賞味期限の管理で食品ロスとお別れ
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誰しも賞味期限・消費期限がいつの間にか切れてて食材を廃棄することになったことがあるかと思います。
このアイディアは一目見ただけで賞味・消費期限がいつ頃かわかることができます!!
このアイディアは一目見ただけで賞味・消費期限がいつ頃かわかることができます!!
Materials
Tools
Blueprints
Making
- まずはテーマ構想です。コンテストのテーマ「FAB LIFE」ファブの技術と新しい素材で作る、これからの暮らし方これを主軸として考えていった
- 私は主に以下の方法でアイディア出しを行なった
- ブレインストーミング法(以下ブレスト)
- マンダラート法
アイディア出しを行う際には「循環型社会」「新素材の活用法」の二つをテーマにした - まずは、ブレストで多くのアイディアを出していく
- 10分間で出したアイデアを共通点があるもの同士で分類する
- 分類したものの中からより自分が興味のあるものを8つ厳選する
※ブレストとは質より量を重視したアイディアを出す方法ルールとして、アイディアを否定してはならないことがある複数のアイディアを組み合わせて一つのアイディアにすることもある- 先程厳選した8つのテーマからつながることをさらに8つ挙げる
- 合計64個のアイディアの中から、社会問題になってること、身近なこと、自分で解決できそうなことを絞る
結果「食品ロス」が私のテーマになった
- テーマが決まった。今後は
- 食品ロスの原因
- ターゲットの決定
- なぜ食品ロスが起こるのか。まずは自分で考えることにした。その結果
- 消費・賞味期限内に食べられない
- 存在を忘れる
- 必要以上に買いすぎる
しかしこれだけでは説得力に欠けるので、学校の生徒37人にアンケートを実施した(アンケートに協力したのは高校1年生〜高校3年生)アンケートによると、賞味期限や消費期限の管理不足が 56.8% と目立つ。食品ロスを減らすには賞味・消費期限の管理をしやすくすることがマストだろう。 - 今回は子どもがいる家庭にターゲットを絞ることにした。理由は「子どもが食べ残すため、一般的な家庭より多くの食品ロスが出る」と考えたためである夫婦共働きで家事は役割分担していることを想定した。その場合一目で、誰が見ても期限がわかる必要があるだろう。
- ここから先は
- 食品ロスの解決方法
- 作品のモデリング
- なぜ食品を廃棄することになるのか。それは先ほどまでに述べた通り賞味・消費期限の管理不足が原因となることが多く見受けられる。そこで私が考えたのは、「賞味・消費期限が一目でわかるシステム」だ。賞味期限等が分かっていれば、どの食材から使うなどを意識できる。そうするとおのずと食品ロスが減るのではないかと私は考えた。
- このアイディアは冷蔵庫を開けて一目でその段の食材の賞味・消費期限の目安がわかるというものだ。2枚目の写真を例にすると、一番上の段は7月1週目が賞味・消費期限の食材。上から二番目の段は7月2週目が賞味・消費期限の食材・・・のようにして、それぞれの段の賞味・消費期限がわかるというものだ。7Mは7monthで7月。1Wは1weekで1週間/1週目を表現している。
- この案は、先ほどのあんの改善版となっている。先ほどは1W〜4Wまでを一つの冷蔵庫に入れていたが、よく考えてみれば賞味・消費期限が3週間後や4週間後のような食品は少ないように思えた。そのため23Y(ear)のように1年分のものを考えた。これに対応するのは醤油などの賞味期限が1、2年のものを想定している。お恥ずかしい話、我が家ではコチュジャンなどの普段は使わないような調味料が何年も放置されているパターンが多い。このシステムはそれを未然に防ぐことができるのではないだろうか。※普段使わない調味料を買うときは、まず小さいのを買いましょう
- 先ほどと同じくこちらも改善版である。weekを数字ではなく棒にすることによってフィラメントの使用量を抑えるというものである。MとWの数字が被ることを想定すると1〜4の印刷物が2つ以上必要になる。それに対して棒だけにすると、最高でも7本の棒があれば対応することができる。
- 先ほどまでのアイデアは、一目でわかるデザインであったもののユーモアに欠けていたと思う。そのため私は作品に遊び心を加えたいと考えた。バス停をイメージした優先表示。某テレビ番組のオブジェクトをイメージしたもの。しかしこれだと当初の目的の「一目で賞味・消費期限がわかる」という機能性を失ってしまう。そのためこのアイデアは却下することにした。
- 今回は、遊び心と機能性の二つを意識した。農業などで使用される箱をイメージした入れ物に野菜を入れるというものだ。見方としては案A_ver3と変わらない。◯月というものを排除した形になる。この道具に欠点があるとすれば先程と比べて「認識しにくい」「わかりにくい」というところだろう。だが今回は◯月というものがないため使い方さえわかっていれば間違えることは少ないと考えた。画像引用元:https://www.askul.co.jp/sf/nsf_harvestcontainer/harvestcontainer00/0/
- 今までさまざまなアイディアを出していったが、最終的には「案C」を利用していこうと思う。
- モデリングはアイディアを出す過程で作ったため今回は説明を省かせてもらう。その代わりにオブジェクトの詳細などを上げさせていただこう。今回私が使用したモデリングソフトはBlenderだ。無料で使えるソフトで機能も多いのでおすすめしたい。
- まずは入れ物を作ることにした。モデリング時点で面を作れていなかったため印刷ソフトにインポートした際に面がないなどのアクシデントが発生してしまった。しかしその問題もすぐに判明したため解決までは早かった。結果としてはラフトを作ってしまったせいで床が剥がれてしまった。次回制作する時はラフトを生成せずに行う。
- 1回目の印刷は横向きで行った。結果としては下の面が汚くなってしまった。2回目の印刷は縦で行った。1回目の時に想像していたよりも安定して印刷され、印刷の面も横向きより綺麗に仕上がった。サイズに関しては若干引っかかるかなくらいだった。これといって影響は出ないレベルなので大丈夫だろう。
- この二つは特に異常なく印刷することができた。印刷は縦でおこなった。
- 先ほどまで挙げていた印刷物はただのPLAによるものだ。理由は環境的にフィラメントのリールが対応していないプリンターだったためだ。それに気付いたのがギリギリだったので、FABLABの施設を使うようになるまで時間がかかってしまった。一部は指定のフィラメントで印刷できたが箱を印刷することができなかった。また、ネギの印刷は失敗してしまった。それを踏まえた上で画像をご覧いただきたい。
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