Csardas Sandals制作日記

Created Date: 2019-07-21/ updated date: 2019-07-22
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    Summary
    SFCの授業である田中浩也教授の「Digital Fabrication」においての、
    Digital Fabricationを用いたサンダルの制作日記

    Materials

      Tools

        Blueprints

          Making

          • 愛用しているblundstone社の#510のブーツをRhinocerosで3Dモデリング
          • インソールに対して、ラティス構造を組み込み、そのラティス構造の密度を足の形に合わせて変えることで自分の足にフィットしたクッション性を持たせることができるのではないか、と考え制作した3D Printedインソール
            • 自分の足の裏の形にフィットしたインソールを作りたいので、まずは自分の足の裏の形を3Dデータ化するところから始めた。

              粘土を踏みつけて足の裏の形を取り、それをSenseを使って3Dスキャンする。
            • GrasshopperのプラグインであるAxolotlを用いて、ラティス構造を生成していく。


              ラティス構造の密度をどうグラデーション化させるかに悩んだ。

              今回は、足裏の形の中でZ軸において1番高い場所を起点として、そこからXY軸平面にて密度が大きくなっていくような構造にした。

              Gyroid, Lidnoid, Diamondの3種類のラティス構造を用いてモデルを作成してみた。
            • 所有している、3Dプリンタの造形範囲では一括で出力できないので、2つに分割して出力

              出力には前後それぞれに12時間ずつかかった。
            • インソールとしてはサイズが大きすぎた。
              想定していたクッション性は全く無かった。
          • Auxetic Patternを用いた靴のアッパー制作のテスト
            • GrasshopperのプラグインであるMeshMachineを用いて、足の外形となるメッシュに対して、均等な大きさのメッシュで分割し、それぞれの三角メッシュに対してAuxeticPatternを適応させる。
            • Rhinocerosデータ(.3dm, .gh)
              https://drive.google.com/open?id=1CHVZszgbFXv1rNmTPiFZLnFTdOipbt97
          • 三谷純さんの折り紙研究ノートにあった、三角形のスパイラルの折り紙を折ってみた。

            ISSEY MIYAKEシリーズの服飾にもこのパターンのバリエーションが使用されたデザインのものがあるらしい。

          • 気分屋の人のために、その日の気分によって、アウトソールを変えられるようなサンダルを制作した。
            ポップな気分の日は、クッション性の高いアウトソールを
            タイトな気分の日は、クッション性の低いアウトソールを

            また、簡単にアウトソールを交換できるような構造にすることで、
            それぞれの人に合わせたアウトソールを作って装着することができる。



            • Csardas Sandalsという名前は、Vittorio Montiという作曲家が作曲した"Csardas"という曲から取ったものである。

              Csardasという曲は、1つの曲の中でも、スローで厳かで哀愁漂う雰囲気な曲調であったり、アップテンポに軽やかな曲調になったりする曲である。また、この曲は演奏者によって、同じ曲であるのに関わらず多様な違いをみせる。1つの曲の中で、多様に曲調が変化するところや、演奏者によって変幻自在に変化する"Csardas"という曲が、今回制作したサンダルのコンセプトにマッチすると思いこの曲名を使った。
            • 授業の数時間前まで、徹夜でそーやと靴を作っているときの写真。

              作るのに没頭していると、周りがめちゃめちゃ汚くなる。

          • 1周目のサンダルの出来栄えが気に食わなかったので、
            1から作り直し
            • 足の甲の部分にかかるアッパーの外形のカーブを作り、
              その外形の範囲内で反応拡散のシミュレートを行う。

              反応拡散によって生成されたイメージを、openCVのCanny法を用いてEdge検出し、
              そのEdgeをGrasshopperに取り込んで、レーザーカット用のデータを作る。
            • 作成したーカットデータからレーザーカットし、
              それぞれを縫い付ける。

              地獄のような作業だった。

              取り付ける革はそれぞれ種類が異なり、とかげやサメや蛇やエイなどの革を使用している。
            • 牛のぬめ革をレーザーカット。

              右の親指アッパーには、ニーフットオイル
              左の親指アッパーには、渋柿を塗布したので、それぞれの経年変化の違いが楽しめるかも?
            • サンダル裏面から出ているアッパーの縁に縫製を施して引っかかる部分を作る
            • #3の時と同様に、GrasshopperとAxolotlを使ってラティス構造を組み込んだアウトソールを制作。
              一方はクッション高めな構造にし、もう一方はクッション性低めの構造にモデリング。

              クッション性の高い方のアウトソールは、Lidnoidというラティス構造を用いてモデリング
              クッション性の低い方のアウトソールは、Diamondというラティス構造を用いてモデリング

            • ラスト2週、サンダルを作ったグラスホッパーの結果
              しっちゃかめっちゃか


              なんか、街みたい
              鳥にも見える
            • クッション性があまりないアウトソールの歩行テスト
              タイトな気分の時に装着したいアウトソール

            • クッション性の高い方のアウトソールでの歩行テスト。
              ポップな気分な時に装着したいアウトソール

              クッション性があって、思わず跳ねたくなってしまう。
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