9/8 ミーティング
・ゲルやフィンランドの話はデザインのコンセプトに活かせる。
「スマホやメールのお知らせ音、質問をしてくる同僚やクライアントから発せられる音は、脳の活動を邪魔しますが、自然音にはすぐに反応する必要もありません。森の中で邪魔されずに考え事ができることで、脳はたくさんの恩恵を得ています」
・ストーリーがざっくり固まった(画像①)
都会の喧騒、デジタル機器の喧騒、人工物と距離を置く、(日常の一部に森での時間を)
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都会の人は新庄村へ行き、森へ入っていく。新庄村は山登り前のベースキャンプ的イメージ。この時点でも上述の喧騒から距離を置ける。(この部分はもう少しストーリー補う)
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構造物のある場所まで「森を歩く」。この行為はフィンランドの記事にあった
「森の中で数時間を過ごすと、健康に良い効果があることは、これまでの研究で証明されています。フィンランド人が森で過ごす典型的な例は、1回2~3時間。平らではない地面を歩くことで、体のバランス感覚や筋肉に良い効果を与え、新鮮な空気は活力を与えます」
「森を歩きながらベリーやきのこを探す行為には大きなリラックス効果があり、日常の忙しい生活で疲労していた脳を休ませます。風・水・鳥の声には、心を落ち着かせる効果があります」「スマホやメールのお知らせ音、質問をしてくる同僚やクライアントから発せられる音は、脳の活動を邪魔しますが、自然音にはすぐに反応する必要もありません。森の中で邪魔されずに考え事ができることで、脳はたくさんの恩恵を得ています」
から着想。最後の1個は都会やデジタルの喧騒から距離を置くというコンセプトにも活かせた。小池さんの鎌倉のお話やFWも通じる。
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構造物の場所へ到着。構造物に求められる機能は「居場所」「移動性」「リラックス」「達成感」「森で過ごす」など。
「移動性」は、森の季節、色合いに合わせて1.2か月で移動を想定(ゲルに着想を得て)。
「リラックス」「達成感」「森で過ごす」というのはフィンランドの記事の「北欧の人々といえば、森の中で時間を過ごすことが大好きだ。私が住んでいる国ノルウェーでも、秋になると人々はベリーやキノコ狩りを楽しみ、山奥にある丸太小屋でのんびりとする。」に着想を得て。
日帰りで森に3時間ぐらい滞在を想定している。
今後の池田の課題はストーリーを文章化しもう少し足りないところなどを補うこと。文化人類学的であることにこだわりすぎず、みんなが共感できるようなストーリ。これを次回WSで共有したい。
・大川さんのデザインアイデア
課題解釈や条件、ブレストなどの思考過程は第3回WSの発表動画参照。https://youtu.be/1VkknjNh4r4
まずはパラソル的なイメージ(画像②)
でもやっぱりこういうのって同大がかなり強くないとしんどい。重心をどれだけ下げるか。森で、仮設構造体で重心を下げるために本気でもっていくには、自立型と依存型が考えられた。まず、自立型(画像③)は、構造としては面で持たせると強い。柱で作るというのもあるが、柱でやっても面白くない。面で持たせるには、中抜きしてもいいんじゃないか。抜け感も出る。柱型やシェル型も考えてみた。シェル型はゲルみたいに。依存型(画像④)は、自立せずに木に巻き付けて。青の所が木。
と色々考えたが結局重要なのは、「部品のモジュール化」「構造体のモジュール化」。こうなったときにこれまでのアイデアは、パーツがこれじゃないとダメっていうものが多い。
そこでいったんアイデアを全部捨て、pinterestで構造体の画像を探した。正四面体を組み合わせたテントのような構造体などがでてきて、幾何学的なものの構造体でモジュールを作ればいいと思った。枠でやるか、もしくは画像⑤左のように同じ形の面を差し込むとかにしようかなと。でもなんでフレームを選んだかというと、差し込む方は、面で持ってるので、面を持ち運ぶのはめっちゃ思い。フレームで中抜きも出来ないので、面自体が構造なので。そこでフレームの方を考えようかと。
中抜きによって、構造体の中にいてもちょっと外を感じられるのが良い。見られたくなかったら幕を張ったらいい。セパレーションにもなる。
大川さんは今後具体的にデザインを制作していく。
締め切りは正式に30日になった。