間伐材でサーフボードを作る

Created Date: 2018-03-28/ updated date: 2018-04-01
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Summary
淳(ATSUSHI)と淳(JUN)の共同作製。
Aのアライア(木製サーフボード)作成計画に端を発し、Jが木材調達係としてFUJIMOCKに参加。デザイン、シェイプはA担当、デジタルファブリケーションはJ担当。

Materials

    Tools

      Blueprints

        Making

        • FUJIMOCK FES 2017.10.21
          • 雨降りしきるなか、間伐材を入手するため山へ。

            2014年静岡マラソン、2017年FUJIMOCK、2018年ファブラボ浜松合宿と、静岡に来ると雨です。静岡とは相性が悪い。
          • 顔を合わせて間もない仲間たちとの共同作業。ヒノキを倒す方向を見定め、追い口、受け口をのこぎりで切り込みを入れます。
          • 巧みな牽引ロープワークの後、再度力を合わせて引っ張ります。倒れたときの音は迫力がありました。
          • 伐倒翌日の製材作業はチェーンソーの不具合により延期。
            後日、製材していただきました。
          • 静岡から神奈川へようこそ。
            大きいの6本も大丈夫ですか?と言われていましたが、サーフボードと比べるとそうでもなかったです。とても重い。
            外から帰宅すると、家の外までヒノキの香りが漂っていることがありました。
        • 自宅到着 2017.11.19
          〜 面出し依頼 2018.02.03
          • 手持ちで帰ってきた輪切りの板
            含水率は心材と辺材とで異なり、辺材の含水率が高いと教えていただきましたが、目に見える形にしたい…
          • デジタル含水率計で測定することにしました。
            表面を傷つけたくなかったこともあって、高周波誘導電率型を購入してみたものの、表面平らでなかったせいかうまく測定できず。電気抵抗式を購入し直すことに。

          • 1センチ刻みで含水率測定。なかなか忍耐力を要する作業でした。
            中心から外側へと徐々に変化していますが、ある部分で急激に含水率が跳ね上がります。教えていただいたのは嘘ではなかったです。
          • 測定3日後にひび割れ発生。FUJIMOCKからも9日。割れるのは意外に早かったという印象。
            そばに置いておいたので、パキパキと割れる瞬間の音を聞けました。
          • 放置しておいたらカビが発生していました。カビが生えているのは辺材部分。含水率との関係があるのでしょうか。
            掃除機で除去。
          • カビだけでなく、両端にヒビ割れ多数。
            ひび割れは自宅到着してまもなく現れ始め、時間とともに数、大きさも拡大。
        • 大物作製仲間のOさんから情報をいただき、Iさん経由でK工務店さんに面だしと貼り合わせを依頼することに。
          • 長さ2000 mm x 幅500 mm x 厚さ20 mmへの加工を依頼。
            製材すると1本のヒノキから取れるのは幅130〜150 mmほどなので、4枚を貼り合わせて500 mmにするという算段になりました。
            接着剤にはTitebond IIIを使用していただくようにお願いしました。
        • 発表会までに作製&試乗会をすませるため、急ピッチで作業をすすめます。
          2018.02.19〜2018.03.24
          • Alaia第一人者であるTom Wegener氏のモデルを参考にして、今回は乗りやすいように幅を広めに設計。

            知り合いのサーフショップにある実物を見学してデザインの詳細を調査。
          • BoardCADで作製したテンプレート(トップとボトムラインが組み合わさっています)にてアウトラインの墨出し。
          • #80紙やすりで凹凸をヤスリがけした後、#120で仕上げ。
            二人で黙々とゴシゴシ削ります。

            二日後に腕〜肩〜背中が筋肉痛。。。
          • コーテイングの種類は亜麻仁油、蜜蝋、ニスなどがあります。今回は板の繋ぎに釘を使用していたので防水性を優先して油性ニスを選択しました。
          • 一度乾燥させた後に、#400紙やすりで表面を削り直して、ニスを重ね塗り。スケジュールの都合上、今回は重ね塗りは2回で終了。
          • フィンを取り付けられるようにフィンボックスを加工。
            既成のFCSフィン用にサイズを調整しましたが、Alaiaの板厚が薄いため、既成品より深さを浅めに仕上げました。
          • 通常のサーフボードよりも浮力が少なく、波を掴むのが非常に難しい。
            もっと乗れるイメージだったのに。。。

            ボードに乗る重心を調整しながら徐々に乗る感覚を掴みます。
          • 2回めのライド!
            先ほどよりもロングライド!!

            この後、無残にも割れてしまい、今回はこれが最後のライディングとなりました。
          • 原因としては、接着面の接着剤不足、年輪の向きを交互に貼り合わせるべきところを同一方向で貼り合わせてしまったことなどが考えられます。
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