coffee

Created Date: 2018-10-04/ updated date: 2018-10-04
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    Summary
    コーヒーを入れるのに使う道具纏め

    Memo

    欠点豆について

    posted by kai-1276 on October 04, 2018
    選別時に弾かれるものを欠点豆と呼ぶ。特徴ばかり書いていても仕方ないのでなぜ弾かれるかも記す。


    ・異物 石ころなどの異物。機械の不調や雑味の原因となる。

    ・大型豆 通常のものよりデカい豆。前述の通り火の通りから焙煎度に影響が出る為、大型豆は纏めて焙煎される。

    ・ベルジ 小型の、未成熟のもの。焙煎度に加えそもそもの味が青臭く嫌な刺激(タング)を持つ為弾かれる。
    ・ピーベリー 通常、コーヒー果実には2粒のフラットビーン(片面が平らなコーヒー豆)が入っているが、これが一粒のものをピーベリーと呼ぶ。平らな面がないのが特徴。焙煎度に影響が出る為、大型豆同様纏めて焙煎される。ピーベリーのみを集めたコーヒーを好む愛好家もいるため、需要は高い。どこの業界でもレア物に弱い人種はいる。

    ・貝殻豆 乾燥不良、あるいは異常交配でピーベリーと逆に二個以上のコーヒ豆が出来た時、この豆が発生する。ケニアやジンバブエに多く見られる。煎りムラの原因。

    ・シルバースキン コーヒー豆の外側の皮の名前。欠点豆の呼び名でもある。これが焙煎後も残っていると、焙煎度に影響が出る為弾かれる。質感で選別は容易

    ・パーチメント シルバースキンの外側の皮というより殻。これも殻の名前であり、欠点豆の名前でもある。焙煎度のほかエグみや渋みの原因となる。

    ・コッコ パーチメントの更に外側の果肉が着いた豆のこと。紛らわしいが果肉自体はコッコという名前ではない。ヨード臭やアンモニア臭、土臭さの原因となる。

    ・レッドスキン シルバースキンと似ているがこれは「雨かぶり」とも呼ばれる、自然乾燥時に雨に降られたもの。赤い線がついている。味を平坦で希薄なものにするという。

    ・発酵豆 果肉や、果肉とパーチメントの境目の粘液質(ミューシレージ)を発酵除去する段階で豆にまで発酵が及んでしまったもの。初期段階の豆の選別は難しい。発酵臭の原因となる。

    ・黒豆 発酵が進み黒く萎縮した豆。生豆の段階だと発見は容易。腐敗臭の原因となる。

    ・カビ豆 乾燥段階での乾燥不足や保管時の管理不足などで豆にカビがついたもの。カビ臭の原因となる。センターカット(豆の平らな面の溝)にカビが生えたものに注意 カビが進んだものは黒豆のように黒く萎縮する。

    ・死豆 正常に結実しなかった豆。煎っても色つきが遅く、見分けやすい。と同時に商品価値を著しく損なうことにもなる。風味そのものが希薄で、異臭のもととなる。

    ・割れ豆 乾燥ムラがあったり、移送中に衝撃が加わったりして、豆の粒が割れてしまったもの。小さいカケラが混じることになるから、煎りムラの原因となる。また、深煎りすると、火がついて燃え上がることも

    ・虫食い豆 プロッカーという蛾の幼虫が入り込んだもの。殺虫剤を使っていない証拠で好ましいともいえるが、味が悪くなり、汚れ、濁りの原因ともなる。異臭を出す場合もある。

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