行灯の外枠を平面CADで設計しました。基板のパターンも同じ図面上に書いています。
【自作自演】結婚披露宴演出システム【初めての共同作業】
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Summary
結婚披露宴を光で彩るLED行灯を自作し、実際に作者の結婚式で使用しました。
「せーの」の声とともに魔法のステッキを振ると、各テーブルに1つずつ置いてある11個のLED行灯が七色に光輝きます。
「せーの」の声とともに魔法のステッキを振ると、各テーブルに1つずつ置いてある11個のLED行灯が七色に光輝きます。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- 製作予定の行灯は予備も含めて15個。1つの行灯に角材を13本使うので、占めて195本の角材を切り出しました。ホームセンターの工作室の電動糸鋸を使わせてもらいました。手で切っていたらどうなっていたことやら。
- 回路図がこちら。明るさを保つためにフルカラーLEDを2つ、どの方向から赤外線が来てもいいように赤外線受信モジュールを2つ搭載しています。クリスタルやシリアルポート周りはArduino互換にして、組み立てたあともプログラムが書き換えられるようにしています。
- プリント基板を切削で作るために設計。
- Roland DG の iModela を使って基板切削を行います。付属のiModela Creator で作業しても良いのですが、今回は iModela の Windowsドライバの機能を使ってCADから直接切削ファイルを作成します。
- iModela Controller から先ほどの切削ファイルを出力すると加工が始まります。本当は基板切削用のVカットの刃物でやるのが良いのですが、0.5mmのツールで代用しました。
- ジャンパーが2本飛んでしまったのは心残り。
- 裏側から見るとこうなっています。右下に見えるのがロータリスイッチで、それぞれにIDを振り個別に光らせることができます。
- 100均で売っていたおもちゃのステッキを改造して、赤外線LEDGERを仕込みました。コントロールボックスは家にあったものでありあわせで作りました(時間がなかった…)
- 15個作りましたが動作まで至ったのが13個でした。完成したのが結婚披露宴の前日というデスマーチ。説明していませんでしたが、外側に半紙を貼ってくれたのは妻です。「初めての共同作業」でした。
- 赤外線の送受信部にはArduinoのライブラリ「iRemote」を使用しました。家のテレビ(REGZA)のリモコンから出る信号と同じにしてあるので、テレビのリモコンからでも操作できます。
References
Usages
作品の実演をする新郎新婦
「せーの」の声とともに魔法のステッキを振ると、魔法(38kHz)の力によりLEDが虹色に輝きはじめます。実演の後は、新郎自らによる作品の解説が行われました。「この行灯は私達が手作りしたものです。プロトタイピングにはArduinoを使用し、赤外線送受信のライブラリを使っています。」個別に光らせる機能の有効活用
各テーブルの行灯を個別に光らせることができることを利用して、テーブルを1つずつ光らせ、各テーブルのゲストの方々を順番に紹介するということをしました。来ていただいた方に感謝するとともに、他のゲストがどういう人たちなのかを知ってもらいたいという、新郎新婦の思いが込められています。来場者へプレゼント
使い終わった行灯はテーブルで欲しい人にプレゼントしました。裏のDIPスイッチを変えれば自動で光るモードになるのでインテリアとして楽しめます。家のテレビがREGZAの人はリモコンで遊べます。
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