ポータブル歓楽街

Created Date: 2014-11-21/ updated date: 2018-03-13
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Summary
夜の街を賑やかすスナック看板、その大衆的な温かみをいつも手軽に感じられるよう小型化し、さらにUSBメモリとして使えるようにしました。
PCと接続すると内蔵LEDが点灯し、オフィス、大学、そしてご家庭へ簡単に夜の雰囲気を取り入れることができます。
写真のプロトタイプは片面ずつスナックバージョン、小料理屋バージョンとシーンによって使い分けられるリバーシブルタイプ、TPOへの配慮もバッチリです。
USBメモリの容量は多くもなく少なくもない8GBを採用、ご要望があれば更に大容量のメモリを搭載することも可能です。
PC間のデータの出し入れの度に看板が点灯するので、否が応でもお店が開店します。

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

        • レーザーカッタで厚さ2.5mmのMDFからフレームのパーツを切り出します。
          frame_cutsheet←このデータを使って切断しました。
        • 購入したUSBケーブルを加工していきます。
          • 適当な長さにケーブルを切ります。
            (写真は大体35cmくらいの長さで切断しました。)
          • 断面を見てみると、複数の色のケーブルが中に詰まっているのが分かります。
          • 一番外側の黒いビニール外皮を剥くと、
            銀色のシートに覆われた、複数の細いケーブルが見えます。
          • さらに、銀色のシートを取り払うと、
            中から、赤、白、緑、黒のケーブルと更に細かい導線が出てきます。
          • 導線はまとめて根本からカットしておきます。
            後のはんだ付けのために残ったカラー線の先端をあらかじめ向いておくと良いでしょう。

        • ケースの中に入る基板を作っていきます。
          • 削りだした基板がこちら。
            小さな方はUSBメモリをケーブルに繋ぐためのものです。
            細長い方の基板にLEDが載るのですが、これが計2本必要です。
          • コネクタとケーブルをはんだづけし終えたところです。
            ケーブルの4つの線ははんだ付けが終わったら、上からグルーガンをつけると
            接着が強くなるだけでなく、線同士の接触も防ぐことができます。
          • ここまで来たら、一度USBメモリをコネクタに入れ、ケーブルを介してPCに接続してみましょう。ちゃんとUSBメモリが認識されれば正しくはんだ付けできている証拠です。
          • 写真の様に、メモリが装着されたUSBアダプタからUSBケーブルとLEDスティックが2本繋がっているような形になります。

            念の為、PCに繋いで回路テストをしましょう。ちゃんとできていればPCがメモリを認識し、LEDが光ります。
          • 左の画像が全体の回路図です。
            Modela MDX-20で基板を削っていきます。
            詳しいやり方はコチラ

            使ったEagleファイルとPNGファイルはここからダウンロードできます。

            マルツパーツで買える片面紙フェノールを使いました。

          • 小さい方の基板にUSBコネクタ、USBケーブル、そして2つのLEDスティックに電力を供給するための線をハンダ付けしていきます。

            USBケーブルの線の色は使うケーブルによって必ずしも一緒ではないので、ピン配置を確認しておくことをオススメします。
          • 次にLEDスティックに電子部品をつけていきます。

            をはんだ付けしていくのですが、特にLEDの向き(アノード、カソード)に気をつけてください。

            また、LEDスティックは2本必要なのでお忘れなく。
        • バックライトフィルムは電飾用のフィルムで普通のコピー用紙と同じようにプリンタに挿入して印刷する事ができます。

          今回はインクジェットプリンタ用のものを使用しました。
          ツルツルの面ではなくサラサラした面に好きな看板を印刷します。

          写真ではA5のバックライトフィルムにこのデータを印刷しました
          • 印刷するデータにあらかじめカット用の目印をつけとくと、
            後が楽です。

            定規(できれば金属のもの)をあててそれに沿ってカッターで切っていきます。
          • 裏表異なる看板にしたかったので、
            同じものを2枚印刷するのではなく、違うデザインを刷りました。
          • 小料理屋タイプとスナック看板タイプ、
            どんなデザインでも 100ミリx65ミリの長方形に収まっていれば、フレームにフィットします。
        • 基盤とフレームをグルーガンを使って接着していきます。

          まず、USBメモリが挿入されている基盤をフレームの看板がくる下にくっつけます
          (写真左)

          あんまり糊を付けすぎると最後にはめる蓋がきっちり閉じなくなるので注意
          • 次にUSBケーブルとフレームを固定するためにここにもグルーガンを使います。

            フレームの側面下部にあるケーブル用の穴にUSBケーブルを押さえつつ、フレームとケーブルの間に糊を付けていきます。

            ここも、あまり糊をつけすぎると蓋がしまらなくなるのでほどほどに。
          • ケーブルがフレームに固定されたので、外から引っ張られても基盤に力がかからないようにいました。

            これで、接着完了です。

          • 糊が冷えて固まるまで押さえて待ちます

            LEDがついた他の基盤は左の写真のように看板がはまる所に出しておきます。
          • 次にLED基盤をそれぞれ内部側面、左右両方に接着していきます。

            指で押さえつつ、フレームと基盤の間に糊をおいていくと良い感じです。
          • LED接着完了。

            コレが左右共に点灯して内部から看板を照らします。
        • バックライトフィルムの看板を2枚のアクリルで挟み込み、フレームにはめます。

          両面テープを 100mm x 65mmのアクリル板(2.5mm厚、透明)の65mmの辺の側面に貼り
        • 小奇麗なオフィスでもこのとおり。

          お好きな場所へ夜の雰囲気を持ち込んでください。
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          References

            Usages

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