シンセ開発ログ 2016-09-11
約1月ぶりの更新。新しい方からのメモ書きです。
9/9-9/10「RubyKaigi 2016」(2日目から参加)あたりの記憶
・「Rubyで電子音楽をやるなら、Sonic Pi http://sonic-pi.net/ がいいかな」と
思っていたところ、Julian Chealさん(去年はドローンの発表)が発表で取りあげていた。
Rubyによる音声のビジュアライズ、Sonic Piによる演奏、MIDIとの連携(UniMIDI)、
テスト結果によって音が変わる、ソートアルゴリズムを音で表現、マリオ、と言った内容。
とても面白かったです。(ここでは音楽の話しか書きませんが、他の発表も良かったですよ)
UniMIDIは私のCRuby環境(Windows)で上手く動かず、JRubyを使ったりしていたのだけど、
私がFFIまわりをデバッグすればいいのかもしれない。
Sonic Piは、Ruby、Rasberry Pi、シンセと、近年の私の趣味要素を広くカバーしているし、
今後の発展も期待できそう。(なお、バックエンドはSuperCollider)
新作シンセの方向性について迷っているのもあるし、Sonic Piを触ってみるのもいいかも。
・mohayonaoさんの記事 http://qiita.com/mohayonao/items/ce357230946cfa2303c2 より、
> 2016.09.08 追記
> AudioWorkerは編纂中の仕様から削除されました。Web Audio API先生の次回作AudioWorkletにご期待ください!!
やっぱり、そういうことだったのか……。Web Audio APIの使い方に迷うところ。
8/25-8/26「SWEST18(第18回 組込みシステム技術に関するサマーワークショップ)」あたりの記憶
・プレゼンセッションの自由工作発表部門にて、
Maker Faire Tokyo 2016に出展した「Digital Synth VRA8-P」を発表。
説明資料はMaker Faireとほぼ同じ。(正確には、SWESTのために書いた資料をMaker Faireに流用)
そこそこ受けた感じだけど、あまり技術的な議論はできなかった。来年も出られるかな~。
8/20「第5回 浜松OS自作友の会」あたりの記憶
・LFOを周波数変調(位相変調)
⇒恐らく意図通り動いたけれど、これだけでは次回作の主役ははれないかも。
あと、初期位相について検討が必要そう。
・Opal(Ruby to JavaScript Compiler)とWeb Audio APIで、EPTR(以下の論文参照)を実装してみる。
⇒なかなかいい感じ。ポルタメントなど課題は残るけれど、参考になりそう。
しかし、AVRでは割り算を使うのは厳しい。
Opalはインタプリタでなく、コンパイラで使うとスピードが出るようだ。
その他、ゲーム音楽関係とか色々と考えていますが、アイデアはまとまっていません。