今回の対象者はALSを有しており、手指の筋力低下によって鍵のつまみをつまんで操作することが困難になっていた。対象者は自立して移動することは可能であったが、鍵の開閉が難しくなることで、その行動が制限される状況につながる状況であった。
ALSを有する方の鍵の開閉を助ける自助具
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ALSを有する方の鍵の開閉を助ける自助具 by ICTRehabilitationResearchLab is licensed under the Creative Commons - Attribution-NonCommercial-ShareAlike license.
Summary
筋萎縮性側索硬化症により手指の力が弱くなり、鍵の開閉に困難さを抱えている方がいた。
その方に対して、手で握って大きな動きで操作ができる自助具を製作することで、自身で楽に鍵の開閉ができるようになった。このことは日常の活動の中で、ご本人の安心感にもつながった。
その方に対して、手で握って大きな動きで操作ができる自助具を製作することで、自身で楽に鍵の開閉ができるようになった。このことは日常の活動の中で、ご本人の安心感にもつながった。

Materials
Tools
Blueprints
Making
Why
0対象者は指の力で何とか鍵を開けている状況であったが、疾患が進行性であるため、近いうちに操作が困難になることが予測された。一方で、つまみをつまむ力は低下しているものの、握力は良好に保たれており、前腕の回旋運動を活用することで安楽かつ継続的に鍵の開閉が可能になると考えられた。鍵を自ら開閉できることは、対象者の生活を維持する上で極めて重要であり、その手段を支援することが生活の継続に直結する。- 本自助具はドアノブに設置することで、対象者自身が取り付けて操作することが可能となる。添付の写真は支援者が模擬的に使用したものであり、実際の使用方法とは一部異なるが、スムーズな操作が確認できた。ご本人からは「とても楽に操作できるようになりました。時間もかからず、安心して使えるので本当に嬉しいです」との感想をいただいている。
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Usages
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