スキャン画像からのカットデータ作成(Corel DRAW)

Created Date: 2021-10-11/ updated date: 2021-10-11
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Summary
Corel DRAWを使用して、スキャナで取り込んだ手書き/印刷のモノクロデータから、レーザ加工機やカッティングプロッタのためのカットデータを作成します。
ここでは、ユニバーサルレーザシステムズのレーザ加工機での利用を想定して、カラーモードがRGB、カット線として赤色の極細線を設定したカットデータを作成する手順を示します。

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making


          • スキャナを使って原稿をスキャンし、画像データにします。
            画像データは適当な名前をつけて保存します。
            保存形式はPNGかBMPが良いと思います。
            JPEGや他の形式でも悪くはありませんが、圧縮される形式だと画質が劣化します。
        • トレースを実行した直後は、原稿の画像とトレースされたパスが重なった状態になっています。
          ここでは、不要な画像を削除し、パスを残す手順を説明します。
          • 原稿の画像は使用しませんので、取り除きます。
            重なった状態の画像をドラッグすると、二つに分かれます。
            移動しないほうが画像、移動したほうがパスです。
          • 移動せずに残った画像を選択し、「DEL」キーで削除します。
        • レーザ加工機(VLS3.60DT)でカットする線にするため、パスの色を赤色、太さを極細線に設定する手順の説明をします。
          • パスのプロパティを設定していきます。
            パスを選択します。
            カラーパレットの赤色を右クリックすると、輪郭が赤色に設定されます。
            (パレットが異なるPCでは R255 G0 B0 に設定してください)
          • 黒い塗りつぶしは不要ですから、これをなくします。
            「色なし」のパレットで左クリックします。
            塗りがなくなり、輪郭だけになりました。
          • 線幅を「極細線」に設定します。
            ドッキングウィンドウを「プロパティ」に切り替え、輪郭の線幅で「極細線」を選択します。
            パスが細くなりました。
          • 不要な線やごみを削除します。
            このデータでは、原稿の画像データの輪郭の四角と、文字があった場所の丸い線が不要ですので、削除します。
          • トレースした線はすべてグループ化されていますので、グループを解除します。右クリックメニューから、「すべてグループ解除」をクリックします。
            不要な線やごみを選択して「DEL」キーで削除します。
          • デザインがばらばらにならないように、再度グループ化します。
            デザイン全体を選択し、右クリックメニューから「グループ化」をクリックします。
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        References

          Usages

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