マテリアルについて
今回使用したマテリアルはPLA / ABSの2種類.
どちらも200℃前後のそこそこの高温で柔らかくなるので,
FDMによく用いられており,今回はその特性を利用した.
FDMでは一般的に,
ABSは220℃, PLAは190℃前後で扱われることが多い.
今回の用途においては, PLAが250-260℃を超えたあたりで
どろどろに融解し, 300℃近くで沸騰することが観察された.
ちなみに,
PLAはポリ乳酸のことで,
ABSはアクリロニトリル・ブジタエン・スチレン共重合合成樹脂の総称.
ただし, 今回は3Dプリンタ用にフィラメントに加工されたものを使用しており,
純粋のPLA/ABSではないため, 正確な物性は明らかでない.
(フィラメントメーカーはフィラメントの組成を公開していない.)