①3Dプリンターの出力時に何度か止めてミルで粉砕した藁を混ぜていきます。 ②市販の納豆を常温にして、よくかき混ぜ、オブジェ全体につけます(※1)。 ③オブジェを湿った布に包み、中にも水分が行き渡るように滴下します ④湿った布は穴をあけるなどして、空気を取り込めるようにします。 ⑤電気あんかや湯たんぽ、冬場はこたつなどで35~40°くらいになるよに保温します(24h) ⑥成功すると全体がねばり納豆臭くなります。 ⑦納豆を取り除き、新しい布でしっかりふきます。そのままシリカゲルなどで常温乾燥します(5H以上) ⑧熱湯(85~95°)で加温、とりあえず10分としました。 ⑨100°以下で乾燥させたら完成。
Natto Fabrication(納豆ファブリケーション)
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Summary
3Dプリンターに藁を混ぜながら好きな形を出力し、2枚目のように納豆菌を繁殖させます。納豆菌繁殖時は臭いですが、処理を正しく行うとほとんど臭くなくなります。シリカゲルを詰めて、除湿器にしたり、水中に入れて水質浄化に使えます(※1)。元の発想は、日本の蔵の土壁から。3枚目のように土壁も中に藁を混ぜることで湿気を吸った土壁が中で腐ったり、土が崩れたりすることを防いでいるそうです。納豆菌は、常温で乾燥後、熱に強い芽胞状態になるため、他の菌と分離しやすく、好気性菌(空気中で繁殖)で繁殖力が強いため、非常に扱いやすい菌です。人体にほぼ無害なのもいいです。菌の世界にふれる第一歩にふれてみてはどうでしょうか?
※1 水中に入れる場合は、エアレーションの近くか、浮くように作って、水面に一部が出るようにします。
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Materials
Tools
Blueprints
Making
References
Usages
Project comments
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