竹ひご羽ばたき飛行機タケソプター

Created Date: 2015-02-08/ updated date: 2018-03-13
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Summary
タケ(竹)+オーニソプター(羽ばたき飛行機)=タケソプター!
3Dプリンターで出力したパーツと竹ひごを組み合わせてゴム動力の羽ばたき飛行機を作ります。
少ない部品数なので簡単に組み立てられ、工作ワークショップアイテムにも向いています。

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

          1. タケソプター 3Dプリントパーツ一式
          2. 竹ひご1.8mm径 長さ110mmと15mm各1本
          3. 極細竹ひご※ 長さ125mm2本
          4. ピアノ線0.7mm径 長さ36mm
          5. 養生シートもしくは薄手のポリ袋280mmX110mm
          6. 輪ゴム 2本
          7. 薄手の両面テープ
                  以上は1機分の材料です。
          • 先丸と先角のラジオペンチは、クランク用のピアノ線の曲げ加工に使います。100円ショップで入手可能。 カッターは竹ひごの切断や軽量化加工、翼面フィルムの切り出し、両面テープの細切り加工に使います。 ピンバイスは3Dプリントパーツの穴がふさがっていたり小さいときの穴開けに使います。0.8mmと1.8mmのドリルの刃が必要。 瞬間接着剤は部品の接合部をがっちり固定するのに使います。
            セラミックグリスは回転軸部の潤滑に使います。
          • STLデータを使って、お手持ちの3Dプリンターで出力してください。 身近に3Dプリンターがない場合は、出力サービスで注文できます。
            FDM方式の3Dプリンターで出力した場合、パーツがサポートパーツに固着していることがありますので、カッターなどで切り離し、やすりをかけて表面を整えてください。
          • 動翼基部を組み立てます。パーツの穴に15mmの竹ひごを差し込み。接合部は瞬間接着剤で固定します。きついときは1.8mmのドリルでもんで穴を拡げます。
          • 0.7mmピアノ線を曲げてクランクの後ろ半分(ゴムをかけるところ)を作ります。 先の丸いラジオペンチを使うと便利です。
          • その1で後ろ半分を作ったクランクを機首部品の穴に通します。穴がきついときは0.8mmのドリルで穴を拡げます。抵抗なく軽く回るようにします。軸部にはセラミックグリスをさしておきます。
          • 根元から5mmのところでピアノ線を直角に曲げます。その先8mm位のところでさらに反対方向に曲げ、クランクを作ります。
          • 機首部品の穴に動翼基部の回転軸を通します。動翼が回転軸を軸に軽く動くようにしてください。きついときは1.8mmのドリルでもんで拡げます。軸部にはセラミックグリスをさしておきます。回転軸の後ろはストッパーでとめて外れないようにします。
            クランクの先端を動翼基部のスロットに通し、先端に保護キャップをかぶせます。保護キャップは瞬間接着剤で固定します。
          • 機首部品の穴に1.8mm竹ひごを差し込み、瞬間接着剤で固定します。
            フック部品を竹ひごの後ろから40mmくらいのところに通し、瞬間接着剤で固定します。
          • 養生シートもしくは薄手のポリ袋から、翼面フィルムを切り出します。幅280mm×高さ110mmの二等辺三角形です。半分に折って折り目をつけておきます。
          • 切り出した翼面フィルムを、1mm幅に細く切った両面テープで機体に貼り付けます。 まず胴体の尾部に両面テープを貼り、翼面フィルムの折り目に合わせて貼ります。 次に左右の主翼スパーの上面に両面テープを貼り、翼面フィルムを中心から翼端に向かってしわにならないよう貼り付けます。

          • 組みあがった機体をテストしてみて、うまく飛ぶよう調整します。クランクを反時計回りに20回くらい巻いて、前上方に向かって飛ばします。 最初は上に飛ばず、前に突っ込むと思います。機体尾部を上方にハネ上げることで調整できます。 また左右どちらかに曲がると思いますので、胴体を反対側に曲げると方向を調整できます。巻き込む側の主翼スパーを下向きに曲げても調整できます。 いずれも曲げすぎると方向安定性が失われるので注意してください。
          • 輪ゴム2本が標準ですが、輪ゴム1本でも飛ばすことができます。輪ゴムを減らした分軽くなり、またトルクが小さくなるため、フワフワした飛び方になって面白いです。 巻き数は輪ゴム2本の場合最大50回程度です。巻き過ぎるとゴムが切れます。 FAIラバーを使うと、巻き数をもっと増やすことができ、飛行時間を伸ばすことができます。
          • 動翼を固定している竹ひごを前方に少し延長し、そこに発泡スチロールや紙などで作った頭部を取り付けることができます。
          • タケソプターは無尾翼機としてデザインされていますが、尾翼を付けることもできます。食品用の発泡トレーの平らな部分を尾翼の形に切り出し、両面テープで機体に固定します。
          • 主翼スパーの長さを変えて、主翼の幅を変更することができます。主翼の形や面積によって飛行キャラクターが変化します。主翼を大きくした場合は、ゴムの本数(条数)を増やした方がよい場合があります。また、重くなるので主翼スパーはできる限りの軽量化加工を行ってください。主翼を小さくすると、すばしこい飛び方になります。
          • 輪ゴムに代えてFAIラバー(模型用のゴム)を使うと、たくさん巻けるので飛行時間を伸ばすことができます。FAIラバーは専門店の通信販売で入手できます。
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