輪切り木材の割れ防止工作(実験)

Created Date: 2017-03-10/ updated date: 2017-03-11
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    Summary
    ヒノキの輪切り板について、乾燥による割れを防ぐために、輪切り板の内側に穴を空けて歪の力を軽減/分散できるか実験しました。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • 私はFUJIMOCK FESの富士山セッションで入手した木材の中でも、木の根っこ付近の輪切り材の、歪な外径がとても気に入ったため、この形を活かした作品づくりをしたいと考えました。

            ただ、輪切りの木材は必ず割れるので、乾燥させる時に注意が必要と指導されていました。
            割れの原因は、木材の内側の水分が干からびて、部分部分に伸縮する力が掛かるためなので、例えば、内側を大きくくくり抜いて、その力を排除してしまえば、外径に割れが発生しないのではないか?と考えました。木こりさんに相談したところ、どうやら上手く行きそうだったので、試してみることにしました。
            • 例えば右図のように、輪切り材の内側にドーナツのような大きな穴を作れば、伸縮させる力が発生しなくなるのではないかと予想しました。しかし手元には直径10mmのドリルしかなかく、このような加工ができる工具ありませんでした。そこで、ドリルで小さな穴を沢山あける事でも、歪の力を逃がすことができる可能性があると考えました。
              • 乾燥が進むと、すべての木材が割れてしまいました。(右図は十字型に穴を開けた輪切り木材)
                • どうやら、仮説で述べたように、輪切り木材の内側を大きくくり抜かないと、割れを防げないようです。次回のチャレンジでは、きっちりと大きくくり抜きたいです。しかしそうすることで、材料としての用途は制限されてしまうので、実施するかは利用目的次第かと思います。
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                  References

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