3Dプリント羽ばたき機デルタ・ツイスターEVO

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2012年5月に当時の学研プラスから発売された大人の科学マガジン「デルタ・ツイスター」を、作者自身により、2021年に「デルタ・ツイスターNEO」としてリニューアル復刻しました。
2024年、3年ぶりのワークショップ開催を機に、これまでの知見を活かしてパーツ構成や組み立て手順を見直し、「デルタ・ツイスターEVO」としてあらためてリリースします。主な改良点としては、各翼に上反角をつけたことで飛行中の直進安定性が向上しています。

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

          1. 「デルタ・ツイスターEVO」 3Dプリントパーツ一式
          2. 1mm径 カーボンロッド 長さ350mm x 1本
          3. 1mm径 カーボンロッド 長さ10mm x 1本
          4. 0.7mm径カーボンロッド 長さ250mm x 2本
          5. 0.7mm径カーボンロッド 長さ350mm x 2本
          6. 5mm角バルサ棒 長さ180mm x 1本
          7. 0.8mm径ピアノ線(またはステンレス線) 長さ60mm
          8. 養生シートもしくは薄手のポリ袋500mm x 500mm
          9. 模型飛行機用ゴム(FAIラバー)2.4mm幅 長さ1,000mm
                以上は1機分の材料です。
          • STLデータを使って、お手持ちの3Dプリンターで出力してください。 
            FDM方式の3Dプリンターで出力する場合はパーツ強度が得られるABSフィラメント使用を推奨。
            身近に3Dプリンターがない場合は出力サービスで注文できます(外注用データ)。
            出力サービスで注文する場合の材質はPA12(ナイロン12)となります。
            1. 先丸と先角のラジオペンチ:ピアノ線の曲げ加工用
            2. カッター:翼面フィルムの切り出し用
            3. ダイヤモンドやすり:カーボンロッドの切断用
            4. ピンバイス:3Dプリントパーツの穴開け用
            5. ドリル刃:同上。0.7mm~1.1mm径
            6. テープのり(ドットタイプ推奨):翼面フィルムの接着用
            7.  瞬間接着剤(ハケ付きが便利):3Dプリントパーツの固定や補修用
            1. 前部支柱パーツに、機首ジョイントパーツとフックパーツを差し込みます
            2. 中央支柱パーツに、スペーサーパーツを差し込みます
          • 0.8mmピアノ線(またはステンレス線)を?の形に曲げてゴムをかけるところを作ります。 先の丸いラジオペンチを使うと便利です。
            ゴムかけ部から20mmのところでピアノ線を直角に曲げます。その先12mmのところでさらに反対方向に曲げ、クランクを作ります。
          • クランクを胴体中央パーツの穴に通し、ストッパー部品をはめて固定します。クランクは抵抗なく軽く回るようにします。穴がふさがっていたりきついときはドリルで穴を拡げます。
          • 組み立てた胴体中央パーツと機首パーツをバルサ棒の両端に押し込んで取り付け、胴体を作ります。
          • 1mm径350mm長カーボンロッドを胴体中央パーツと機首パーツに通して機体の背骨とします。
            穴がふさがっていたりきついときはドリルで穴を拡げます。ゆるいときは瞬間接着剤で固定します。
            横から見て、機体尾部側がやや上方に反りあがった逆エビ反り状になるよう調整します。
            1. 0.7mm径250mm長 カーボンロッド2本を機首パーツに差し込み主翼前縁スパーとします
            2. 0.7mm径350mm長 カーボンロッドを胴体中央パーツに差し込み主翼後縁スパーとします。カーボンロッドは胴体パーツの軸の下側をくぐらせ、軽い上反角がつくようにします
            3. ジョイントパーツで左右の翼端を接合します。穴がふさがっていたりきついときはドリルで穴を拡げます。ゆるいときは瞬間接着剤で固定します
            1. 0.7mm径200mm長 カーボンロッドを動翼基部パーツに差し込み動翼スパーとします。カーボンロッドは動翼基部パーツの軸の下側をくぐらせ、軽い上反角がつくようにします
            2. 1mm径10mm長 カーボンロッドを動翼基部パーツの画像の位置に差し込みます(接着推奨)。穴がふさがっていたりきついときはドリルで穴を拡げます。ゆるいときは瞬間接着剤で固定します
          • 動翼骨組みを後ろから背骨に通し、胴体中央パーツのところまで差し込んでストッパーパーツで固定します。
            動翼骨組みは背骨を軸として軽く回転するようにします。きついときはドリルで穴を拡げます。
          1. リンクロッドパーツの一方の端の穴にクランクシャフトを通します
          2. もう一方の端は動翼パーツ基部の10mm長カーボンロッドに通します
          3. それぞれをストッパーパーツで固定します。穴がふさがっていたりきついときはドリルで穴を拡げます。ゆるいときは瞬間接着剤で固定します
              1. 主翼骨組み(斜辺と背骨)カーボンロッドの上面にテープのりを塗布します。カーボンロッドを作業机の平らな面の上に乗せ、テープのりを上から押し付けるようにして塗布します
              2. 翼面フィルムを、マスキングテープを使い作業机の平らな面にぴんと張ります
              3. 機体を裏返し、翼面フィルムに押しつけ接着します
              4. 骨組みの外側に沿ってカッターで翼面フィルムをカットします
            1. 主翼面と動翼面が平行になるようにします(マスキングテープで仮止めするとよい)
            2. ゴムを巻き上げない状態で機体を水平に手で持ち、前方に向かってまっすぐ押し出すように投げます
            3. 機体がきれいにまっすぐ滑空すれば調整OKです →滑空テストの動画
            4. 主翼面と動翼面が傾いているときは機体は直進しません
              1. 動翼を押さえながらゴムを巻き上げます。70回くらい巻けます
              2. 動翼を押さえながら機体を水平に手で持ち、前方に向かってまっすぐ押し出すように投げます
              3. 機体が羽ばたきながらきれいに飛行すれば調整OKです →動力飛行テストの動画
                • 小型模型飛行機の製作手法として「しわ張り」があります。
                  フィルムをしわしわにしてから骨組みに張ることで、翼面に適度なテンションをかけることができます。
                  また、翼面のしわがトンボの翅の表面の凹凸のように空気の渦を生み出し、揚力を増す効果が期待できます。
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              References

                Usages

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