はんだごて火傷防止くん
Owner & Collaborators
License
Summary
電子回路をつくる際に必要となるはんだづけ作業には、火傷のリスクがともなう。初めて自転車に乗る子どもが補助輪に支えられて思いっきりペダルをこげるように、初めてはんだごてを握る子どもでも、安全に電子回路をつくることができるはんだごてカバー(はんだごて火傷防止くん)を製作した。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- はんだごての寸法を測り、Tinkercad上ではんだごてをモデリング。以後、この仮想空間上のはんだごてに対してはんだごてカバーのデザインを考えることにする。
- 主要部分の寸法だけ再現できていればとする。実際の形状をリアルに再現するのは難しいので、円柱と円錐を組み合わせた単純な形で作る。
- 本当に高温のはんだごてから手を守ってくれるのか。また、使い勝手に問題はないか。実際にはんだづけをして確認。はんだづけの際に、こてカバーの先端が基板に当たってたわむことで無事にはんだをつけることができた。また、高温のはんだごての先端や周りに手が触れることもない。ひとまずは成功といっていいだろう。
- ①子どもの手のサイズに合わせた設計今回作製したはんだごてカバーは、大人の手であれば確実に火傷から守ってくれそうである。しかし、小学校低学年の手は大人と比べてかなり小さいので、もっと櫛の隙間を狭くする必要があるかもしれない。②操作性の向上はんだづけの際、こてカバーが基板に当たりたわむが、この時基板が若干動くため作業がしずらいことがわかった。実用レベルに達するには、基板を押さないようにたわみ方まで意識した設計が必要そうだ。
Comments