片手で屈まぬワンタッチドアストッパー

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ドアの開け閉めに使用する、つけ外しが安易にできるドアストッパーです。
え?ドアストッパーなんてどこにでもあるじゃん!
なんでこんな大きいの?…そんな声が聞こえてきそう!!
  
このドアストッパーは、毎日7か所以上の、セキュリティロックのあるドアを開け閉めして仕事をされている半身まひの方につくった、屈まずにワンタッチで「つけ外し」できるドアストッパー。
いろんなドア(重い/軽い/スキマが広い/床がツルツルなど…)にFITし、ドアの荷重によって勝手に止まる仕組みです。使用しているパーツは、会社や工場などで頻繁に利用される資材を再利用しています。
ホームセンターなどにもうっている、イレクターパイプ(28mm以下)やゴムキャップを利用すれば、どんな方にもカスタマイズして使うコトができます。

Memos

  • 働く日常

    posted by kurea on August 30, 2024
    ファーストタッチは2024/6/中旬。
    会社の障がい者雇用枠で務めている方と、仕事の関係でお話することになったことがきっかけ。
    この部署(部屋)には、多様な障害のニーズに合わせた、様々な創意工夫がちりばめられていて、そのアイデアたちに私は仕事そっちのけでドキドキワクワクしていた。

    半身まひの方二名と、
  • 「仕事」に最適なドアストッパーはどれ?

    posted by kurea on August 30, 2024
    7月に入った頃。
    簡易的にどこにでもありがちなドアストッパーを3Dプリントし持っていった。
    すると、「実はね」と様々な試作物を出してきてくれた。
    毎日使うもの(摩耗性)、かつドアの形や床の種類はさまざま。
    今のところ、段ボールで作ったもの(下の二つ)が一番いいのだ、とのこと。
  • アイデアはいいものの

    posted by kurea on August 30, 2024
    7月初めごろ。
    紐で引っ掛ける、荷重で勝手にドアが閉まる形状を考案。
    めっちゃいいアイデアじゃん!とおもったものの、ヒモが落ちる可能性や、すぐに外せないといった課題を突き付けられる。何より3Dプリンタは軽くて、ツルツルの床の場合引っ掛からない!
    会社は生産性即効性命、見た目や形よさそうなだけではだめでした。
  • 工場部品の再利用

    posted by kurea on August 30, 2024
    先述の通り、半身まひの方々が働かれている室では創意工夫が満載。
    ここでは、各工場や部署から出てきた使わなくなった部品、資材を利用した「その人のための」道具がたくさんある。
    中でも、段ボールとこのイレクターパイプというものは非常に活躍していて、強度やカスタムの仕方が段違いにいいのだそう。
    なるほど、
  • カマタイプの試作

    posted by kurea on August 30, 2024
    7月中旬下旬ころ。

    ・一発で止まって
    ・一発で外せる
    ・いろんなドアや床にも使えて
    ・既にあるモノを有効利用して
    ・ユーザーに合わせてカスタムできる
    ドアを見つめながら出したプロトタイプ。
    裏面はガムテープで、どこにでもあるものだけで作り、業務で実際に使ってもらう。
  • KAIZEN

    posted by kurea on August 30, 2024
    初期にお渡ししてた3Dプリンタ品を、改善・改良して使っていただいていた!
    今回のカマタイプとは別で、メインで働かれている室の日常使いで使用していただいていた。
    ちなみにこのドアストッパーは、このfabbleで見つけたもの。
    アイデアがドンドン生まれていてうれしい…!!
  • KAIZEN02

    posted by kurea on August 30, 2024
    8月くらい。
    提案したカマタイプのドアストッパーも改善していただいていた!
    そしてこちらも、より様々なドア形状に挟まるよう、薄さや角度を調整。
    ネックだったストッパーの位置固定に関しても改善されている。
    屈まずに、細かいことをせずに取り付けられる。
    カスタム側のゴムキャップがツルツルの床でもグリップとなってくれるので、
  • 「ありがとう」という言葉

    posted by kurea on August 30, 2024
    ぽっと出のぽっと出しのアイデアから、少しずつ改善がなされて今の姿になっています。もちろん私だけでは成り立たない発見や気づきも多い、もっと精進してかねばなあ、、、とそんな中、使用していただいている方からお礼の連絡を頂きました。
    毎日使ってくれていて、一緒に良くしていこうとしてくれる、なんて嬉しいんだろう!
  • 一旦の〆。と、これから

    posted by kurea on August 30, 2024
    Why項目にも書いた、「もっと楽に」という想いと、ドアストッパーという小さな部分から始まったモノづくり。
    今回のモノづくりはもしかしたら「マイナスからゼロ」の部分かもしれず、だとしたらまだ「ゼロからプラス」がこの先にあるんですよね。
    コンテスト応募のため、いったんはまとめ的な感じで書きつつ、