FabLogger 1.1

Created Date: 2018-04-06/ updated date: 2018-04-20
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    Summary
    慶應大学SFCにて開発中の小型センシングデバイス「FabLogger」の概要、および利用方法についてまとめます。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • FabLoggerは「ものの使われ方」を計測するために開発中のセンサーです。

            デジタルファブリケーションを用いて「作った」ものが、生活の中でどのように「使われて」いるのかを調べることによって、その価値を可視化することを目標としています。

            サイズは500円玉より一回り大きい程度と小型であり、市販のボタン電池一つで1カ月ほど持続するため、さまざまな場面で利用できると想定しています。
              • 直径:36mm
              • 厚み:9mm
              • 3軸加速度(3軸加速度、3軸地磁気)
              • 温度
              • 湿度
              • 照度
              • サンプリング周期:500ms~30min
              • 取得期間:~1カ月程度以上(サンプリング周期による)
              • CR2032コイン電池1個
              • BLEによりPCと通信(測定パラメータ指定、データ取り出し)
            • 現段階(2018年4月時点)でFabLoggerを利用するためには、PCにドングルを接続する必要があります。
          • 出荷時のドングルにはFabLogger用のファームウェアを書き込む必要があります。
          • FabLoggerの管理・設定は専用のソフトウエア「FabLogger Manager」から行います。
            まずはこちらのURLからzipファイルをダウンロードし、インストールを進めてください。

            ※ 2018/04/05現在、専用のインストーラーが存在しないため、
            展開後のフォルダから直接「FabLoggerManager.exe」というアプリケーションファイルを選択して起動します。
            • それでは、実際にFabLogger Managerを使ってFabLoggerを利用してみましょう。
              • FabLogger Managerを起動するためには、ドングルとPCをminiUSBケーブルで接続する必要があります。

                接続された状態で、アプリケーションを起動してください。
              • 起動に成功するとこのような画面になり、周囲にある起動済みのFabLoggerがリストとなって表示されます。
              • 「Settings」タブを選ぶとこのような画面になります。

                外部の連携サービスである「ItemDept」と「Web Viewer」それぞれの設定ができる予定ですが、2018年4月段階では未実装です。
              • 「Help」タブを押すと使い方を見ることができる予定です。
            • FabLoggerが複数ある場合、見分けるためにLEDを点滅させることができます。

              任意のFabLoggerを選び、下部メニューの「Blink LED」をクリックすると、選択されたFabLogger表面のLEDが一定時間点滅します。
              • 使うFabLoggerを選び、下部メニューの「View/Control」をクリックすると、設定画面が別ウィンドウで開きます。

                Stateはそれぞれ、
                • Idle:待機中
                • Recording:計測中
                • Recorded:計測後、データダウンロード済み
                であることを表しています。
                • URN:FabLoggerの個体識別番号(未実装)

                  Measure Interval:計測を行う間隔。0.1msec~1h。「Button」はFabLoggerのボタンを押したときに計測する

                  Measure Samples:計測を行う回数。Measure Intervalが「Button」の場合、ここでの指定は無効となる

                  Totla Time:全ての計測にかかる時間

                  End Time:計測が終了する時刻

                  Comment:任意のコメントを記入できる。過去のコメントはItemDept上の「History」に保存されていく(未実装)

                  計測項目:チェックボックスがONの項目を計測します。
                • 用途に応じて各項目を設定したのち、青色の「Start」ボタンをクリックすると計測を開始します。計測中はStateがRecordingとなり、アイコンやウィンドウの色が赤く変化します。
              • 指定した計測時間が経過するか、計測中に「Stop」ボタンを押すと計測が終了し、「Download Data」をクリックすることができるようになります。
                • Download Data:計測したデータをアプリケーションで取得する。選択後、以下のメニューが選択可能になる

                  Graph View:計測データのグラフを見ることができる

                  Upload to Server:計測データを専用サーバーにアップロードする(未実装)

                  Clear Data:FabLogger内部の記録データを削除する。選択後、FabLoggerはIdle状態に変化する

                  Export CSV:取得データのcsvファイルをPCに保存する
                • 計測したデータを折れ線グラフで見ることができます。

                  「Refresh」を押すと、そのときチェックがついている項目だけのグラフに更新されます。
                • 取得したデータに応じてCSVデータが書き出されます。
              Add Card Order

              References

                Usages

                  Project comments