おっちゃん&のどかのフォースメイキング(2)
ノンバーバルで、お互い勝手に動いているのに、なんとなく了解が生まれて「カタチ」ができていくプロセスが動き始めた。
大人の私が「完成イメージ図」を書いていないのに、のどかの方がしっかり「構想」を練っていた。
でも、この「イメージ図」の存在を知ったのは、背中の部分の「カタチ」と「素材」が決まってから。なので、最初からこの「イメージ図」にのっとってつくったわけではない。
私は私の思惑で勝手に動き、そこにのどかも巻き込まれつつ、決して自分のアイデアを捨ててあきらめるのではなく、おっちゃんがそうつくるなら、こう合わせようというまさにあうんの呼吸。
やたいのこまやさん
そうか、そのアイデア面白いじゃん。大人の私が、決して子どもに合わせるのではなく、純粋に思いついたアイデアの面白さに乗っかってゆく。まさにスーパーフラットな関係。
のどかからしてみれば、自分のアイデアを「カタチ」するときに、ちょっとだけ経験があるので頼れる部分もある「仲間」の大人。そんな「仲間」の大人が、自分の「イメージ」を「設計レベル」「実装レベル」に落とし込むときに役立つ。おっちゃんとしても、自分では思いつかなかった子どものイメージに触発されて、じゃあこういう「カタチ」にしたら面白いだろうと気づく。
そこに言葉はあまり介在していない。「つくる何か」に導かれてコラボレーションが生まれるのだ。