レゴブロックに代表されるブロック玩具の特徴は、形状がある程度規格化されたピースを集合して新しい物品を作成する点にあり、ある程度の自由度と制約がある。
今回アイデア出しを行うにあたっては、知育玩具や作業療法用具としての有用性が見込めることはもちろん、特に発想の自由度を向上させるための一歩となりえるものを念頭に置いた。
本Block Chainは、ブロックという要素を、固定用の円環と形状を作る立方体とに分割し、立方体(Block)を円環(Chain)がつなぐというイメージのもと、考案したものである。
- 「発想の自由度を向上させるための一歩」の意味合いとしては、シンプルな一体型のブロックという発想をやめ、Chain部とBlockの組み合わせをつくることでブロックができるという発想を導入することで、一からモノを作っている感を向上するということである。現状、第一歩としてはシンプルな立方体状のBlock部のデザインだが、より複雑な形状へと発展させることもできると考えている。穴の多い複雑な形状になると、Chain部の設置位置など考える要素が増え、物を作っている感が向上すると考える。
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