Largo(ラルゴ)に3Dプリンターがやってきた!

Created Date: 2021-10-19/ updated date: 2021-10-26
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9月のある日、フリースクールLargoに3Dプリンターがやってきました。
ファブラボ鎌倉がLargoの子どもたちのために貸し出してくれたのです!
間近で3Dプリンターを見るのはこれが初めてという子も。
体験したことがある子も興味津々。
さあ、ここLargoからはどんなものが生まれてくるのでしょうか!?

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

        • 何とか設定が終わり、使えるようになりました!まずはABS素材での出力から試してみます。

          3Dプリンターを貸してくれたファブラボ鎌倉さんのルールがとても良かったので、Largoでも採用!

          - 使う前に掃除をする
          - 来た時よりも綺麗にして帰る
          - 機材を大切に扱う
          - 人を傷つけるものは作らない
          - 譲り合って機材を使う
          - わからない人がいたら、サポートする
          - 思いついたら、たくさん試してみる

          使う前ではないけれど、出力している時間に窓をピカピカに磨いてくれました。
          • 何回か出力を試した次の日、ノズルが詰まってしまいました。何度もフィラメントを出し入れしても、直りません。ドキドキしながら、ヘッドユニットを外します。

            固くてノズルがレンチでは回りません...。諦めて、ギア部分からチェックすることにしました。
            Largoに遊びに来ていた機械好きの子と一緒にヘッドユニットを分解。ギアカバーの下にはさまっていたフィラメントをラジオペンチで引き抜きました。今回はこれで復旧。ホッとしました。

            原因は、恐らく前回、片付けるときにフィラメントを慌てて引き抜いてしまったこと。フィラメントが途中で切れてしまい、詰まりの原因となったようです。
            • DURABIOというフィラメントをコンテスト用に提供していただきました。ABSよりもしっとりとした感触。いったい、どんな仕上がりになるのでしょう。

              試しに1cm四方のキューブを出力。角がきれいに出ました。では、20mm x 20mm x 5mmは?こちらは少しだけ端が反りました。次は子どもが文字を出力してみました。最後の文字が下に定着せずにフィラメントにくっついてクルクルと宙で造形されてしまいました。

              DURABIOで出力したものを見せにいく度に、触ってABSとの素材感の違いを一緒に体感してくれた子もいました。

              1cm四方のキューブはこの後、子どものアイディアで可愛らしいサイコロに進化していました。
              • DURABIOでの出力中、カッカッカッという嫌な音。またまたノズルが詰まりました。

                今度はギア部分を外すだけでは引っ張り出せず、機械に詳しいスタッフの協力を仰ぎ、ノズルを外すことにしました。

                ノズルの周りには炭化したフィラメントがガッチリと付いていたので、これを優しく削り、ノズルを外したところ、こちらは詰まりなし。

                ピンバイスでヘッドユニット側に残っているフィラメントを少しずつ削っていき、何とか詰まりが直りました。念のため、新しいノズルと交換。今回も無事に復旧しました。
                • 今日はアリーさんのイラスト&プログラミングのワークショップの日。いつもとは趣向を変えて、3Dプリンターで何か作ってみよう!

                  「循環型社会ってなに?」地球が大変なことになる前に...3Dプリンターと植物由来のフィラメントを使って問題解決のアイディアをかんがえよう!

                  アリーさんの問いかけで、何やら思いついた子も。
                  • Tinkercadでモデリングをしました。
                    基本シェイプを置いて、そこに穴を開けて...までを覚えると、初めての子もすいすいとモデリングを進めました。
                    • Tinkercadからstlデータをエクスポート。3Dプリンターへデータを送ります。
                      台が上がっていく様子をワクワク見守ります。印刷が始まりました。どんな出来上がりになるかな?
                      1つ出力をしている間に次のモデリングへ。どんどんTinkercadに慣れていきます。
                      • 出力が終わって、みんな出来上がりに満足そう。

                        モデリングした時のサイズと出来上がりのサイズを比較してみました。高さがモデリングのときよりもうっすら小さくなっているようです。フィラメントから想像していたよりも堅くて、強度もばっちり。

                        出力し損ねたところも含めて、自分の作ったものは愛おしいものですね。

                        • 前回のワークショップの時間だけでは出力しきれなかった作品の続き。

                          3Dプリンター用のソフトで読み込んだところ、エラーが起きたため、微調整を加えてから、出力をしました。厚みが足りなかったようです。

                          途中、フィラメントが出ていないように見えたので、一時停止。少し見ているとフィラメントが垂れてきたので、そのまま再開しました。

                          そして、出力開始から35分。ようやくラップいらずの蓋の完成です!
                          • 前回、小さ過ぎた作品も再出力。今度はもう少し大きめに。しかし、今回は途中でフィラメントが出なくなってしまいました...詰まってないのに出ないときの原因は?

                            そして、今回、初挑戦してくれた子も。さっきソフトを触り始めたばかりなのに、気づけば面白い造形をあっという間に作り上げていました。こちらも途中でフィラメントが出なくなってしまい、完成までは至らず...まだまだ研究の余地がありそうです。

                            ワークショップの後、ステキなアイディアを聞かせてくれた子もいました。こちらもこれから形にしていく予定です。

                            みんなの作品が完成するまで、そして新しいアイディアが生まれ続ける限り、まだまだ出力は続きます。
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