【作り方】「Pao」~二人がグッと近づく楽器~

Created Date: 2020-09-21/ updated date: 2020-10-22
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    Summary
    「Go To トラベル」も始まり、コロナウイルスが少しずつ落ち着いてきた今だけれども、「感染させてしまうかも」と思い、なかなか会えない相手も多いでしょう。
    ~~「Pao」は遠く離れた二人がグッと近づく楽器~~
    感染させてしまうかもと思い帰省できず会えなかった祖父母と孫とで演奏したり、海外に住む友達と演奏したり。
    「たとえ会えなくても少しでも一緒にいる感を味わいたい」そんな思いで「Pao」を考案しました。
    会いたい誰かと「#Play the Pao」しませんか??
    ===
    このページでは、「Paoが広まり、皆さんと演奏したい」という僕の思いから、作り方とデータを公開しています。ぜひお近くのFab施設などで制作してみてください! 「Pao」を発案・制作するまでの軌跡は、以下の【製作日記】をご覧ください。
    https://fabble.cc/hironamekawa/pao

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • 「Go To トラベル」も始まり、コロナウイルスが少しずつ落ち着いてきた今だけれども、「感染させてしまうかも」と思い、なかなか会えない相手も多いでしょう。

            Pao」は遠く離れた二人がグッと近づく楽器です。
            感染させてしまうかもと思い帰省できず会えなかった祖父母と孫とで演奏したり、海外に住む友達と演奏したり。
            たとえ会えなくても少しでも一緒にいる感を味わいたい」そんな思いで「Pao」を考案しました。
            ===
            「Pao」を発案・制作するまでの軌跡は、【製作日記】(Fabble)をご覧ください。
            • ワイヤーが長すぎるとタッチセンサーが誤作動することがあるので、参考までに各部分のワイヤーの長さを記載しました。
              あくまで目安ですので、正確に測る必要はありません。ぜひ気軽に制作してください!
              • タッチセンサーを4つを接続します。

                電源とGNDは、線が混雑しないように、各センサーの電源とGNDそれぞれをつなげて配線します。


              • スピーカーとアンプを接続します。

                PAM8403アンプは、2チャンネル(右と左)ありますが、今回はスピーカーを1つのみ使用するので、どちらでもかまいません。

              • ユニバーサル基板に、図を参考にしながらパーツを配線します。

                タッチセンサー・アンプの電源用として、Vin・GNDから、配線を伸ばしておきましょう。
                また、スピーカー出力(Pin16)の部分には、ノイズ除去のため、10μFのコンデンサーを使用します。
              • 4つのパーツを作成します。

                端子やスイッチとの接続部分は、ショートやはんだ付けが外れてしまうことを防ぐために、熱収縮チューブで保護すると良いでしょう。
              • はんだ付けが外れてしまうことを防ぐため、グルーガンまたはUVレジンなどを使って補強します。
                1. 「ファイル→環境設定」の「追加のボードマネージャ」に、「http://arduino.esp8266.com/stable/package_esp8266com_index.json」を追加します。
                2. 「ツール→ボード」の「ボードマネージャ」から、「esp8266 by ESP8266 Community」を選択、インストールします。
                3. 「スケッチ→ライブラリをインクルード」から「ライブラリを管理」を選択し、「Blynk」と検索します。
                4. 「Blynk」をインストールします。

                1. スマートフォンのアプリストアから、「Blynk」をインストールします。
                2. App Store)Blynk
                3. Google Play)Blynk
                4. 起動後、アカウント作成・ログインし、「New Project」を選択します。
                5. 適当な「Project Name」をつけ、「ESP8266」をデバイスとして設定します。テーマはどちらでも構いません。
                6. プロジェクトを作成すると、メールで「Auth Token」が送られてきます。
                  ※「Project Setting」からも確認することが可能です。
                  ※「Widget」は何も追加しません。
                  自分の「Auth Token」と相手の「Auth Token」を控えておきます。
                1. 「Pao」のファームウェアのプログラムを右記からダウンロードします。「Pao_A」は「ド/ミ/ソ/シ」、「Pao_B」は「レ/ファ/ラ/ド」鳴らすことができます。一緒に演奏したい相手と違うファームウェアをダウンロードします。
                2. ダウンロードした「Pao_A(B).ino」を、Arduino IDEで起動します。
                3. 「自分のAuth Token」「相手のAuth Token」「Wi-FiのSSIDとパスワード」を入力します。
                4. ESPr® Developerを接続し、「マイコンボードに書き込む」をクリックして書き込みを行います。
                  ※エラー等が出た場合は、接続・書き込み設定を確認して下さい。

              • 金属端子の向きに気をつけて、奥までグッと差し込みます。


              • 円形の部分に合わせて、スピーカーをはめ込みます。
                アンプはケースの壁に貼り付けます。
              • Paoのケースのフタ側を用意します。
                フタの内側には、◯のくぼみが作られています。そのくぼみを参考にしながら、図のように一番右側に長いワイヤーのついているセンサーになるよう貼り付けます。
                グルーガンを使うと、よりきれいに貼り付けることができるでしょう。
              • タッチセンサーのそれぞれの信号線を順番に、「14・12・13・15Pin」に差し込みます。図のようにフタを置くと、差し込みやすいです。
                また、アンプへの信号線は、「16Pin」に差し込みます。
                電源・GNDもそれぞれ接続します。

                コードが長く、絡まってしまう場合は、図のようにテープで固定します。
            • フタはメンテナンスや改良用に、特に接着剤でつける必要はありません。
              最後にフタを閉じて、完成です!

              演奏したい相手と、「Pao」をお楽しみ下さい!
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              References

                Usages

                • 演奏方法

                  1. 電源を入れます。
                  2. Wi-Fiに繋がると、「タララタッタター♪」というメロディーがなります。
                    ※もしならない場合は、プログラムの「SSID/パスワード」を確認します。
                  3. 自分と相手両方のPaoで「タララタッタター♪」と鳴れば、準備完了です。
                  4. 二人のPaoが連動して、音楽を奏でることができます。「#Play the Pao」演奏を楽しみましょう!
                    ※両方のPaoがWi-Fiに繋がっているのに連動しない場合は、プログラムの「Auth Token」を確認します。
                • データ・プログラムの使用について

                  データやプログラムは自由に改変して下さい!
                  「Pao」を皆さんの手でバージョンアップし、Fabbleの「Fork Project」で共有して頂けると嬉しいです^_^

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