最終的にPETGで出力したパーツを取り付けました。また、学生たちが普段実習で使っている滑り止めシートを持ち手部分に張り付けることでグリップ力が増し、介助者がより持ち手を掴みやすくなりました。今回のプロトタイプを複数名の介護関係者に使用してもらったところ、「介助者の重さを感じにくくなった」「腰への負担が軽くなった」「狭い場所でも使える」という声がありました。また、介助者側の視点でも「掴まっていい場所がわかりやすくなったので安心感が増した」という意見が出ました。しかし、一方で手すりが外れた時の転倒リスクの高さや、道具の使用方法を利用者に説明するのが難しいなどの課題が見つかった。
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