台所肘サポート

Created Date: 2025-08-13/ updated date: 2025-08-30
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Summary
失調症状のある方の皿洗い動作で上肢の安定性を高めるために作成しました。
3DモデルはTinkerCadで作成しました。

Materials

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      Blueprints

        Making

        • 今回の対象者は、脳血管疾患により左半身に失調症状を呈した方。 独居で生活しており、家事を含め自立して生活している
          • リハビリ中に生活のことを伺っている際、「お皿洗い中にお皿を割ってしまうから陶器などは使えない、洗い物も洗いづらくて困っている」と話されていた。左手の失調症状で困ることが多くある中で「皿洗い」の話が出たため、製作者は現状の困りごとの中で皿洗いの優先順位が高いことを認識した。自宅訪問の際、お部屋にはご自身の好みの置物などが綺麗に飾られていたが、プラスチックの食器は食器棚などではなく乾燥ラックに置かれていた。それを見て使いやすい食器のみでなく、ご自身の好みの食器を割る心配なく皿洗いができるように今回の物を作成しようと考えた。
            • 作成は3DモデルはTinkerCadを使用して作成。
              • 上肢の支持性を高めることで失調症状を軽減させるためにシンクに肘置きを取り付けることを考えた。シンクに固定するための台座、肘を置くための肘置きの作成を考えた。試作ではシンクに固定するため万力式のモデルを作成。上部の湾曲した部分に肘を置いて支持性が高められないかと考えた。
              • 万力式の固定は、シンク内側のR形状により固定性が乏しく使用している間に固定が外れてしまった。また、ねじ頭の突起部分が邪魔であった。そこでシンクの幅を測り、シンクに合わせて3Dモデルを作成。利用者の肘の高さや、使いやすい角度を測り反映させた。
              • 続試作品はシンクの幅などを測り作成したが、どうしても隙間ができてしまい失調症状の揺れによって固定が外れてしまった。そこで、シンクにあたる部分に耐震ジェルマットや滑り止めを試した結果、滑り止めで固定が外れず使用することができた。 さらに続試作品を使用してもらい、肘置き部分はもっと低い方が使いやすいと要望があった。続試作品は台座と肘置きをつなぐために長い棒を取り付けていた。長い棒をつけたままだと高さを低くできないため、ベアリング(内径40㎜×外径62㎜×幅12㎜)を取り付けて低いままで自由度のある台座と肘置きを作成した。
            • 皿洗い:自助具なし
              お皿洗いの際の失調による揺れは軽減。お皿をシンクにぶつけてしまう回数も減少した。 ご本人様からは「力が入れやすくなってお皿を持っていても安定するようになった」と言っていただきました。 まだ改善する部分はあると思うので聴取しながらさらに良くしていきたいと思います。
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