- 全てをマシンでやると時間かかるので、内側の掘りだけ任せ、外周は人力で切ることに。ノコギリやサンダーを使い、82x82x57のブロックを作ります。(※後から思えば、この時点ではまだ数mm余裕もたせておけばよかった。仕上げの調整で目減りしてしまいました)
- 日本酒を飲みたいので、1合の枡では大きくてちょっと持ちにくい。もう一回り小さい8勺枡というサイズにしました。ネットで調べたところ
- 外寸:82mm × 82mm × 高さは47〜57mm程度
- 内寸:60mm × 60mm × 40mm
- 伐採から加工まで体験しようというイベントFUJI MOCK FESにて、富士山ふもとの森に入ってみんなで倒したヒノキを材料に使っています。ここから切り分けて持ち帰った、 ヒノキのブロック材(10cm角程度あれば十分) を、数ヶ月乾燥させてから使用。
削りだしマス(FUJIMOCK 2014)
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削りだしマス(FUJIMOCK 2014) by aritano is licensed under the Creative Commons - Attribution-NonCommercial license.
Summary
一般的な枡(ます)は5枚の板を組み合わせますが、これを贅沢に、1つのヒノキのブロックから削り出してみたら?継ぎ目なくこんなに木目の綺麗な枡ができました。これで日本酒を飲みマス。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- Autodesk Fusion 360 を使い、枡全体を描いちゃいます。曲線が無いのでシンプル。データこちらに置きましたので、どうぞ。
- 先程の3Dデータを使い、FabLabKamakuraのCNCミリングマシン(モデラ)で削ってもらった所。写真のように、内側はドリルの走った線が残っています。こういう奥まった底を平らに削るのは人間には難しいので、マシンに任せるとラクですね。
- 継ぎ目なし。ちょうど年輪が出てる部材だったので美しいです。
- 紙やすり又はサンダーで、内側も外側もスベスベに整えていきます。※ここで、最初に作ったブロックがいいかげんだった事に気づく。手でサンダーかけた為、直角もでず線が歪んでました。全体をカンナがけしてきれいな直方体に修正。
- 普通の枡と違い、木口(模様が年輪な面)が広く、そこからあっという間に水分を吸収してしまう。割れやすそうなので軽く保護膜つくることにしました。内側は日本酒の味が変わるといやなので、オイルでなく水性ウレタンニス(食品衛生基準適合)。外側は触感を残したいのでくるみオイル、と使い分け。
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