材料と工具を準備する


材料

  1. 型紙(←クリックするとA4サイズのPDFデータが表示されます。印刷してご利用ください。)
  2. A4クリアファイル(PET製推奨)
  3. シールフェルト(厚さ1mm程度のもの)

工具類

  1. マスキングテープ(仮止めに使用すると安定します)
  2. はさみ
  3. カッター
  4. 油性ペン(型紙の線を転写する場合に使用します)
  5. 定規(15cmと30cmの2種類があると便利です)

材料を切り取る


クリアファイルを切り取る

クリアファイルの片面を使い、印刷した型紙の「1.本体」の形に沿って切り取ります。

【Point】
切り取る線の詳細は、画像2枚目をご参照ください。
直線部分をカッター、曲線部分をはさみ、と使い分けて切り取るときれいに切り取ることができます。

シールフェルトを切り取る

シールフェルトを切りとって3つのパーツをつくります。

  • 2.保護用フェルトA(1cm×5cm)    1個
  • 3.保護用フェルトB(0.5cm×2cm) 2個

組み立てる


フェルトを本体へ貼り付ける

保護用フェルトA、保護用フェルトBをそれぞれ本体に貼り付けます。

【Point】
型紙の斜線の位置に重ねるようにして貼り付けてください。

★完成

これで工作は終了です。

使い方


立体形状に組み立てる

フェルトを貼り付けた面が内側に来るようにくるんと巻いた後、山型フックを内側に差し込んで固定します。

楽器へ取り付ける

山型フックの山部分が上になるように持ち、リッププレートの下にくぐらせるようにして取り付けます。

【Point】
山型フックが管体に擦れないよう、中央付近を持ちながら取り付けてください。
※この際、フェルトにより細かい磨き傷のような傷がついてしまう場合があります。ご使用の際にはご自身の責任で取り付けていただきますようお願いします。
楽器を傷つけたくない場合は別の材料をお試しいただくか、楽器に直接取り付けないタイプの飛沫防止アイテムの使用をご検討ください。

使い終わったら

使用後は、元の平らな状態に戻すことで楽器ケースとカバーの間に収納できる形になります。

【Point】
必要に応じて消毒作業を行ってください。水洗いの可否等については、各自で購入した材料の表記に従ってください。

ご使用にあたって

本アイテムはフルート演奏時の感染リスクを低減する目的で開発されたものであり、感染リスクをゼロにするものではありません。
本アイテムの特性をご確認の上、通常の感染対策と併用してご活用ください。

本アイテムの効果について

本アイテムは、フルート演奏時に発生する「スピードと方向性を持った直線的な飛沫」が前方に拡散するのを防ぐことを目的に開発されたものであり、接触感染・エアロゾル感染のリスク軽減、およびすべての飛沫を完全に防ぐことを保証するものではありません。

【Point】
写真は、フルート演奏時に発生する飛沫を高速度カメラで撮影した連続画像です。
管楽器・教育楽器演奏時の飛沫についてより詳しく知りたい方は、管楽器・教育楽器の飛沫可視化実験をご覧ください。

音への影響について

本アイテムは内部に音がこもりにくい形状に設計してありますが、演奏者によっては自分の耳に届く音への違和感を強く感じる場合があります。

不快感を感じる場合は無理に使用を継続せず、前方との距離を十分に確保するなどの基本的な感染対策を心掛けるようにしてください。

【Point】
ヤマハでは、新しい吹奏楽部様式のススメとして「MARCH」感染対策ポスターを公開しています。これらの感染対策を励行し、前方との距離が十分に確保できる環境をつくることで、本アイテムをはじめとした飛沫防止アイテムを使用した場合と同様にフルート演奏時の飛沫感染リスクを減らすことができます。