ふぉんと

Created Date: 2017-07-03/ updated date: 2017-07-28
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    Summary
    ひらがなを3Dで印刷できるフォントの作成。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

            • 書き順が覚えづらい、「右」を一画目から高さを変えて立体にすることで、立体的に書き順を覚えられると考えた。奥が一画目。
            • こちらも「右」だが、先ほどとは違い、手前が一画目だ。先ほどのものがより筆記に近いが、立体なので、置くことを考え、奥の面で完成するようにし、安定させた。
            • 今度は「図」である。この漢字も書き順が覚えづらい。先ほどの「右」よりも画数が多いので、より手の込んだ造形に見える。しかし、中の部分が奥の面がないと支えられない。
            • 漢字ではなく、ひらがなを考える。
            • ひらがなのフォントを考える。条件は①読めること、②3Dにしてパーツが落下しないこと、の二つ。これを踏まえて、まずは線を太くすることで、パーツの落下を防いだ。選んだ文字はパーツが多いことから「かえりたい」に。左は22ptまで、右は14ptまで太くしている。どちらも一番離れている「い」がくっつく最細である。
            • 先ほどのものをレーザーカッターで出力。どちらもパソコン上と同じく、「い」のパーツが着いた状態で出力された。課題は、条件①の読みやすさ。
            • 次に、文字に影をつけることで、パーツの落下を防ぎ、先ほどの課題であった読みやすさを克服する。左下が元の文字、左は下方向に、右は斜め方向に影をつけた。
            • 技術不足により、「文字外枠を彫り、影全体で切り出す」ことができなかった。仕方がないので、周りに枠をつけたが、最終形は影に沿って切り出されるものだ。これができれば、パーツが落下せず、見やすくできる。
            • 材料を動かさず、彫りと切り出しを二回に分けることで出力可能とのアドバイスを得る。
            • フォント、江戸勘亭流では、ほとんどの文字が繋がっているが、丸をした字など一部が離れている。また、かぶいている文字が似合わない場面は使えない。なので、明朝体やゴシック体といった、一般的なフォントをベースにして、使いやすいものにする。
            • 次に、幅広く使えるAR P丸ゴシック体M。これを最もパーツが離れている「い」が着くまで、線を太くした。「ま行」が読みづらい。また、所々に棘が発生してしまった。
            • 次に、HGP平成明朝体W9。こちらの方が、早い段階で「い」や「こ」が着いたので、読みやすい。こちらも棘が発生した。
            • フォント、HGP平成明朝体W3に3D効果で影をつけた。HGP平成明朝体W3で全てのひらがなを入力後、3D効果の「アイソメトリック法ー上面」で影をつけた。そして、45°傾けることで真横にした。
              前回のフィードバックから、上段が彫りの部分で、下段が切断の部分と分け、出力を可能にした。
              文字を太くするものと比べ、こちらは文字自体は変化していないため、読みやすさには問題がない。もちろん、影の部分のおかげで、パーツの落下もない。
              また、この方法で明朝体以外のフォントでも3D出力することができる。
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          References

            Usages

            • フォントのデータ

              イラストレーターのファイルをアップロードすることができなかった。
              使いたいひらがなと、それに対応する影を選択して、重ねる。それに沿って切り取ることで、パーツの脱落なしにひらがなを出力することができる。

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