3Dプリンタが服のシワのコントロールに使われていることは知っていたが、その他の活用方法を聞いたことがないため新たに活用できないかと考えた。
調べてみると服の染色方法に「ろうけつ染め」というものを発見した。服にロウで絵を描き染め、その後でロウを落とすというものだがそれを3Dプリンタでできないかと考える。しかし、ロウを出力できる3Dプリンタが身近に用意できないためもっと手軽に服と結びつける方法を考え、ワッペンを作ることを閃いた。布にロウを染み込ませるというワードをヒントに熱によって溶かし服に接合できるのではないかと考える。
- 「ろうけつ染め」とは、日本では天平時代から伝承され京都の京友禅でも用いられる、蝋を使用した染色技法。(http://www.mioinoue.com/roketsu/)溶かしたロウを筆に取り、布に描く。その状態で布を染め上げるとロウのついた部分だけコーティングされ染まらない。最後に薬剤でロウを落とすと綺麗に絵が染まらずに残っている。ロウの割れた模様が味わい深く浮かび上がる。
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