<つくる>ということ

Created Date: 2016-10-31/ updated date: 2018-03-13
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    Summary
    《<つくる>ということ》は、“ゴミとは何か”という問いから始まったインスタレーションである。ゴミである状態・ゴミでない状態の境界線を探ることを目的とした。
    3Dスキャン・3Dプリントされたゴミたちとストリートビューによる映像、3Dプリントされたゴミが入ったゴミ箱によって構成されている。
    2016年10月29日(土)-31日(月)まで、武蔵野美術大学芸術祭にて展示された。
    映像 -> https://vimeo.com/189525791 (long ver)|https://vimeo.com/189635066 (30sec ver)

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • Makerbot DigitizerとSENSE 3D Scannerを通じて、3Dスキャンを行う。

            今回は、
            ・ポンジュース 500ml(ペットボトル)
            ・鼻をかんだ後のティッシュ ×3
            ・コンビニで貰ったポリ袋
            ・チラシ
            を3Dスキャンした。
            • 上記の工程を経てスキャンされた3Dデータを、3Dプリントする。

              右図の通り、サポート材が残ってしまったゴミや、途中で噴出口がズレてしまい上手く出力できなかったゴミもあるが、むしろそのようなエラーは、ゴミのゴミたり得る性質の認識をより曖昧にする。よって、今回はこのエラーを生かすことにする。
              • ゴミと作品の中間となるモノを作るべく、小型車に近づくと、車輪がとてつもない勢いで回転し、ゴミが反抗する、という機構を作りたいと考えた。
              •  ゴミは、ゴミの置かれた状況によって、ゴミと見なされるか否か、認識が変わりうるのではないか。ゴミに<状況>を与えるために、Google ストリートビューを用いた映像を制作した。

                今回は、
                ・西東京 保谷駅周辺
                ・渋谷 スクランブル交差点周辺
                ・イタリア ミラノ ドゥオーモ周辺
                ・オーストラリア ビクトリア州 Wattle Creak 周辺
                の四箇所の地面を、スクリーンショットを行い収集し、映像化した。
                • キャプションとライト、ストリートビューの映像を映すディスプレイ、3Dプリントされたゴミを入れたゴミ箱、3Dプリントされたゴミを載せた小型車、3Dプリントされたゴミ(エラーがあるものも含む)で構成する。

                  ゴミがゴミでないように見えてしまう、作品として映えてくるかのような構成を目指した。
                  しかし今回出力したモノ自体は、後々捨てられる。
                  では私は作品を作っていたのか、それともゴミを作っていたのか、という問いが生まれてしまう。
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                  References

                    Usages

                      Project comments