【FAB3D コンテスト 2018 カテゴリー2】ほっこりポッコリ絵本(凹凸があり、触って楽しい絵本)

Created Date: 2018-10-21/ updated date: 2018-10-24
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    Summary
    アナログ人間のハハが、ローテクを駆使し、原作ムスコの絵本を、3Dプリンターを(無理やり)使用し、文字や絵がうきだす絵本にしてみました。 最近反抗期の小5の次男。。
    そんな彼がまだまだかわいかった、3年くらい前に作成した絵本。
    福岡県太宰府から、鹿児島に越してきて1年。
    やっと出した箱からでてきました。。
    ツッコミどころ満載の内容は別として、すこしホッコリ(╹◡╹)
    毎年親子で夏休みの宿題のテーマにしている、ユニバーサルデザイン。
    この本をに、ユニバーサルデザインにしてみよう!と無謀な思いつきに、(身も心も)重い腰をあげたのであった。
    ファブラボ太宰府の全面的なバックアップを受け、短期間、しかも遠隔で3dプリンターを操作するという実証実験。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • Fablabo 太宰府と出会って3年半。 ヘビーユーザーでもあった私が太宰府を離れ、鹿児島に来て1年。 ファブラボなしの生活を…(u_u)
            超アナログ人間の主婦の私が、自分のローテクを駆使して今まで色々作ってきましたが、今回、3Dプリンターを利用してで何か作ってみたいと思いたつ。 ファブラボと出会って世界が広がり、たくさんの新しい人との出会い、にワクワク。 好奇心を刺激される場所です。しかーし、元来のみこみの悪さには定評があり、未だにスタート地点についたところ。
            • ☆実はこのFAB3Dコンテストは、2度目の挑戦!(第1回目にも)
              *前回は、「箱庭deゆび卓球」で出展。
               ・初めて触る3Dプリンター。  ・自分で考えたアイデアを形にする難しさに興奮!
              *ゆび卓球のラケットを色んな色のヒィラメントで出力(もちろん、スタッフさまたちの手伝いいただき) (その愛しいことといったら…☆*:.。. o(≧▽≦)o )
               ・おばちゃんになっても青春を感じることが!
              …しかーし、作って満足してしまい、fabble に書き込むも、フェードアウト…。最後までまとめきれず。。。(反省)
              ★今回、リベンジすべく宿題にとりかかる。(超ギリギリに)
            • ☆夏休みの帰省を利用して、ファブラボ太宰府に遊びに行く。 ・次男とともに3D プリンターとTinker cad の講習を受講。 ・(以前、作成した3D プリンターのデータ作りはかなり難しかったと記憶。) ・パソコンは持参していなかったが、持参していたiPad でもできることを確認!
              ☆スタッフの今岡くんが丁寧にレクチャー。反抗期の息子も素直に聞く
              ・これなら遠隔でも3D プリンターで出してもらえるとのこと!(画期的!)
              (鹿児島在住のため、ありがたい)
              ・Fab3Dコンテスト出してみるー?!と軽ーくかんがえてみる。
              (遠隔でのデータのやり取りも可能か⁈)
              反抗期ムスコも途中から3Dプリンターにクギズケ
            • ☆しばらく自宅のパソコンで復習。
              *ムスコ……家とネームプレートを作って満足したのか、珍妙なものを画面上で作っては回転させたり、色んな角度から眺めて楽しむ

              *ハハ……Tinkercad を開くのも一苦労。。。
               パソコンとマウスが言うことを聞かないとケンカを吹っかけ、事実上勝利。作動不能に(°_°)
              ★結果、FAB3Dコンテストに参加するにあたって、パソコンが使用できず、iPad とiPhone をフル活用する結果に…
                         
            • ✴︎あったら嬉しい … ●火山灰よけゴーグル → 自転車に乗る時欲しい。→☆ 第一候補
                                          
              ✴︎楽しいもの … ●ゲーム(戦国時代版モノポリー) → 時間的、技術的に困難。

              ✴︎困っている … ●長男のヤル気スイッチ → 技術的に無理。本人の問題。

              などなど…
            • ☆漠然と、FAB3Dのことは気になっていたが…朝ドラ「半分、青い」見て決心。
              出そう。
              *想像上では作っていたが、事実上動き出すのは、〆切2週間前。
              *無理と言われると、挑戦したくなる悪い病気がでてきた。。。

              ☆懇意にしていただいている、ファブラボ太宰府の全面的バックアップを受けて、みんなを突如発生した大迷惑なストームに巻き込むことに…
            • ☆Materials

              *ABS
              *紙粘土
              *フェルト
              *毛糸
              *黒板シート
              *極厚口画用紙
              *パネル

              ☆Tools

              *Tinker cad
              *Afinia


          • ☆パソコン故障のため、iPad使用し、ムスコとtinker cadでデザイン作成。   
              *単純な線のはずだが、指で描くことに悪戦苦闘。(→子どもらしくて良しとする👍)
              *絵本の文は文字ツールを使用ことに。
                (1文字1.2センチくらいにする)→(読みやすくなる)

            ☆afiniaのサイズに合わせ、デザインのサイズを13×13とする。
              (ファブラボ太宰府)

              *文字は5ページ分、ライオンの頭6個、体6個、手描きの表紙文字をオーダー
              (スタッフにアカウントを連絡)
            • ☆自宅のipad で作成したもの→公開に→ファブラボ太宰府で出力!(遠隔で依頼)
              *ファブラボ太宰府の3Dプリンター  afinia で出力してもらう。
                (130×130くらいで作成しなければ、失敗の原因になるので注意)

              *まずは文字から出力
               ⚫︎全5ページの文を1ページずつ出力
               ⚫︎スタッフの塩塚さんに微調整を依頼(かなり)
               ⚫︎出力の状況等逐一連絡(今岡くん、塩塚さん、スペシャルサンクス)
                 
              ★当初、文字は青とか黒のヒィラメントの予定だったが、クロで失敗の報告あり、急遽シロに変更。
            • ☆ファブラボ太宰府で出力しもらった文字がレターパックで届く! (白く、整った文字の羅列に愛しささえ感じる)  (スタッフの塩塚さん、ありがとうございます♪)
               (うわーー!あと3日しかない。いやいや…まだ3日もある❗️)

              *はいはい!今夜は植字だよ!全員集合ー!
              ⚫︎ハーゲンダッツのアイスとジュースを準備して息子たちに呼びかける
              ⚫︎読んで字のごとく、植字。文字を植える作業。
              ⚫︎ほとんどひらがなだが、濁点や、「た」や「な」などに手こずる…。

              *デジファブのはずだが、もはや手仕事(^_^)a
              ⚫︎フェルトにボンドで貼ってゆく地道な作業
            • 【製本作業】・表紙はパネル、他のページは黒の厚口を使用。
              ・前日、一昨日植字作業したhフェルトを貼る
                (子どもたちとはりつけたため、まっすぐではないが、ご愛嬌。)
              ・文字も挿絵も立体的なため、ページの縁に隙間テープを貼る

              ☆ファブラボよりレターパックで表紙の文字と、ライオンの頭と体が到着。(速達) ・顔部分…枠の中に紙粘土を入れ形作る
              ・たてがみ部分…毛糸など埋め込む
              ・体部分…フェルトや紙、毛糸を埋める
              ・おばけ、月、木…紙粘土や黒板用紙で作る
          • ☆原作者ムスコの3D絵本が出来上がる!
            *構想2ヶ月、実質1週間で作成
            *最後は、二人のムスコたちと工場作業員のごとく共同作業。(感慨深い)
             *無謀な挑戦に、全面協力してくれたファブラボ太宰府のみなさんに感謝‼️
              (身もココロもサポートしていただきスペシャルサンクスです!)

            ☆実際に読んでみて

             *フェルトの上の1.2センチ角、高さ2ミリの文字が予想以上に読みやすい
             *全体的に、真っ黒の絵本だが、白い縁取りの(高さ3ミリ)がはっ きりして見やすい
            *まだまだ改良の余地あるが、とりあえず満足。
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            References

              Usages

              • FAB3D CONTEST 2018 を通して①

                この何日か怒涛のような日々を過ごし…

                久々に味わうこの感覚に、アドレナリン放出。
                この綱渡りのような無謀な挑戦に、快く(半ば呆れて)協力してくれた、ファブラボ太宰府のスタッフの皆さまに感謝の念が耐えません…(u_u)
                この絵本をムスコが作ったのは、太宰府在住の3年半前。 ちょうど私がファブラボ太宰府と出会った頃…
                それまで、3Dプリンターなんて火星くらい遠い存在… テレビや雑誌でしか見られない都市伝説のようなもの
                私の抑えていた好奇心が湧き上がることに… 主に私の遊び道具は、レーザーカッターだったが。
                はじめに体験した、中澤さん直伝の電子手芸でいつか絵本を作ることはずっと自分のテーマに。。
              • FAB3D CONTEST 2018 を通して ②

                ☆子育てをしてきた経験上。(少しだけ(´∀`=)
                ✴︎子どもは見て触って物を確かめる。
                ✴︎子どもは凸凹のものが大好き。
                ✴︎本は自分で読みたい
                という特性を持つ。

                ☆目の見えない子どもにもよめる本

                ✴︎親子で夏休みに取り組んだ自由研究でしらべて…
                ・目が見えないこと、
                ・耳が聞こえない、喋れないこと、
                ・体が動けないこと
                *一番怖い(不安な)こと → 目が見えないことではないか。(実際に体験した結果)

                *点字の読めない小さな子どもでも読める本があっても良いのでは。

                *老眼の(入口)私にも読みやすい

                ◎私自身、高さ2ミリの凹凸の文字が、手触りが気に入る。

                *立体的な文字は思った以上に読みやすいことがわかった。


                 

              • ☆エピローグ

                これにて、短期間でアナログ人間のロースペックオバチャンが、近くに 3Dプリンターがなくとも「FAB 3Dコンテスト」に応募できるか⁉️という実証実験はこれにて終了。

                記念受験すべく、大満足です(╹◡╹)

                iPhoneすら使いこなせない私には無謀な挑戦でしたが、ファブラボの優しい仲間たちが、朝に夕に私のヘルプ(fabbleがあかなーい!全部消えたー!など)対応してくれ、折れそうな心を名実共にサポートしてくれました。

                デジファブの中でも敷居の高い 3Dプリンターでしたが、入り口はだいぶバリアフリーになってきたように感じます。
                これからの子どもたちがさらに可能性を広げるツールになりそうです☆

              Project comments