缶詰固定具 ユビキラズ
約束ではなく指マモル 缶詰固定具 ユビキラズ
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約束ではなく指マモル 缶詰固定具 ユビキラズ by ICTRehabilitaionResearchLabo is licensed under the Creative Commons - Attribution-NonCommercial license.
Summary
力の弱い方、缶を開ける時に怪我しやすい子供たちが対象です。
缶詰を安全に開けられるように、上から押さえられる固定具を作成しました。
今まで缶詰を開けやすくするオープナーはたくさんデータがある状態です。
しかし、缶詰自身を押さえる道具はありませんでした。
そこで、安定しやすい上方向から押さえられる固定具を今回作成しました。
缶詰を安全に開けられるように、上から押さえられる固定具を作成しました。
今まで缶詰を開けやすくするオープナーはたくさんデータがある状態です。
しかし、缶詰自身を押さえる道具はありませんでした。
そこで、安定しやすい上方向から押さえられる固定具を今回作成しました。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- 怪我が怖くて缶詰を開けられない方たち、抑える力が弱くて安定しない方たち、及び子供たち
- 私は大学生の頃から一人暮らしを始めました。毎日自炊していたのですが、ツナ缶を開けた時に左手の親指をスッパリ切ってしまいました。小さいころから缶詰は開けてきたのですが、指が完全に乾いている状態でないと横から押さえるのが難しいことと、等身の低い缶詰は安定しないのが不満でした。だからと言って上から押さえると鋭利な蓋で怪我をしてしまいます。今回のケガはつい自然に押さえやすい上部に指を乗せていたのが原因ですね。加えて、自助具として缶詰のプルタブオープナーはいっぱいありますが、缶詰そのものを抑える固定具はありませんでした。そこで、上から抑えても安全に開けられるような治具を作成することにしました。
- まずは缶詰を購入し、規格を調べました。一般的なツナ缶は頭身が低い物、高い物があるということが分かりました。また、直径もメーカーによって若干差があるみたいです。そもそも缶詰を開けるのにはかなり力が加わるため、かなりの強度が必要なります。よって、破損の原因となりそうな高さ調節は考えずに、直径だけ対応できるようにしました。
- まずは大まかな形を設計しました。真っ直ぐ角ばった形になっていますが、実際に指で押さえると自然に斜めになるので角度をつけました。この形でも良かったのですが、せっかくなら指の形にしようということで窪みをラウンドにしました。また、手が小さい人でも使えるよう支障が出ない程度に窪みを内側にしました。
- 先程の印刷を途中で終了した問題というのは、表と裏どちらから印刷するかというものです。簡単に印刷できるようにサポート材は不要な形で設計したいと考えていました。1枚目のように表から印刷すると指の形はキレイになりますが、二重リングの印刷が不可能になります。それはリングを空中で印刷しなければならないからです。(2枚目から3枚目)階段状のものを空中で印刷することは可能ですが、急に平行方向へ印刷することはできません。なので、このモデルは裏にして指部分を階段状に空中で印刷する形になります。
- 印刷して使ってみたのですが、さらに奥の方で押さえたいと感じました。窪みは余ってもそこまで問題にならないことが分かったので少し伸ばしました。また、角ばっている部分が触れて結構痛かったです。なので・指の窪みの延長・窪みの角度調整・丸みを帯びた形にするこの3つを次に修正することにします。ただ、あまりラウンドにしすぎると印刷の際にサポート材が必要になってくるので、そこは調整しました。強度面は心配なさそうです。データ:試作品3
- ほぼ完成したので、最終確認として缶を開けてみました。その結果、リングの大きさを広げたにも関わらず引っかかることに…データ:試作品6原因は直径部分が奥側へズレていくのが問題みたいです。缶を開けるということは蓋が斜め上に移動していきます。真上ではありません。なので、蓋の直径部分がリングの奥側3分の1辺りとかなり奥までまで触れることになります。このことを考慮して楕円状にし、縁を軽く丸めることにしました。
- 今までは缶詰を開けられる治具で止まっていましたが、缶自体も固定できる治具として公開しました。この治具によって、怪我の防止や力が弱い方でも安定した開封を可能にします。また、最近は災害時の非常食として缶詰の需要が高まっています。実際に被災して缶詰を開けざるを得ない状況になることも少なくありません。確実に、安全に開けられるツールとして活躍すると考えています。
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