- 型紙(←クリックするとA4サイズのPDFデータが表示されます。印刷してご利用ください。)
- 透明テーブルクロス(0.1mm厚)
- A4クリアファイル(PET製推奨)
- ゼットカン・エイトカン(10mm幅)※写真2枚目参照
- マスク用ノーズワイヤー
- 平ゴム(幅8~10mmのもの)
- 布用両面テープ(15mm幅)
- ポリウレタン製すき間テープ(幅1.5cm、厚さ2cmのもの)
- 型紙(←クリックするとA4サイズのPDFデータが表示されます。印刷してご利用ください。)
フルート・リコーダー用透明マスク
Owner & Collaborators
License
フルート・リコーダー用透明マスク by YamahaSTEAM is licensed under the Creative Commons - Attribution-NonCommercial license.
Summary
演奏者が装着するタイプの飛沫防止アイテムです。フルート・リコーダーに息を吹き込んだときに発生する空気の流れの向きを変えることで、目の前にあるもの・人へ直接飛沫がかかることを防ぐ仕組みとなっています。柔らかい透明シートを使用し、かつ口元からの距離を保つ構造のため、通常のフェイスシールドよりも吹きやすく、楽器を傷つけません。
こちらの透明マスクは、ピッコロやファイフなど、他の管楽器にも使用できます。
こちらの透明マスクは、ピッコロやファイフなど、他の管楽器にも使用できます。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- クリアファイルの片面を使い、印刷した型紙の「2.プラ部品A」「3.プラ部品B」の形に沿って切り取ります。
- 2.プラ部品A 3個
- 3.プラ部品B 1個
【Point】点線部分は折り目となる部分です。貫通しないよう注意しながらカッターでスジを入れてください。 - 2.プラ部品A 3個
- 3つのプラ部品Aそれぞれに両面テープ(1.5cm)を貼り付けます。【point】両面テープ貼り付け位置は型紙を参照してください。
- 型紙に従って折り目を付けたら、剥離紙をはがして角と角を貼り合わせます。写真のような形になればOKです。★プラ部品完成
- ポリウレタン製すき間テープを、3cm、3cm、5cmの長さに切り取り、型紙の形を参考にしながら3つのパーツをつくります。
- 4.スポンジA 2個
- 5.スポンジB 1個
【Point】綺麗な台形状に切り取るのは難しいですが、断面が粗くなってしまっても機能に影響はありません。★スポンジ部品完成
- 透明テーブルクロス1枚を、印刷した型紙の「1.透明シート」の形に沿って切り取ります。
- 型紙の斜線の位置に重ねるようにして両面テープ(15cm)を貼り付けます。上面の剥離紙は剥がしておきます。
- 透明シートの端面から2回巻くように折りこんで、先ほどの両面テープに貼り付けます。横から見たときにゴムが通る穴が出来ていたらOKです。(写真2枚目参照)
- 先ほどと同じ位置(型紙斜線部分)に、さらに両面テープを上から貼り付けます。上面の剥離紙は剥がしておきます。
- 写真を順番に参照しながら、次の順番で部品を貼り付けます。1:プラ部品A (計3個)2:マスク用ノーズワイヤー3:プラ部品B【Point】プラ部品Aを貼り付ける向きは、写真5枚目を参照してください。
- スポンジ部品についている剥離紙を剥がし、スポンジA(左端) スポンジB(中央) スポンジA(右端)の順で写真の位置に貼り付けます。【Point】スポンジAは、斜面を内側に向けて貼り付けてください。
- 上下左右を反転させると、写真1枚目のような見た目となります。ここにお好きなマスキングテープやラベルシールなど(1.5cm×15cm)を貼り付けることができます。(写真2枚目参照)★本体完成
- 使用時に毎回ゴム紐を結ぶ・または頭から被る場合、この工程は省略が可能です。
- 平ゴムを約65cmの長さにカットします。※個人の体格に合わせて適宜長さはアレンジしてください。
- 平ゴムの片端に両面テープを貼り、折り込むことで輪をつくります。(写真2枚目参照)
- 先ほど貼り付けた面が下になるように注意しながら、反対方向の端から写真の向きにエイトカンを通します。
- 上下と通す方向に気をつけながら、写真の向きにゼットカンを通します。
- ゼットカンを通した端を、エイトカンにも通します。【Point】初めにエイトカンに通した紐の下をくぐるよう注意してください。(写真2枚目参照)
- エイトカンを通した端に両面テープを貼り、まだエイトカンに通していない部分と張り合わせることで端を固定します。★ゴム紐完成
- マスク中央部分が盛り上がるように、ワイヤーを軽く折り曲げます。
- 鼻の上にマスクを載せて、頭の後ろの金具で固定します。この時、必要に応じて紐の長さを調節してください。【Point】ゴム紐の位置について、耳の上/耳の下のどちらを通すべきかは個人の体格によって変わります。スポンジが邪魔、見えにくいと感じる場合は自分に合う装着方法を探してみてください。
- マスクの下から楽器を入れるようにして楽器を構えます。透明シートは柔らかい素材のため、当たっても弾き飛ばされるような感覚はありません。楽器を降ろすときはいつも通り降ろすことができます。【Point】音を出してみると、演奏者の耳に届く音に違和感を感じる場合があります。これは透明シートで顔付近を覆う構造によるものであり、目の前の人に届く音には演奏者が感じるほどの違いはありません。気になる場合は、より音への違和感を感じにくいフルート用飛沫防止カバーの使用をご検討ください。
- 使用後は、ポーチに収納するなどして透明シートがしわにならないよう保管してください。【Point】必要に応じて消毒作業を行ってください。水洗いの可否等については、各自で購入した材料の表記に従ってください。
- こちらの透明マスクは、ピッコロやファイフなど、他の管楽器にも使用できます。
- 本アイテムはフルート・リコーダー演奏時の感染リスクを低減する目的で開発されたものであり、感染リスクをゼロにするものではありません。本アイテムの特性をご確認の上、通常の感染対策と併用してご活用ください。
- 本アイテムは、フルート・リコーダー演奏時に発生する「スピードと方向を持った直線的な飛沫」が前方に拡散するのを防ぐことを目的に開発されたものであり、接触感染・エアロゾル感染のリスク軽減、およびすべての飛沫を完全に防ぐことを保証するものではありません。【Point】写真は、フルート演奏時に発生する飛沫を高速度カメラで撮影した連続画像です。管楽器・教育楽器演奏時の飛沫についてより詳しく知りたい方は、管楽器・教育楽器の飛沫可視化実験をご覧ください。
- 本アイテムは音への影響を極力抑える形状に設計してありますが、演奏者によっては自分の耳に届く音への違和感を強く感じる場合があります。不快感を感じる場合は無理に使用を継続せず、前方との距離を十分に確保するなどの基本的な感染対策を心掛けるようにしてください。【Point】ヤマハでは、新しい吹奏楽部様式のススメとして「MARCH」感染対策ポスターを公開しています。これらの感染対策を励行し、前方との距離が十分に確保できる環境をつくることで、本アイテムをはじめとした飛沫防止アイテムを使用した場合と同様にフルート・リコーダー演奏時の飛沫感染リスクを減らすことができます。
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