For whom:対象者
爪が弱い人でもプルタブを起こしやすくするために作成しました。
爪が弱い人の他、爪の長い人や短い人、マニキュアなどをしていて爪を傷つけたくない人など、缶を開けるときに爪を保護したい人が対象者となります。
Why:なぜ作ろうと思ったのか
仲の良い友人が「放射線治療で爪がふにゃふにゃになってしまって、大好きなお酒の缶を開けるのに苦労している」と言ったため。
好きなものを楽しむのに苦労など必要ないだろう、と勝手に作って友人に送り付けたものです。
How:どのように作成したか
手書きで構想を練り、
Autodesk Fusion360
で
3DCADデータ
を作成し、3Dプリンター(
QIDI社X-One2
)を用いて
PLA
で出力しました。
3Dプリンターで出力する際にサポート材が不要になるように、また、プルタブに対して出力物の積層方向が直角で当たるようにしています。
強度が欲しかったので、何となく充填率を50%にしましたが、もう少し低くても良かったかもしれません(なるべく早く送り付けたかったので、充填率別の耐久性の確認をすっ飛ばしました)。4月頭に送り付けて、7月末現在まで毎日使用しても壊れていないようで良かったです。
余談ですが、2つ並べるとハート形になって大変かわいいんですよ~
Outcome:対象者の何がどのように変化する道具なのか
プルタブを起こすことに苦労している人が、自身の爪を痛めることなく、缶を開けやすくなる道具です。