モチーフ

・ランプシェードのモチーフとしてくらげを選びました。


・くらげの好きなところ
 透け感
 透明感
 やわらかさ
 フォルム 
 動き
 空洞感
 色合い
 光が投影した時の色合い
 (カラフルな光も)
 色・質感の重なり
 

・ランプシェードにいかしたいくらげの要素
 透け感
 フォルム
 重なり
 →これらを通してやわらかさを表現したい
 

くらげのフレーム

・くらげのやわらかなフォルムを表現するために、くらげの形状をランプシェードに適用したいと考えました。
・シェードには透け感のある布を使用しようと考えている。
・その上で、くらげ(形)のフレームをどのようにつくるか複数案の実験を行いました。

(1) 3Dプリンター

・くらげのフレームを3Dプリンターで出力してみました。

結果:
・求めていたものよりも質感がかたすぎる
・サポートをきれいに切り取るのがとても難しい
→×

(2)PPシート

・PPシートをはめこんでフレームをつくる方法を試しました。

結果:
・強度的に△
・シェードとしての布をきれいにはることができない
・はめこみ構造がゆがんでしまう
→×

(3)風船 × 布

・ふくらませた風船に布素材を直接接着してみました。
(フレームだけでなく、シェードも担う)

結果:
・布は接着面が大きいため、風船からはがすことが難しい
・チュールを使用したものは球体らしい形にはなったが、強度的に形を維持できない
・ふんわりとした質感にかける
→×

(4)風船 × 糸 (毛糸)

・ふくらませた風船に糸(毛糸)をまいて球体をつくってみました。

結果:
・ぬのをはるには十分な強度がある!
・透け感のある布の下からフレームが透けてもデザイン的に問題ない!
→○

製作 Part1.

・ふうせん × 糸のフレームと、透け感のある布でランプシェードを製作するために何度か試行錯誤しました。
・これはうまくいかなかったアイディアの一つで、このような小さいモジュールをたくさんアクリル板からつりさげるアイディアでした。

製作Part2.

・アイディアの試行錯誤と先生からいただいたフィードバックをふまえて最終的なランプシェードのデザインを決めました。

(1) フレーム作り

・風船と糸、水で薄めたボンド、プラスチックカップを用意する
・風船を好きなサイズにふくらませる
・糸に水で薄めたボンドをしみ込ませ、風船にまきつけていく
・まきつけおわったらプラスチックカップの上に置き、乾かす
・糸が完全に乾ききったら、中の風船を割る

ポイント:
・風船を割ったあと、もう一度フレームの中に風船をふくらませてボンドを塗り直すと、強度が増すことがわかりました!

(2) シェード作り

・透け感のある白い布を使う
・フレームの真上から大きめのサイズの布をかぶせる
・ギャザー、タックを少しずつ寄せながらフレームに縫い付ける
・フレームの内部にも複数枚布をはる
・布が複数枚重なっている部分は、重なりがきれいに見えるように布をカットする

ポイント:
・途中でライトをつけて光の強さを確認すること!
・光が強すぎることなく、シェードの端のゆれが投影するくらいにまで布で調整しました

(3) ジョイント作り

・ジョイントを3Dプリンターで出力する

完成!

完成!