片手だけでインスタント味噌汁の味噌をしぼりだす道具
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Summary
片手だけでインスタント味噌汁の味噌をしぼりだす道具です。
インスタント味噌汁は、味噌をしぼりだすのにどうしても両手が必要なので、片手だけでインスタント味噌汁を準備できたら良いなと思い製作してみました。例えばスマホ片手でもインスタント味噌汁の味噌をしぼり出すことが出来ます。両手でしぼる時でも他事を考えていたら、勢い余って手が滑り、味噌が指先に少しつくことがあるので、指先やキッチンが汚れないよう片手で簡単に絞れるような構造にしました。
しぼったあとのインスタント味噌汁の袋は、ゴミ箱の上で力を緩めると滑り出す感じで、簡単に捨てれるようにしています。
インスタント味噌汁は、味噌をしぼりだすのにどうしても両手が必要なので、片手だけでインスタント味噌汁を準備できたら良いなと思い製作してみました。例えばスマホ片手でもインスタント味噌汁の味噌をしぼり出すことが出来ます。両手でしぼる時でも他事を考えていたら、勢い余って手が滑り、味噌が指先に少しつくことがあるので、指先やキッチンが汚れないよう片手で簡単に絞れるような構造にしました。
しぼったあとのインスタント味噌汁の袋は、ゴミ箱の上で力を緩めると滑り出す感じで、簡単に捨てれるようにしています。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- インスタント味噌汁がとっても好き
- スマホや読書しながらでもインスタント味噌汁を作りたい
- インスタント味噌汁の味噌をしぼり出すとよく指先に味噌がついてしまう
- 片手だけでインスタント味噌汁の味噌をしぼり出せない(ほとんどの方は難しい?)
- インスタント味噌汁は味噌をしぼってお湯を注ぐだけと、とっても手軽なのに、片手で作ることができないようです。食事の準備のためインスタント味噌汁を作ろうと思うと、いったん作業を中断して、味噌をしぼるのに両手を使う必要があります。慌てているときによくやるのが、しぼった味噌が指先についてしまい手を洗うのですが、すぐ乾かないので、なるべく指先を汚さないようにしぼるのが大変です。指先を汚さず、スマホや本を読みながらでもインスタント味噌汁の味噌をしぼれないか、試行錯誤のうえ片手だけでインスタント味噌汁の味噌をしぼりだす道具を製作することができました。
- 最初の案から26回にわたる試行錯誤を重ねました。最初の案は「挟んでしぼる」挟んでしぼるだけだとちょっと力を抜くとゴミ箱にきれいに入らないことがわかりました。大きさ、形、出力時間、挟み方、角度、実際力を加えてみるなど・・・出力しては試してみて、また修正のくりかえしでした。
- 最初頭に浮かんだイメージです。以下の4点を念頭にデザインしました。
- 片手でインスタント味噌汁の味噌をしぼる
- 切り口はハサミでカットする
- ハサミでカットするためにはインスタント味噌汁を立てておく必要がある
- ゴミ箱にポイと捨てれる
- うまくゴミ箱に捨てられない
味噌をしぼる際、少しでも力を緩めると汁椀にインスタント味噌汁の袋が落ちてしまいました。この1点をクリアするために26回の試行錯誤が始まりました。- インスタント味噌汁を固定をするのに、輪ゴムを使ったり、がま口のような構造にしたのですが、使ってみたところロックした状態を片手で外すのに少し手間取ったため、採用を見送りました。
- ギザギザをつけて、洗濯ばさみのような効果が出るかと思ったのですが、問題は増えていくばかりです。
- ギザギザの力が弱くゴミ箱に捨てる際にうまくてれない
- 挟み方が悪いと垂れてくる
- 意地悪して力を入れると折れてしまう
- 雑に使うと角度が広くなり挟まなくなる
- 全体的にカクカクしているので、角に手が当たると少し痛かった!そこで、全体的に丸みをつけてみました。
- ギザギザを増やすことで解決案2が改善され、完成したかと思ったのですが、どうもこの解決案の方向性は違ったようです。
- 補強をしたため、力を入れても折れなくなった
- ギザギザが引っかかってうまくインスタント味噌汁を挿入できない
- ゴミ箱に捨てる際にギザギザがさらに邪魔をしてうまく捨てれない
- アプローチを変えて、挟む方向、厚みを薄くを変更してみました。厚みを薄くすることにより弱い力でしぼることが出来るようになりました。厚みは、0.4mm、0.8mm、1.2mm、1.6mmで試してみたら1.2mmがしぼりよかったので、1.2mmの厚みで再度作り直しをしてみました。側面がない形状は、インスタント味噌汁をしぼった後、楽にゴミ箱に入るようになりましたが、インスタント味噌汁を立てて入れると開いている方向に倒れそうです。
- インスタント味噌汁をつまむ際に、一番曲がる部分が大きい箇所ですが、穴の大きさを小さくするとインスタント味噌汁が入らない。しかし、穴の大きさを大きくするとうまく絞れないといった問題がありました。製作にあたり、次の優先順位で試行錯誤しました。
- 片手でインスタント味噌汁を挿入できる
- 完全に味噌をしぼりきらなくとも、片手でしぼれる
穴の大きさは1~2mmだと挿入が難しく、3mmでギリギリでした。穴の大きさが3mmだと味噌を残さずきれいに絞るのは難しいのですが、「片手でインスタント味噌汁を挿入できる」ことを優先しています。 - インスタント味噌汁を立てて入れる際に転倒や、傾けた際の落下防止の側面をつけた形状になり、目標にしていた4項目が達成できました。【工夫した点】
- 立てて入れる → 底の大きさ、挟む角度が重要でした
- 味噌をしぼっている間にインスタント味噌汁の袋の落下を防ぐ → インスタント味噌汁の袋が落ちないよう支えになるよう側面の長さなど考慮
- ゴミ箱に入れやすくする → 挟む力を緩めると、ゴミ箱に落ちるようV字の溝状にする
- 印刷していると、印刷物が小さいためか印刷物の剥がれが発生しました。そこで、少しでもヒートベットに接する面積を増やすよう形状の見直しを図りました。この見直しには、インスタント味噌汁の切り口をカットしやすくするために、真っすぐ立つようにする狙いもありました。
- TinkerCADには鏡像という機能があったので、こちらを使って左手用を作成しました。
- 左手用として作ったものも、右手で使ってみると、味噌をしぼるのに親指以外の4本の指を使うためしぼる面積が大きく比較的楽にしぼれました。
- 親指でしぼると、しぼり出す場所をピンポイントで調整できます。
- 親指以外の4本の指でしぼると、しぼる面積が大きいので、比較的楽にしぼれます。
使用する際は、持ちやすいほうで使っていただけたらよいのではないかと思います。
- しぼった後の状態です。しじみ、わかめともに片手だけでよくしぼれていると思います。
- 作品の出力の造形方向ですが、片手で味噌をしぼるという操作があるため、味噌をしぼる際に力を込めても割れないよう積層が横になるよう写真のように立てて出力してください。
- 印刷した際、表面が荒れるようでしたら冷却ファンの設定を見直してみてください。冷却ファンをなしにすると、表面の荒れが改善されました。
- 使用CAD:TinkerCADTinkerCADはお手軽で良いです。素材:PETG※柔軟性があるPETGで出力してください。サポート:はいラフト:はい充填率:25%
- 片手だけでインスタント味噌汁の味噌をしぼりだす道具は、両手を使わなくてもインスタント味噌汁の味噌をしぼりだすことができます。しぼり出すのには慣れが必要ですが、うっかり力を入れすぎて味噌が指先につくことはなくなりました。片手に何か持った状態(たとえば、読書やスマホをしながら)でも、片手だけでインスタント味噌汁を入れることが出来ます。
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