もとになる細長回転楕円体を半分に切ったものを作る0CADを使って細長回転楕円体を半分に切ったものを作りましょう。さまざまな応用が考えられるので、回転楕円体に限りませんが、まずは、回転楕円体が無難だと思います。たとえば、下のファイルです。semi-ellipsoid.stlAdd Annotation Order
回転楕円体を捩じります0どうやって捩じってもいいのですが、CADで簡単に捩じる方法は、よく知りません。数学的に、どうしたらいいのかはっきりしているときはpythonでやってしまうのがよいです。pip install stlなどで、stlを読み込めるようにして、下のスクリプトを使います。twist.py-20度から20度まで5度間隔で捩じっています。以下のstlが出来ました。rattleback_stl.zipAdd Annotation Order
回してみましょう捩じる角度の正負によって、振る舞いが逆になります。このラトルバックはキラリティあるいは掌性と呼ばれる性質を持っています。キラリティとは、その物体とその鏡像の間で、回転させても重ね合わせることが出来ない性質を持っています。
15度捩れたものを右に回すと15度捩じったものは、右と左に回すのでは、振る舞いが変わります。しかし、何度、捩じるとこの効果が大きいのか、良く分かりませんでした。どうやら、机とラトルバックの摩擦でも変わるようです。市販のものは、ツルツルでラトルバックの効果も良く分かりますが、3Dプリンタで印刷したものは、摩擦も大きく、分かりにくかったです。
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