テクノロジーと社会
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かつては工業製品の試作開発用に「RP(ラピッド・プロトタイピング)」という名前で活用されていた立体造形技術が、いま「3Dプリンタ」という親しみやすい呼称とともに社会に広がりはじめています。社会の中での可能性や展開性については、まだ十分に知られていないのではないでしょうか。 そして、「3Dプリンタ」などの機械を総称した用語として「デジタルファブリケーション」があります。レーザーカッター、ペーパーカッター、デジタル刺しゅうミシンなども含むこの概念で、「デジタルデータからものをつくる」ことを広く表しています。3Dプリンタ、レーザーカッターなどのデジタル工作機会を集めた市民に開かれた工房も世界的に拡がっています。さらにプログラミングやクラウドなどの情報技術が融合し始め、IoT(Internet of Things)という新たな社会とテクノロジーが生活空間や公共空間に急速に広がっています。モノのデータ、製造、流通、スキルやノウハウ、モノのデータをも共有する情報は、これまでにない可能性を秘めた領域です。そうした新しい分野の中で、これまでにない発想で社会を描き、解決できなかった課題に対してどのようにアプローチすることができるのか。 自由な発想で、これからの未来を考えていきます。