レーザーカッターbeamo 使い方

Created Date: 2024-01-11/ updated date: 2024-01-12
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    Summary
    京島共同凸工所のレーザーカッター「beamo」の使い方をまとめています。

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • 電源ケーブルをコンセントに繋ぎ、主電源をONにします。
            パネルに注意事項が表示されるので「同意する」をタッチしてください。
            • 透明なドア部分を開け、ハニカムボードの上に加工したい素材を配置します。
              ※彫刻加工のみであれば、ハニカムボードはなくても問題ありません。
            • PCからBeam Studioを起動します。
              ※Wi-Fiでbeamo本体と接続されています。接続エラーが表示された場合はスタッフに伝えてください。
              • 画面左上のカメラのマークを押すと、プレビューモードに移行します。
                • 「カメラプレビュー」が選択された状態で、見たいエリアを左上から右下に向けてドラッグ&ドロップすると、レーザーカッターに搭載されたカメラが中身を撮影し、画面に映し出されます。

                  再度プレビューを行いたい場合は、「カメラプレビュー」を選択した状態で、同じようにドラッグ&ドロップしてください。以前にプレビューされた結果は削除されます。
                • 矢印:プレビューを終了
                  カメラプレビュー:選択範囲をプレビューします
                  トレース画像:カメラの画像から加工データを生成します
                  ゴミ箱:現在のプレビューを全消しします
              • Beam Studioには簡単な作画機能があります。
                データを制作しながら「彫刻」と「切断」の二種の加工方法を理解しましょう。
                • 図形を選択すると、形状の編集モードになります。図形は大きさや角度のほか、「インフィル」の有無を設定できます。

                  • 「インフィル」ON → 図形の中身が塗りつぶされ、加工の対象となります。
                  • 「インフィル」OFF → 図形の外枠だけが加工の対象となります。

                  まずは「インフィル」をONのデータで彫刻を試してみましょう。図形以外の場所を選択すると、図形の編集モードが終了します。
                • 画面右下に「パラメータ設定」があります(見えない場合はスクロール)。ここでレーザーの「出力」と「速度」を調整することで、素材ごとに適切な加工が行えます。

                  出力:レーザーの強さ。
                  速度:レーザーが移動する速さ。
                  実行:回数を増やすと、同じ加工を繰り返し行う。
                • 「カスタム」と書かれている欄をクリックすると、予め登録されたパラメータの一覧が現れます。「木材 - 3mm 切断」や「アクリル - 彫刻」など、目的に合わせて選択してください。

                  ここでは「木材 - 彫刻」か「アクリル - 彫刻」を選択します。

                  ※ 自分でパラメータを調整することも可能です。
                  ※ インフィルがOFFの図形に対しては、自動的にスピードが20mm/s に制限されます。

                • 加工を開始する前に, かかる時間や動きをシミュレーションできます。

                  時間だけを見積もるパターンと、
                  動き全体を見積もるパターンの2種類があります。


                • 右上のマークを押すと、同様に加工の概要と時間が見積もられます。 想像通りになっているかをチェックした上、「開始」をクリックすると加工スタートします。

              • ジョブが送られると自動でレーザーカッターが動き出します。

                • レーザーの加工中は機材から離れないでください。
                • レーザーの光る部分は直視しすぎないようにしてください。
                • 発火したり、素材が動いてしまうなど、トラブルが起きた際には「一時停止(再開可能)」「停止(再開不可能)」を選択するか、本体の主電源を押すことで加工を中断してください。

                加工が終わると、レーザーのヘッドが初期位置に戻り、十数秒ほど排気を行ったのち、静かになったら蓋を開けて素材を取り出してください。


                • 続いて、切断加工を試してみましょう。
                  Beam Studioの「レイヤー」機能を活用します。
                  • レイヤ一覧の右下にある+をクリックすると、新しいレイヤが作られます。レイヤごとにパラメータが設定されるため、彫刻と切断を分けたり、異なるパワーで彫刻を行いたい際には、レイヤを分けて加工する必要があります。

                    複数のレイヤーがある場合、画面の上から順番に加工が行われます。必要ない図形は削除するか、レイヤーごと非表示/削除しておきましょう。

                  • 新しく作ったレイヤを選択した状態で、好きな図形を描画します。この際、インフィルはOFFにしておきます。

                    パラメータ設定は「木材 - 3mm 切断」などにしておきましょう。
                  • あとは彫刻の際と同じように、必要ならプレビューを行ったのち、加工を開始してください。

                    彫刻と切断を同時に行う場合、彫刻→切断 の順番で加工することがおすすめです。先に切断を行うと、切り離された素材が動いてしまう恐れがあるためです。

                • Beam StudioはAdobe Illustrator などで制作したベクターデータ(ai, svg, dxfなど)を読み込むことができます。

                  ここでは、Adobe Illustratorでのデータ制作方法を記載します。
                • Beam Studio の「ファイル」→「開く」から、先ほど保存したsvg形式のデータを選択してください。 
                  • 積層スタイルを選択:「層」「色」「単一層」
                    と表示されるので「層」を選んでください。

                    ※「色」を選ぶと色ごとにレイヤが分かれます。
                    ※「単一層」では全て同じレイヤになります。
                  • 同じレイヤに複数のデータがある場合、グループとして扱われます。「逆アセンブル」を選択すれば、グループが解除され、個別の図形として調整できます。
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