材料の買い出し0造形するスプーンのイメージを形にするため、園芸用アレンジワイヤーと石粉ねんどを購入。材料費を安価に抑えるため、100円ショップダイソーにて材料を探した。大まかな形を表現するために針金のようなものを用いることに決めた。園芸コーナーでアレンジワイヤーを見つけた。アレンジワイヤーは曲げやすいので簡単に形をつくることができるため材料に選んだ。石粉ねんどは外気に触れた状態で放置することで硬化し、硬化後は強度を持ち削ることができるため造形に適している。Add Annotation Order
イメージを形にする03パターンの持ち手を考えたため、まずは形にしてみて実際に祖父に試してもらった。ワイヤーでの枠づくり0最初に、アレンジワイヤーで自分がイメージした3パターンをつくった。1本でそのまま形作ると、仮の形とはいえあまりにも強度が弱かったため、針金をネジりながら形にしていくことで、少し丈夫にした。試用10私が試作したのは以下の3種類である。指を通す(1本ずつ)指を通す(複数)握る試用してもらったところ、指を通すという動作はやりづらいため、『握る』というグリップ式のものが使いやすいといわれた。粘土による造形0大まかな形を粘土で造形した。複数の指を通すタイプは使いづらかったということで除外して、2パターン作った。試用20粘土で作った状態で試しに持ったところ、やはり握るタイプが持ちやすいということで、握るタイプを採用することにした。また、祖父が左利きなので左利き用で作ることにした。Add Annotation Order
ワイヤーでの枠づくり0最初に、アレンジワイヤーで自分がイメージした3パターンをつくった。1本でそのまま形作ると、仮の形とはいえあまりにも強度が弱かったため、針金をネジりながら形にしていくことで、少し丈夫にした。
スキャン用モデルの作成0粘土とワイヤーを用いてスキャン用のモデルを作成した。大体の形が出来上がったら硬化させ、紙やすりで削って形を整えた。Point10口に当たる部分が地につかないようにした。バランスをとったり角度を考えたりと、この工夫が1番苦労した。実現するためにはまず、立つような角度を探すことから始まり、そのあと、重心を考えて安定したバランスを保てるようにした。Point20握りやすいように、持ち手を太く手の形に合うようにした。実際に握りながら形を整えていくことで、より理想的な形に仕上がった。3Dスキャンを依頼0今回、DMM.comの3Dスキャンサービスを利用して3Dデータを作成した。3Dスキャンを用いてデータ化することで、自分の作った形そのままに再現でき、微妙なカーブなどもうまく表現できる。Add Annotation Order
Point10口に当たる部分が地につかないようにした。バランスをとったり角度を考えたりと、この工夫が1番苦労した。実現するためにはまず、立つような角度を探すことから始まり、そのあと、重心を考えて安定したバランスを保てるようにした。
3Dスキャンを依頼0今回、DMM.comの3Dスキャンサービスを利用して3Dデータを作成した。3Dスキャンを用いてデータ化することで、自分の作った形そのままに再現でき、微妙なカーブなどもうまく表現できる。
3D模型0 3D模型が完成した。 スプーンは丈夫な素材にしたいということでDMMの方に相談し、強度があるナイロン素材を使用した。 今回私が作ったスプーンは、「手で握った時に自然に握れる」という目標があり、あまり人工的・直線的なものにならないように気をつけた。このように、カーブによるフィット感を重視することで、より持ちやすくなったように思う。 Add Annotation Order
スプーン完成0 完成したスプーンが自宅に届いた。 ポイントは、以下の5点だ。 持ちやすいように、柄を太くし、手に沿うカーブをつけたスプーンが自立する口に当たる部分が地面につかない柄の部分が持ち上がっていることで簡単に持ち上げられるすくったときに水平になるAdd Annotation Order
制作をおえてこのスプーンを作った目的は、手が不自由な祖父が食事をしやすくするということだ。自分で考えるだけでは上から持つのが持ちやすいのか、下から持つのが持ちやすいのかもわからず、祖父に実際に試してもらって意見を聞けたからこそより使いやすい形にできたと思う。スプーンをプレゼントすると、祖父は「これで外食も気軽にいける」ととても喜んだ。これから、祖父に再び意見を聞きながらさらに改良し、実用化していきたいと思う。
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