Wood slit Light 〜FUJI SAN SHINE〜

Created Date: 2016-03-01/ updated date: 2018-03-13
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Summary
木を切ることで森や山の中に光を採り入れる"間伐"という行為から着想を得て、
木を切ることでそこから光が溢れ出し中から山が現れるという、
そんな照明を考えてみました。

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

          • 事前に今西工場にて、丸太材(約100mm厚)をスライスしていただき、
            丸太材(約5mm厚)が10枚と丸太材(約20mm厚)が1枚できました。

            表面にひび割れのあった側では、カットの際に割れが生じてしまったようです。
          • 作成したデータを元に、スライスした板をレーザーカッターでカットしていきます。

            使用したのはこちらのレーザーカッター(UNAVERSAL)

            型紙を使って丸太をセットし原点合わせをしました。

            ヒノキの板約5mm厚に対して、パラメーターは
            ・Power 100
            ・スピード60

            でカットしました。
          • 丸太材(約30mm厚)と丸太材(約20mm厚)の加工を行います。

            ・30mm厚の方は、下部の台座にするので電球を仕込むためのスペースとケーブルを通すための穴をあけます。
             中央の穴はホールソー(38mm径)を使用して穴をあけます。
             側面のケーブル用の穴は、カット時に使用したガイドを使って立てておき電動ドリルで穴をあけます。

            ・20mm厚、30mm厚の両方に支柱を立てるための穴をドリルを使用してあけます。
             貫通しないようにストッパーをつけています。
          • 丸太をスライスした際に割れが発生してしまいました。
            この時点で割れが広がらないよう接着剤で繋いでくれてありますが、
            今回は木工パテを使ってこの割れ部分を埋めておこうと思います。

            不要な部分をマスキングテープで覆い、パテをやや多めに盛っていきます。
            固まったらはみだした部分をヤスリで削っていきます。

          • 薄くスライスした板は窪むように反ってしまいました。
            これを修正するために、アイロンで熱と圧を加えてみました。

            なかなか加減がむずかしく、やり過ぎはよくないようです。ほどほどに。

            アイロンをかけ終えた後は、手頃なサイズの雑誌をおもしとして使い
            しばらくこのまま放置。

            多少のゆがみはあるものの、ほぼほぼ平らになりました。

            が、しかし。
            時間が経つにつれて、また反ってきてしまいました。

        • せっかくなので、「FUJIMOCK FES 2015」のロゴをどこかに入れたいなと思い
          ステンシルを施しました。

          行程
          (1)まずはステンシルの文字をプリントし、板にあてがって位置を決めます。
          (2)文字部分を、カッターナイフでちまちまと切り抜いていきます。
          (3)マスキングをして、余分なところを覆い隠します。
          (4)年輪の雰囲気を損なわないよう、クリア系の缶スプレーをチョイスして吹きます。
          (5)完成!
          • これまで作ってきた部品を組み立てていきます。

            部品
            ・スライス板 ・上部・下部用板
            ・支柱(丸棒8mm 約10cm)
            ・スペーサー ・電球

            行程
            (1)下部の板に電球をセットコードを通す。
            (2)支柱に、スライス板とスペーサーを交互に通していく。
            (3)上部・下部の板に差し込んで、完成!
            • 5mm厚にスライスした輪切りの板の反りが思った以上に強く、光や視線を遮ってしまう。
              (真横か、やや下気味からのぞきこまないとそれっぽく見えない...)

              修正を試みたものの、徐々にまた反りが戻ってきてしまう。
              レーザーでくり抜いた内部の穴が小さいものほど、反りが強いようにみえる。

              対策
              ・なるべく厚めにスライスすることで変形を抑えられないだろうか。
              ・修正をして平らになった状態で、ニスやオイルなどを塗り樹脂を浸透させて固めてみてはどうか。

              などなど、まだまだ試してみるべき余地はありそうです。

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              References

                Usages

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