしました。
また、循環型社会と線路のイメージを組み合わせ、線路を円状に配置して、おにぎり型の駅があるようなデザインにしました。
イメージキャラクターを作ることで、「まえからトレイン」のコンセプトを分かり易く消費者に伝える事も出来るし、子供が喜んで「てまえどり」運動に協力してくれると良いなと思いました。

QRコードの作成

「まえからトレイン」のピックについてはQRコードを載せることでポイントを付与できるリンクに飛べると良いのではないかと考えました。(参考:エシカルプロジェクト)
今回はアプリにQRコードを飛ばすことはできないので、代わりにファブラボ太宰府のホームページへのリンクをQRコード化し、QRコードの中に、「まえからトレイン」のロゴを入れてみました。
このような作業は初めての経験でしたが、QRコードでもこれほど個性を出すことが出来ることに驚きました。


QRコードデータ


いよいよ仕上げの段階へ!

試作を重ねた結果、全体のサイズや細かい部分の調整も出来たので、いよいよ本番の素材DRABIO(黒、白)を使って3Dプリンターで本体を出力することにしました。
使用した機材は今までと同じAFINIA 800ですが、いつものフィラメントでは無かったので、思った通りに出力されるかドキドキしながら出力の様子を見守っていました。

【3Dプリンターの設定】
  • 積層 0.25
  • 密度 13パーセント
  • 品質 ノーマル
  • サポート あり
  • ラフト  なし
  • 温度 230度



3D試作データ最終版

アーチの部分の印刷

当初、2㎜アクリルを想定して切り抜いたのですが、実際には上手く入らなかったので透明アクリル板(1mm)に変更しました。
実際に取り付けてみると、1枚だけでは安定が悪いので、前後2枚に増やして安定感を増すことにしました。

レーザーカッターで彫刻

透明なアクリル板に、「てまえどり」運動に協力を呼びかけるメッセージを刻印しました。
文字データはIlustlatorで制作しています。
商品を取る際にこのメッセージを見て、お客さんのちょっとした心がけや行動を変えることが食品ロスの削減に繋がることを実感して欲しいと思います。

↓アーチ部分に彫刻する様子
https://youtu.be/D9gb0Y6SCtw

レーザーアクリル加工データ

ピックの部分

ポイントを付与するQRコードは一度きりしか読み取れないため、通常のフィラメントでピックを作るとすると、ピックの廃棄物が大量に出ることになります。そこで、本番のピックは生分解性プラスチックであるFOZEASを使うことにしました。 FOZEASは マスキングテープにのりを塗った上から印刷すると上手く出力できることを、ファブラボ太宰府のスタッフの方に教えていただいたので、今回もその方法を使って印刷しました。



↓出力の様子
https://youtu.be/EvIxi_hG29s

FOZEASで印刷

実際にサポート材が付いているピックと付いていないピックの両方をFOZEASで印刷してみました。
正面(写真①)からだと、一見サポート材が付いている方が綺麗に印刷出来ているように見えますが、FOZEASだとサポート材を剥がすのが困難で、横(写真②)のように本来の設計より3mmほど厚みが出てしまったため、完成品はサポート材なしでピックを出力することにしました。

【3Dプリンターの設定】
  • 積層:0.1
  • 密度13パーセント
  • 品質 ファイン
  • サポートなし
  • ラフトなし
  • 温度 180度         

QRコードも付けてみました!

紙で出力していたQRコードをピックに取り付けてみました。
このQRコードを読み取ることで、「まえからトレイン」を使った食品ロスの削減や「てまえどり」運動の呼びかけるサイトに誘導したり、ポイント付与のサービスと連動させることが出来ると思います。

車輪部分

車輪は白と黒のアクリル板(3㎜)で印刷しました。
竹串にもピッタリとはまっています。

完成✨

夏休みからアイディアを考え始め、約2ヶ月間に渡って制作してきた「まえからトレイン」がやっと完成しました!
実際におにぎりを乗せると、今までの試行錯誤が思い起こされて感慨深いものがありました。
おにぎりの安定感もバッチリで、手前に動かしてみても全く揺れません。

↓動いている様子
https://youtu.be/XtltJ0v-X2k


セブン・イレブンで再インタビュー

出来上がった試作品を持って、再びセブン・イレブン福岡高宮西店を訪問し、店長さんにインタビューしました。
店長さんも私が作った試作品に興味を持ってくれて、色々な意見を言ってくれました。

店長さんの意見

店長さんの意見は、以下の様なものでした。
【良かった点】
  • 楽しんで商品を選べる点はユーモアがあって面白い
  • エシカルプロジェクトを活用しているのが良い
【改善点】
  • コンビニは効率性を重視しているため、「まえからトレイン」を実際に使うならばより幅が狭い方がより望ましい
  • 費用がかかってしまいそう

感想

使い勝手やコスト面についてはまだまだ改良が必要だと感じましたが、「まえからトレイン」のコンセプトには興味を持ってもらうことが出来ました。
「まえからトレイン」を持ってきてくれたお客さんには、「まえからトレイン」についているバーコードを読み取って、ポイントを付けることで、積極的に「てまえどり」運動に協力してもらえそうです。

周囲の人にもインタビュー

コロナ禍が少しづつ落ち着き始め、久しぶりに従兄弟(5歳)と会う機会があったので、「まえからトレイン」を触ってもらい、小さい子から見た「まえからトレイン」の感想を聞いてみました。
従兄弟は、「電車みたいで面白いー」と喜んで触ってくれました。子供の反応も良さそうです!

あとがき

今まで3Dプリンター等で大きな作品を作ったことがなく初めは不安でしたが、今回の「まえからトレイン」を改良するうちに、ファブラボ太宰府の閉館時間ギリギリまで取り組むほどに夢中になっていました。
また、今回提供していただいたFOZEASやDURABIOのような環境に優しいフィラメントが世の中にあることを初めて知り、その製品の特徴を調べて行くうちに作品のアイディアがより広がった気がします。 
この作品も部活帰りに偶然見つけた「てまえどり」運動の帯から始まったので、これからも身の回りにあるものからの発見やメッセージを感じることを大事にしていこうと思います。

謝辞

今回約2ヶ月に渡ってお世話になったファブラボ太宰府様、そしてインタビューや動画の撮影に協力して下さったセブンイレブンの方々ありがとうございました。

使い方動画

「まえからトレイン」の使い方についての動画をYouTubeに掲載しているので、是非ご覧下さい。
https://youtu.be/aZ0-rP2oUhc
(撮影:セブン・イレブン太宰府通古賀3丁目店)