ひのきの間伐材・リズムを弾く

Created Date: 2021-02-06/ updated date: 2021-07-29
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    FUJIMOCK2019に参加した際に体験した事と、製作した物を紹介するページです。

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          Making


            • 今の日本の山や、林業の問題、森の動植物などのお話をしていただきました。
              植林の山では、国産木材の需要減少から林業が衰退し、森林の管理がじゅうぶんにできなくなり・・・太陽の光を求め上にばかり伸びた木は、根のはりが弱く→山は地すべりを起こしやすいなどという問題があります。
              大きな災害を引き起こす前に、間伐するなどして森林をバランスよく管理していかなければならないのです。


            • 田貫湖周辺の森でひのきの間伐体験をしました。
              枝と葉のつき方から木を倒す方向を決め、実際にのこぎりで伐採しました。
              参加者複数人で作業しましたが、一本切り倒すだけでも大変な作業でした。

              伐採の後、チェーンソーで板状に加工され、FABLAB鎌倉へ輸送していただきました。


            • 今回のこのプログラムに参加する前から考えていた、カホンという楽器を作ることにしました。
              カホンは箱の形をした打楽器にで、その上に座って演奏します。
              間伐材の幅では足りないので、板を張り合わせて作ります。
              さらに、打面には薄い板(4mm)が必要になるので製材が可能なのか不安でしたが製材所の今西さんがとても丁寧な対応とお仕事をしてくださり、要望通りの材料を手に入れることができました。
            • 一枚一枚の板は小さいので、貼り合わせて大きな板を作りました。
              年輪の向きで貼り合わせる方向を決め(写真の向きで年輪を合わせると強度が上がります)、タイトボンドという接着剤で接着します。
              空いてしまった隙間は、タイトボンドに小麦粉を混ぜたパテで埋めました。
              万力で固定してしばらくすると、しっかりした一枚の板が完成しました。
            • 装飾として4つの面にレーザーカッターで彫刻を行いました。
              左右の面には山の稜線を彫刻で表し、正面にはワンポイントのマークを、音のでるサウンドホールという穴の周り(後面)には音の「広がり」を意識した模様を彫刻しました。
              山の稜線はレーザーの強さを調整して遠近感を表現しました。
              レーザーによるすすが付着しないようにマスキングテープを貼りました。
              彫刻する面積が広い左右の面は、1時間30分もの時間がかかりました。
            • 貼り合わせた板を組み立てて箱にしていきます。
              隙間が開いてしまうと音が響きにくくなってしまうので、接着剤とネジの両方でしっかりと固定しました。
              スネアドラムにも付いているスナッピーというパーツをカホン内部に取り付けました。
              打面とスナッピーの位置関係で音が大きく変わるので、調整できる構造にしました。
              底面にはゴム足を取り付けました。ゴム足の有無で大きく音が異なります。
            • 蜜蝋を使用したワックスで塗装しました。
              打面はウォルナットという濃い茶色で塗装し、他の部分は透明で塗装しました。
              光沢が出て、質感も良くなりました。
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            • MakerFaire2020にて展示

              MakerFaire2020にて展示をさせていただきました。
              多くの方に見ていただいて、実際に叩いてみたいという方もいました。
              「いい音がするね」と褒めていただいたり、「もう少しスナッピーを効かせてもいいと思う」などといったアドバイスも頂きました。自分が作ったものにフィードバックを頂けるのは大変嬉しかったです。
              展示の際に流していた動画がこちらになります。

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