洗えるストロー

Created Date: 2021-08-20/ updated date: 2021-10-29
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Summary
テーマが『循環型社会を促進するこれからの暮らし方』なので、植物由来のフィラメントを材料にした洗えて何度も使えるストローがあると環境によいのではないかと考えて作りました。
【利用素材/機材/ソフトウェア】
DURABIO™ フィラメント(植物由来)
ANYCUBIC MEGA PRO 3D
TinkerCAD
【サポート】
ファブラボ鎌倉(サマーキャンプ参加)
父(見守り・アドバイス)

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

        • 今回のテーマが『循環型社会を促進するこれからの暮らし方』なので、僕は何がこのテーマに沿ったものだろうかと考えてみました。そして、僕は洗えて何度も使えるストローがいいのではないかと思いました。なぜかというと…
          • この夏休みにキャンプに行ったのですが、その時に思っていたよりも大量のゴミが出てしまいました。そこで出た主なゴミがストローにも使われているプラスチックだったんです。そこで僕はプラスチックが何から出来ているのかを調べてみました。調べてみると…なんと石油だったんです!ホテルで出てきた紙のストローは、プラスチックよりは環境によいと思いますが、舌触りがざらざらしてあまりおいしく飲めませんでした。そして、僕はできるだけ何度も使えて環境によく飲みやすいストローを作ろうと思いました。
            • ストローのことをより深く知るために、NATIONAL GEOGRAPHICの「脱プラスチック」という本などで、ストローのことを調べました。なんとアメリカでは一日に約5億本のストローが使用されていました!一日分のストローを全部繋げるとなんと…地球を2.5周するほどの長さになるそうです。アメリカでは生涯(5歳〜65歳)の間に一人当たり3万8千本のストローを使うという見積もりもありました。
              • 使い捨てではなくずっと使えるようなストローを作ろうと考えたので、中が洗えるストローがいいのではないかと思いました。最初に考えた形は、ストローがふたつに分かれて中を洗うことができ、つなぎ目に凸凹があって組み立てられるストローがいいのではないのかと思いました。この形にするときれいな丸にできるので、飲みやすいのではないかと思いました。あと、水が漏れにくいのではないかという理由でこの形で試してみようと思いました。ただ、凸凹の部分が小さいのでうまく出力されるかどうかが心配でした。
                • 最初に考えたアイデアを出力してみましたが…やはり嫌な予想は的中し、凸凹が全く出来ていませんでした。1回目は小さく作ってみて凸凹ができなかったので、次は大きい(タピオカのストロー位の大きさ)ストローを作ってみようと思いました。そして作ってみた結果、ストローの形が大きくても全く凸凹はできませんでした… 3Dプリンターで作るにはこまかすぎたようです。

                  • 最初に作ったストローはつなぎ目の凸凹ができなかったので、今度は別の新しい形を考えることにしました。今度は互いに大きさが違う二つのパーツを内側と外側に重ねて組み合わせるような形のストローを作ってみることにしました。今回は凸凹がないので成功してくれることを祈ります。
                    • 最初は縦にして出力をしてみました。出力しているはじめの頃は順調でしたが、だんだん安定しなくなって途中で倒れてしまいまた失敗してしまいました。それなら今度は横にして出力してみようと思いました。
                      • 今度は横にして出力をしてみることにしました。横から見たときUに見える形か、Uの反対の形にするか迷いました。結局迷ったままだったので両方の形で出力してみました。すると…成功しました!しかし、この時点ではまだ植物由来のフィラメント「デュラビオ」を使っておらず、PLAフィラメントを使って試していたのです。
                    • ついにストローの形が出力できたので、今度は植物由来のフィラメント「デュラビオ」で作っていこうと思います。「デュラビオ」は造形が難しいと聞いていたので成功してくれると嬉しいです。最初は横向きでやってみました、ちゃんと造形できたら嬉しかったんですけど、上がぺちゃんこになっていました。横で何度出力しても失敗したので、今度は縦で出力してみました。縦だと倒れやすいので底に定着を補助するためのブリム(つば)を置きました。これで成功したと思いましたが、途中で折れてしまい、また失敗してしまいました。ちなみに下に引いている黒いテープはパーマセルというテープです。
                      • その後、何度も何度も試しても、ブリムを使っているだけでは成功はしませんでした。なので今度はブリムよりも大きい四角形を下につなげたデザインでプリントすることにしました。するとストローは一度も倒れずに綺麗に出力できました。出力した後は、土台とストローをクラフトのこぎりで切って組み合わせてみました。そしたらなんと、ちゃんとハマりました!!!何度も何度も頑張った甲斐がありました!!できた時はとても嬉しかったです!!
                      • ストローはこのような形で組み合わせます。全体をだ円形にしたのは、丸だと二つのパーツが使っているときに回転して外れてしまうといけないと考えたからです。
                    • やっと思ったとおりの「洗えるストロー」が完成してとても嬉しかったです。パーツを分解して中が洗えるので何回も使えることと、植物由来のフィラメントを使っているので環境にやさしいと思います。飲み物も美味しく飲めたので最高です!
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