- Adobe Illustratorを使用し、出力用データを作成。
・バラバラになっているスライスデータを一カ所にまとめて等高線状にする。
支柱用の穴の位置を決める。
・等高線を必要枚数分コピーし、不要な線を消していくことで
一枚一枚のカットラインを作成。
実際の丸太の形状を写し取りガイドラインとして、
この中に収まるようにカットラインを配置します。
また、外枠の四角の左上をレーザーでカットする際の
原点としておきます。
Wood slit Light 〜FUJI SAN SHINE〜
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License
Wood slit Light 〜FUJI SAN SHINE〜 by N-Tachibana is licensed under the Creative Commons - Attribution license.
Summary
木を切ることで森や山の中に光を採り入れる"間伐"という行為から着想を得て、
木を切ることでそこから光が溢れ出し中から山が現れるという、
そんな照明を考えてみました。
木を切ることでそこから光が溢れ出し中から山が現れるという、
そんな照明を考えてみました。
Materials
Tools
Blueprints
Making
- 事前に今西工場にて、丸太材(約100mm厚)をスライスしていただき、
丸太材(約5mm厚)が10枚と丸太材(約20mm厚)が1枚できました。
表面にひび割れのあった側では、カットの際に割れが生じてしまったようです。 - 丸太材(約50mm)は、ノコギリを使って自力でカットしました。
丸太を動かないよう台座に立てて固定し、まっすぐ切るためのガイドを作って
これに沿って切ります。
丸太材(約30mm厚)と丸太材(約20mm厚)の2枚ができました。 - 作成したデータを元に、スライスした板をレーザーカッターでカットしていきます。
使用したのはこちらのレーザーカッター(UNAVERSAL)
型紙を使って丸太をセットし原点合わせをしました。
ヒノキの板約5mm厚に対して、パラメーターは
・Power 100
・スピード60
でカットしました。 - 丸太材(約30mm厚)と丸太材(約20mm厚)の加工を行います。
・30mm厚の方は、下部の台座にするので電球を仕込むためのスペースとケーブルを通すための穴をあけます。
中央の穴はホールソー(38mm径)を使用して穴をあけます。
側面のケーブル用の穴は、カット時に使用したガイドを使って立てておき電動ドリルで穴をあけます。
・20mm厚、30mm厚の両方に支柱を立てるための穴をドリルを使用してあけます。
貫通しないようにストッパーをつけています。
- スライスした板の間に余白を設けるためのスペーサーを作ります。
素材
・皮の端切れ材(3mm厚)
道具
・皮抜きポンチ(8mm)
・皮抜きポンチ(15mm)
・ゴムハンマー
・傷がついてもいい台(そのへんに転がっていた角材を使いました)
行程
(1)まずは15mmのポンチで外周を打ち抜きます。
(2)次に8mmのポンチで内側をくり抜きます。
(3)おしまい。 - 材料
・ダブル電線(0.85sq) ・圧着接続端子
・はんだ ・T10ウェッジ用ソケット
・φ2.1DCジャック ・スイッチ
・ゴム栓
工具
・電工ペンチ ・半田ごて ・木工用ドリル
行程
(1)ソケットと電線を圧着接続端子を被せてかしめる。
(2)DCジャックと電線をはんだづけ。
(3)電線を途中でカットし、スイッチを割り込ませる。
(4)ゴム栓に穴をあけ、ソケットを差し込む
- せっかくなので、「FUJIMOCK FES 2015」のロゴをどこかに入れたいなと思い
ステンシルを施しました。
行程
(1)まずはステンシルの文字をプリントし、板にあてがって位置を決めます。
(2)文字部分を、カッターナイフでちまちまと切り抜いていきます。
(3)マスキングをして、余分なところを覆い隠します。
(4)年輪の雰囲気を損なわないよう、クリア系の缶スプレーをチョイスして吹きます。
(5)完成! - 5mm厚にスライスした輪切りの板の反りが思った以上に強く、光や視線を遮ってしまう。
(真横か、やや下気味からのぞきこまないとそれっぽく見えない...)
修正を試みたものの、徐々にまた反りが戻ってきてしまう。
レーザーでくり抜いた内部の穴が小さいものほど、反りが強いようにみえる。
対策
・なるべく厚めにスライスすることで変形を抑えられないだろうか。
・修正をして平らになった状態で、ニスやオイルなどを塗り樹脂を浸透させて固めてみてはどうか。
などなど、まだまだ試してみるべき余地はありそうです。
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