ポパイ読者の男子に贈るー靴下染めワークショップー

Created Date: 2016-03-04/ updated date: 2018-03-13
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    Summary
    身近にあるもので染める靴下染めワークショップを企画しました。
    ターゲットに想定したのは雑誌POPEYEを読んでいるような男子たちです。
    いつかはPOPEYEで「靴下は自分で染めるのがキテる!」みたいな特集を組んでもらいたい。     参考:マガジンハウス『POPEYE』http://magazineworld.jp/popeye/               ターゲットがポパイ読者じゃなくても仙台じゃなくても靴下を草木染めする際ご参考ください

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • 【はじめに】
            草木染めに興味があったので身近にあるもので染める実験をしました(実験①
            玉ねぎ、枝豆、オレンジの皮で手ぬぐいを染めました

            実験から染める方法と使うものがわかりました

            染料に使うものは捨てられてしまうもの(野菜や果物の皮)か、嫌がられるもの(雑草・植物など)で、かつ仙台らしさ(紫、緑、黄)を出したいと思いました

            冬だったので材料を手に入れるのが難しかったのですが、調べたところ以下のものが染料に使えそうだとわかりました
            だだ茶豆・仙台長茄子・玉ねぎ・ユキヤナギ・宮城野萩・セイタカアワダチソウ

            • 形にするならワークショップ形式が実現可能性がありそうと決まり、どんなターゲットにワークショップをするか考えることにしました。
              そこで案として挙がったのが雑誌POPEYEを読んでいる人たちです。

              そこで家にあるポパイを引っ張り出してきて研究することにしました。


            • ポパイとは・・・
              ”Magazine for City Boys”をテーマに服飾だけでなく最新のカルチャーを発信しながらシティボーイ像を発信している男性誌
              「おしゃれとはこういうものだ」、「これを知らないとシティボーイじゃない」感がすごい
              ちょっとこわい

              ポパイの読者層とは・・・
              20代〜30代の独自のこだわりを持った人たち

              なぜか毎回靴下が・・・
              ポパイを読んでいるとなぜかほとんど毎号靴下が載っていることに気付く
              ちょっとしか見えないところまでこだわり抜けというメッセージが隠されているのだろうか
            • ポパイを読んでそうな男性をターゲットに「これからは靴下も自分で染める時代だぜ」というカルチャーを作るようなワークショップをしよう
              ついでに身近にあるいらないものを染色液に使うことで「エコな人間=かっこいい」というイメージを植え付け、かつ仙台と絡める(無理やり)
          • 今回草木染めでやるワークショップを想定していますが冬で材料が集まらなかったので練習で靴下を染めた時(実験②)はダイロンやコールダイなどの染色液を使っています。
          • 始めます
            写真を所々撮り忘れているので実験①(草木染め)実験②(靴下染め)の写真が混ざっております
            • ここからやる方が草木染めのおもしろさがわかります
              時間がないときは先に作っておいてください

              鍋に染めるもの(皮など)を入れ浸るぐらいの水を入れ色が出るまで煮ます
              染めたいもの(靴下)の重さと同じくらいの量が適量ですが多ければ多いほど濃い目に染まります


              ダイロンなどの染色剤を使う場合は塩とお湯で溶かします
            • この作業は事前調査でやった方がいいとわかった作業です。事前にやっておくと染まりがいいことがわかりました。


              【精錬】
              新品で買ったものには糊や埃がついている可能性があるので
              タライに中性洗剤をたらし20分ほどつけて洗っておきます

              【タンパク質処理】
              綿100パーセントの靴下の場合植物繊維なのでタンパク質をわざと布に含ませる作業が必要になります。ちなみに絹だと動物性繊維なのでこの作業は必要ありません。

              成分無調整の豆乳を水と1:1で割った液に靴下を浸し(20分くらい)脱水します
              時間があるなら日陰で乾燥させてください

            • 染色液(60度くらいのあつあつでやりました)に靴下をいれます
              液がきちんと繊維まで届くようにゴム手袋をして靴下を揉みます
              最初は液が熱いので割り箸を使ってください

              染めムラを防止するためにこまめに動かしながら自分の好きな濃さまで置きます
            • 色落ちを防ぐために媒染液を作ります。
              今回はミョウバンを靴下の重さの10パーセントを少量のお湯で溶かし、お水で薄めておきます(〜1リットルくらい)

              染まった靴下を媒染液に15分ほど浸します
            • ミョウバンの液に浸かった靴下は新しい色を吸いやすくなっています。
              もっと濃い色にしたい・グラデーションにしたい場合は媒染液からもう一度染色液へ持って行き浸します
            • いい感じの色に染まったら水で洗い陰干しします
              乾いたら完成です
          • 染めのデザインは単色だけでなく、1色のグラデーションや2色のグラデーション、ダイダイ染めやライン染めなどができます


            「単色の会」「グラデーションの会」
            で分けることもできるし
            季節ごとの植物を使って
            「春の色の会」にすることも

            パターン化し一回一回でやることをわけることで収益性も見込めます

              1. 薄い色から染める
              2. 媒染液に浸す
              3. 反対方向に持ち別の染色液へ
              4. 媒染液へ
              1. レーザーカッターで予めアクリル板を切っておきます
              2. 板染めの要領で靴下の両側からアクリル板でがっちり挟む(糸や輪ゴムで隙間のないように)
              3. 染色液へ

              隙間があると染料液が入り込むのでがっちり挟んでください
              作りたいラインの幅より2,3ミリ大きめに作っておくといいかも
              アクリル版の上からMDFなどで挟み込めば水を吸って膨らむため液の入り込みを防ぐのでは
              1. 染料液を100円ショップに売ってるドレッシング入れに入れておく
              2. 靴下をおりたたみ輪ゴムで縛る
              3. 網の上に置き適当に色をつけていく
              4. 時間をかけ放置

              染色液はなるべく濃い色で
              今回私はやりませんでしたが準備物と時間がかかるから難易度高め


            • 今回実験ではやりませんでしたが刺繍糸でワンポイントを縫っておいて染めたらそこだけ色が入らない、といった染め方もできそう
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