Roland MODELA MDX-40A 使い方

Created Date: 2017-06-12/ updated date: 2017-12-11
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    Summary
    3D切削可能なミリングマシン、Roland MODELA MDX-40Aの使い方をここに記します。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

            • MDXで動かす用のprnデータを、Modela Player 4にて作ります。
              ファイルは、3Dデータから「面出し」「荒削り」「仕上げ」「穴あけ」の4つの工程が作成できます。
            • コンパスボタン - 3Dデータの向き、原点の位置をいじれます。
              ここで原点の位置を左手前にしておくと後々分かりやすいでしょう。

              切削面数ボタン - 切削面数を設定できます。通常の切削なら上面のみでいいでしょう。

              枠型ボタン - モデル外の「余白」「深さ」「傾斜」「切削領域」などを設定できます。
              ・余白をしっかりとること(余白が狭いと、ミルが仕上げ加工時に挟まって折れてしまうことがあります)
              ・壁に傾斜をつけること(壁にミルが当たる際、素材をグイッと押してしまうので、壁があるとミルに優しいです)
              1. 新規工程ボタンを押します
              2. 荒削り工程を選択します
              3. 切削面が上を向いていることを確認します
              4. ツールを選びます(Rは半径なので、エンドミルが直径2mm角丸であればBallR1.0)
              5. 範囲と深さを設定します
              6. ツールパスの種類を設定します。
                荒削りでは等高線を選びましょう。Up cutかDown cutはエンドミルを見て決めましょう
                時計回りでミルが上方向に削りとる場合はUp、下方向の場合はDown
                切削開始位置は左下を選びましょう
              7. 条件を選択します。推奨値で特に問題はなし
              8. 名前をつけて完了です。
              1. 新規工程ボタンを押します
              2. 仕上げ工程を選択します
              3. 荒削り工程と同じ
              4. 荒削り工程と同じ
              5. 荒削り工程と同じ
              6. ツールパスの種類を設定します。
                仕上げ工程では走査線を選びましょう。X方向で行くか、Y方向で行くかを決めます。
              7. 荒削り工程と同じ
              8. 荒削り工程と同じ
            • 荒削り工程と仕上げ工程のデータができたら、下の切削ボタンを押します。
              そこで、名前をつけて、データを保存すれば、prnデータの出来上がりです。
            • 基本的にMODELAは3D切削用、SRMは基盤切削用として使い分ける。

              本体に備わっている▲▼ボタンはあまり使わない。

              エンドミルが非常に折れやすいので注意(一本3000 ~ 4000円)
              折れる事例
              ・ミルを設置の際落としてしまう
              ・ミルの移動中に硬い素材にぶつけてしまう
              ・データに余白が十分なく、ミルに無理な力がかかってしまう

              エンドミルは直径6mm
            • 右側面にあるスイッチを押した後、電源ボタンを押す事で機械が起動します。
              起動したら、PCをUSBで接続し、V-Panelというソフトを起動する。
            • 矢印を押す事でミルの位置を移動できる。
              「x1」「x10」「x100」「低速」「高速」がある。
              最初の3つは、長押ししてもその単位分の距離しか動く事がない。「低速」と「高速」については、長押して連続で動かす事ができる。

              「ユーザー座標」と「機械座標」
              原点を設定すると、「ユーザー座標」は0,0,0になる。
              「機械座標」は機械から見た絶対的な座標なので、加工を始める前にこの数字をメモしておけば、もし加工中になんらかのアクシデントで原点がずれたときに、再び元の位置を原点に設定する事ができるので推奨。

              スピンドル回転ボタンで、回転するかのテストができる。
              加工前に1分ぐらい回転させて、スピンドルを温めておく。
            • 小スパナと大スパナをつかってエンドミルを取り付けます。小スパナを左側、大スパナを右側に持ち、二つをくっつける方向に回すと締めることができ、引き離す方向に回すとミルを緩める事ができます。
              ミルは、斜めの部分とコレットの間を1cm~2cmくらい空けるとよい。
            • 素材の裏面に両面テープをしっかり貼り付けて、適当な場所に配置する。
            • Zセンサーを使う。
              エンドミルを素材からある程度高さを空けたあと、素材の上にZセンサーを配置する。ミルの直下にくるように気をつける。
              「センサーを使ってZ原点を設定」を選択し、「検出開始」ボタンを押す事で、自動で検出してくれる。センサーとミルが当たった時の通電で検出しているため、ミルとZセンサーの表面が綺麗である事を確認する。
              Z軸を動かす際は高速で動かすと、勢いで素材とあたってミルが折れる可能性があるので、低速がよい。
            • X軸とY軸を原点に合わせ、「ここにXY原点を設定」を選択肢、「設定」ボタンで原点が設定できる。左手前を原点にしてやる事が多い。
            • 「加工」ボタンを押す。
              ファイルがすでに入っている場合は「全てを削除」ボタンを押す。
              ファイルを取り込み、「出力」ボタンを押せば、切削がはじまる。
            • カバーを空けてしまうと、緊急停止状態になってしまい、ソフトを落としてしまわなければならないので注意。
              加工中の止め方は、機械についている「view」ボタンを1秒以上長押し。
              これで素材の状態を「view」できる状況になる。
              素材が手前側にきたら、カバーを空けても良い。
              再び加工を開始したいときは「view」ボタンを長押し。
            • 使い終わったらちゃんと掃除機でカスを吸い取って、エンドミルを綺麗にした状態でミルの入っていた箱に戻す。
          • 傾斜をつけずに切削をした際、ミルが素材を動かしてしまった。
            両面テープが剥がれてしまった。
            切削するモデルに垂直な壁は作らない方が良い。
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            References

              Usages

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