- 加工したレザーはボールチェーンでまとめて加工サンプル帳にしました。
レザークラフトの仕上げ技法を学ぼう
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FabLab SENDAI – FLATでは、『Material Finishing Workshop』というワークショッププログラムを行なっています。このプログラムでは、レーザーカッターや3Dプリンタを使って作られた造形物の“仕上げ方法”を学んでいきます。第1回目の今回は、 神奈川県鎌倉を中心に世界で幅広く活動をしていらっしゃるKULUSKAのお二人をお招きし、レザークラフトの仕上げ技法についてレクチャーをしていただきました!
(KULUSKA:http://kuluska-japan.com/)
(KULUSKA:http://kuluska-japan.com/)
Materials
Tools
Blueprints
Making
- レザーを端から丸め、手のひらで台に押し当てながら開いていきます。それを繰り返すことで、レザーに徐々に柔らかさがでてきます。
- 焦げはまずウェットティッシュで拭きます。その際に、水分が銀面やトコに付着した場合は、最後にその面も全てウェットティッシュで拭くのがよいそうです。
- 焦げを完全に落として本来のコバの色に戻したい場合は、400番〜1000番のやすりをかけます。穴の中の焦げを落としたい場合は、ダイヤモンドやすり等棒状のやすりを使用します。
- 柔らかいレザーはそのままの状態ではなく、くるくる丸めるととてもやすりがけがしやすくなります。
- 何枚か重ねられたレザーにやすりをかけると、それぞれのコバが馴染み、まるで1枚のレザーかのように見せることができます。
- 市販されている『トコノール』等の仕上げ剤を布に適量とってこすると、コバの毛羽立ちがおさまり、滑らかな仕上がりになります。
- 『フノリ』という海藻でも、コバを滑らかにすることが可能です。少量の水で『フノリ』を煮込むと透明な糊状になります。それをトコノールと同じように布につけてこすることで、コバがとても滑らかになります。
- 布ではなく『ヘチマ』を使うと、コバの仕上がりが更に滑らかになり、艶も増していきます。
- コバ処理同様、市販されている『トコノール』等の仕上げ剤、『フノリ』から作った糊をたっぷりとトコ面に塗り、布やヘチマでこすると滑らかになります。このとき、レザーを保湿する気持ちで、仕上げ剤や糊をたっぷり塗ることが綺麗に仕上がる秘訣です。
- 布やヘチマではなく、角が丸く加工されたガラス板で強く力をかけながらこすると、より滑らかに仕上がります。熱で2つ折りにしたアクリル板の折り曲げ部分でも代用することができました。
- 写真上が『コバコート』(水性着色仕上剤)、下が『ローパスバチック』(皮革染料)を使用したものです。『コバコート』は素材の上にインクが乗るようなツヤのある仕上がりに、『ローパスバチック』は素材にインクが染み込んだようなマットな仕上がりになりました。
- 『コバコート』は液体のりのように先端にスポンジが付いているので、キャップを外したらそのままコバに着色剤を塗ることができます。
- 『ローパスバチック』の中身を小皿に分け、クリップを持ち手代わりにした硬めのスポンジで塗っていきます。油性ペンなどでも代用可能だそうです。
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