「和柄」を立体の模様に いざ!FAB3Dへ!
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「和柄」を立体の模様に いざ!FAB3Dへ! by HiraTakaHaru is licensed under the Creative Commons - Attribution license.
Summary
僕のおじいさんは古い道具が大好きです。
僕に古い道具を見せながら道具の説明をたくさんしてくれて、僕は「古い道具はかっこいいな」「すごいな」と思いました。そして今年の夏休みに おじいさんの道具や僕の家の身近な物にかかれている「和柄」について調べました。
柄の名前や模様に込められた意味をしらべていくうちに、この和柄を3Dデータにしようと思いました。
僕に古い道具を見せながら道具の説明をたくさんしてくれて、僕は「古い道具はかっこいいな」「すごいな」と思いました。そして今年の夏休みに おじいさんの道具や僕の家の身近な物にかかれている「和柄」について調べました。
柄の名前や模様に込められた意味をしらべていくうちに、この和柄を3Dデータにしようと思いました。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- 自由研究で「和柄」について調べて、「和柄」はかっこよくて 今までよりもっと好きになりました。ぼくが一番好きなのは「とうてつもん」です。魔除けの柄です。かっこいい和柄を色々な物に使ってみようと思いました。去年のFAB3Dコンテストで渡辺健太さんが作った「3Dプリンターで「文字」を無理やり日用品にする」という作品をみました。イラストレーターでつくった「和柄」のデータを立体的にできるんだと知りました。
- 夏休みの自由研究で作ったデータを3Dデータに変えてプリントしました。「イラストレーター」で作ったデータを「3D Builder」で「画像の読み込み」から画像を開いて3Dデータにします。それを3Dプリンター「da Vinci mini Maker」でプリントします。
- 和柄を使って何を作るか お兄さんとお母さんと相談しました。シンギバースに「日本刀」のデータがあって、このデータをプリントする事にしました。僕のおじいさんは古い道具が好きだから「日本刀は持ってる?」とおじいさんに聞いたら、「たくさんあるよ」と言ってビデオ通話で見せてくれました。刃がぎらぎら光っていました。おじいさんがケガをしないかとても心配でした。日本刀の鍔(つば)と小柄(こずか)もたくさん持っていたので、写真を送ってもらいました。かっこよかったから「1個ちょうだい」とお願いしたけれど、刀も鍔ももらえませんでした。だから、ばくはおじいさんから送ってもらった写真から、同じ鍔を作ることにしました。
- 夏休みの自由研究で「イラストレーター」を使って作ったレーザーカッター用のデータを使って、鍔を作ります。レーザーカッター用のデータを「SVG」にしてエクスポートして「TInkercad」で鍔をデザインします。
- プリントにはとても時間がかかりました。
- 日本刀の芯の棒になるパーツ・・・ 1時間5分
- 日本刀の芯の棒になるパーツ・・・ 1時間5分
- 鍔と刃のジョイント・・・ 1時間39分
- 柄の部分①・・・・ 1時間47分
- 柄の部分②・・・・ 3時間16分
- 柄の部分③・・・・ 3時間25分
- 刃の部分①・・・・ 2時間25分
- 刃の部分②・・・・ 2時間31分
- 刃の部分③・・・・ 1時間37分
- 刃の部分④・・・・ 1時間27分
- 刃の部分⑤・・・・ 1時間16分
- 刃の部分⑥・・・・ 1時間47分
- 刃の部分⑦・・・・ 1時間14分
(本当はこれに追加で、印刷の失敗が4時間分くらい)ダビンチが壊れなくてよかったです。すごいダビンチ。 - 日本刀の芯の棒になるパーツ・・・ 1時間5分
- イラストレーターでつくった「花菱のデータ」を使って、箱を作りました。「Tinkercad」で作業しました。イラストレーターで作った花菱のデータをTinkercadに入れ、4面を花菱の模様にしました。底を「正方形パーツ」を変形させて作り、組み合わせました。花菱の形をきれいにプリントできました。模様を色々な物に組み合わせられて、とてもおもしろいです。出力時間 3時間10分《花菱_箱》
- 花菱で箱を作るついでに衝立もつくりました。勉強の時にお兄さんが邪魔をしないように衝立でガードします。「場所を取り過ぎ!」とケンカになるからこれで結界にします。1面を寝かせた状態でプリントしました。プリントの方向の関係で、左側は糸を引いてしまったようです。左の面のように、ノズルがフィラメントを垂らす点と点の位置が遠いと蜘蛛の巣のようにケバケバがつくようです。出力時間 2時間36分《花菱_衝立》
- 気になったら、やっていみたい。花菱のデータをプリントした時に「クモの巣」のようになったので、これをいかしてクモの巣が作れるのかためしてみました。困った短所は、すばらしい長所になるかもしれません。最初はシンギバースで「蜘蛛の巣」のデータをダウンロードし、そのデータを改造して出力してみました。〈蜘蛛の巣の作り方〉
- クモの巣の作り方
- Tinkercadで作る
- 細い棒を8本作り中心で交差するよう並べる。
- 棒の上に三角錐を沢山ランダムに並べる。三角錐の大きさや配置の高さもランダムに。
- 三角錐の上に短めの細い棒もランダムに重ねる。たくさん重ねる。
「クモの巣_2」サポート材をつけてプリント後、サポート材をはがす時に崩れてしまった。
再度サポート材なしでプリントした。サポート材なしでプリントするため、プリンターのプラットフォームに液状のりをつけてプリント。ノリを塗ったので プラットフォームとほどよく接着し、プリントできた。
- UNITIKAの感温性フィラメントのサンプルを申し込み、このフィラメントで腕につけるアームリングを作ることにしました。僕の家の「da Vinci mini Maker」は純正フィラメントしか使えないので、ファブラボ太宰府さんの「スクーボ」を使ってプリントする事にしました。
- スクーボのプリント速度やInfillを調整してみましたが、残念ながら上手にプリントできませんでした。1・2層目はきれいに出力できているのに、3層目を重ねる時にダマダマができて1層目ときれいにくっつかない現象が起きていました。この状態が改善されることなくダマダマを作りながら出力が進んで、写真のような状態で仕上がってしまいました。原因は感温性フィラメントにあったInfillの形状(スクーボで言うと「concentric」「honeycomb」)や内部充填の密度がまだつかめていなかったからだと思います。Infillの形状→「concentric」ノズル温度→210℃ベッド温度→40℃ (母記録)
- 速度や温度、ファンなどの設定がこれで良さそうなので、アームリングをもう一度プリントしました。1層目からきれいにプリントできました。しかし、30分経った頃からだんだんとダマができはじめました。プリントされたフィラメントがノズルの移動でノズルと接触する時に、歯ブラシの毛先のようにのワサワサとなびいています。一時停止をしてプリントしたフィラメントが固まるまで15分くらい待ちました。この間にワサワサとなった部分を指で押して平らにならすようにしました。プリントを再開。青海波の模様もアルファベットの文字も読み取れるように、きれいにプリントできました。(母記録)出力時間1時間30分 (別に1時停止15分)
- ペンタブレットとZBrushを使って、模様を描けるか試してみました。写真1のように、描きたい模様をコピーした紙をタブレットの上に置いて、模様をペンでなぞっていきます。僕は、ZBrushの「四角(箱)」のパーツに、模様を描きました。写真2と3のように、「Z強度」や「ブラシサイズ」を調節しながら、模様をかきました。上手に描くコツは、タブレットに紙をのせる時に、模様を描きたい場所に紙が置けているかを確認することです。上下左右にはZBrushの機能がたくさんある場所なので、模様を描くときにここに当たると、模様が描けずに機能が反応します。そこを注意して、画面の真ん中で模様を描くようにしました。
- 四角の側面に「卍崩し」の模様を描きました。《卍崩し》
- 同じように「唐草文」を描きました。《唐草文》
- ZBrushとペンタブレットを使って、模様を描くことができました。最初から自分で模様を描くよりは、紙の模様をなぞる方が簡単だと思って試してみました。ブラシの強度などの調整は、はじめは時間がかかったけれど、上手く描ける強度がわかれば、色々な模様を簡単に写し取ることができると思います。複雑な模様を描きたい時は、先に紙に描いて、それをペンタブレットでなぞり書きするといいと思いました。唐草文のカーブの部分は、ペンタブレットやマウスを使って自分で描くと難しかったけれど、なぞり書きをするときれいに描けました。なぞり書きを使うと もっと色々な物を作れそうなので、これからも試してみたいと思います。
- 夏休みの自由研究で作った「イラストレーター」の模様を使って3Dデータができました。細かい模様はデータが重すぎて読み込めなかったこともありました。3DBuilderは画像を読み込んで3Dにすることができました。メッシュミキサーは、分割してプリントするのに便利でした。ZBrushは選択して作業するのが簡単でした。Tinkercadは簡単に色んなパーツを組み合わせられました。色々なソフトのよいところや便利なところが分かってよかったです。かっこいい物がたくさん作れて、とても楽しかったです。
- 「ものづくりを変える!3Dプリンター」に書いてあったように、遠くに住んでいるおじいさんがカメラで撮影した物が、僕の家で3Dデータになってプリントできました。この本に「未来の物の送り方」としてこの方法と同じような事が書いてありました。おじいさんの家と僕の家がつながったみたいに僕の所で同じ物がプリントできて、「すごいな!」と思いました。
- 谷 昌之東京美術2003年7月31日「日本の模様」谷田 信よしパイインターナショナル2013年8月7日「世界のお茶の基本」財団法人 日本ホテル教育センター2007年9月7日「煎茶入門」川小後楽(株)淡交社平成13年10月14日藤井 依里子(株)日本実業出版社2010年3月20日「新しい社会 歴史」中学校社会科用文部科学省検定済教科書東京書籍2017年度「ものづくりを変える! 3Dプリンター」田中 浩也 監修・荒船 良孝 文株式会社岩崎書店2015年 12月5日
- 「Japanese MON BLOG」和柄無料素材 商用フリー 背景 ベクター素材(EPS・JPG・PNG)更新日 2016年8月16日アクセス年月日 2017年8月2日「いろはクロス」幾つ知っていますか日本の伝統模様20選更新日 2017年6月30日アクセス年月日 2017年8月2日
- 「東京オリンピック パラリンピック競技大会組織委員会」東京2020大会エンブレム更新日 2017年8月3日アクセス年月日 2017年8月3日
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